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運動・我慢ゼロで痩せる!医学博士が教える「食べても太らない人の習慣11」

  • 2022年05月24日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

自分と同じように食べていて、特別ダイエットをしているわけでもないのに、なぜか太らない人!…って、いますよね? 「食べても太らない人」も「そんなに食べていないのに太る人」もいます。

いったい、何が違うのでしょうか? 医学博士でダイエットのスペシャリストである永田孝行先生に「食べても太らない人」に共通する「やせる生活習慣」を教えてもらいました!

運動も我慢もストレスもなし!今すぐマネして、食べても太らない体を手に入れましょう。

【食べても太らない人の習慣1】「まっすぐな姿勢」のチェックタイムを作る

日々生活していると、スマホを見ているときなど、いつの間にか姿勢がわるく、猫背になっていることがあります。じつは「食べても太らない人」は常に姿勢がいいか、もしくは気づいたら姿勢を正そうと意識しているのです。

永田先生によると猫背は「太る」もと(「老化」のもとでもあるのです)。正しい姿勢でいるだけで、血液循環がよくなり、体温も上がります。血液循環や体温など、めぐりが悪くなると自律神経が乱れて、老けて太るのです。

例えば、歩いているとき姿勢がわるいと、足を前に出しづらくなってしまい、歩行スピードが落ちますよね。その結果、腕も振れなくなり、全身の活動量、運動量が落ちていきます。
また、姿勢がわるいと血液が滞り、臓器の代謝が下がります。血液が末端まで滞りなく巡らないと、冷え性の原因に。深部体温が下がってしまい、水分代謝がわるくなり、むくみやすくなります。

正しい姿勢を心がけるだけで、代謝が上がり、太りにくくなるというもの。1日のうち何回か、自分の姿勢をチェックするタイミングを設けましょう!

【食べても太らない人の習慣2】朝食は「起きて30分以内」に食べる

朝の起き抜け「30分以内」に食べることで、副交感神経から交感神経へと切り替わるのがスムーズになります。

1日の中で、交感神経優位の時間が長いと、それだけ消費カロリーが多くなるのが、食べても太らないコツ。朝食を食べて、1日の消費カロリーを増やしましょう!

【食べても太らない人の習慣3】「大股&早歩き」で歩く

特に中高年は、歩くスピードが早い人のほうが長生きと言われるほど、早歩きはとても大切です。「せっかち」と思われるくらいの勢いで歩いたほうが、運動量が必然的に多くなるため、太りません。

また、一定のリズムで体を動かすことでストレス発散の効果も。ストレスホルモンが増えると食欲が増してしまうので、歩くことでストレスを自然と発散させるのも、太らないコツです。

【食べても太らない人の習慣4】「市販の揚げ物」は食べない

揚げ物の油は酸化しやすく、血管の中に老廃物を付着させ、ドロドロ血液に。血流がわるくなると、全身に栄養が届かず、臓器の代謝が落ちてしまいます。太らないためには、筋肉を増やすより、臓器の代謝を上げて、基礎代謝を上げるほうが大事。ドロドロ血液は「太る」と「老化」を促進させてしまうので、酸化した油を使っていることの多い惣菜など、市販の揚げ物はなるべく避けましょう。

【食べても太らない人の習慣5】午前中に「コーヒータイム」を設ける

カフェインは脂肪燃焼効果が高いので、コーヒータイムを設けるのは、太らない習慣といえます。エネルギーの分解が早まり、疲れにくくなる効果もあります。できれば、朝のうち、せめて午前中に、コーヒーを1杯飲む習慣を作りましょう!

【食べても太らない人の習慣6】ソファで「ダラダラ横」にならない

太らないためには、「寝るとき以外は横にならない」ことが基本です。テレビを見ながらなど、ソファでダラダラ横になる習慣のある人は、要注意!

自然と、消費カロリーも少ない傾向にあります。テレビは立って見るぐらいのつもりで、なるべく活動量を増やしましょう。

【食べても太らない人の習慣7】週1回は「41度の湯船に10分」つかる

41度のお湯に10分浸かると、細胞の損傷を防ぐタンパク質の一群「熱ショックたんぱく質」(ヒートショック・プロテイン)が分泌されます。「ヒートショック・プロテイン」は、損傷を受けた細胞を、ストレスがかかる前の状態に修復、整備する働きを持っています。
その結果、免疫細胞が増えて、太りにくい体に。

ぬるめのお湯に30分半身浴するより、41度のお湯に10分入浴するほうが効果絶大です。子どもと入浴しないといけないなど、難しい場合は、入浴剤などで「短時間の炭酸浴」をするのもオススメです。炭酸浴ならお湯がぬるくても体が温まり、熱ショックたんぱく質の分泌量も増えます。

お風呂に入らないで寝るなんて、もったいない…。週1回でもいいので、「41度10分のやせる入浴」を始めましょう!

【食べても太らない人の習慣8】晩酌は「水」と一緒に。おつまみは「手のひら分」

アルコールは太らないけれど、肝臓で分解されるので、肝臓に脂肪を溜めこんだ状態(脂肪肝)になりやすいのが特徴です。
脂肪の分解能力が低下するので、アルコール自体のカロリーは低くても、太りやすい体質になるのです。お酒を飲むときは、分解を助けるつもりで同じ量の水を飲みましょう。

おつまみは、揚げ物はNG。オススメはえいひれ、チーズ、大豆、ナッツなどの栄養価の高いものがおすすめ。できれば「手のひら1枚分」くらいの量を目安に楽しみましょう。

【食べても太らない人の習慣9】「寝る前2時間」は食べず、空腹で寝る

寝る前に食べたものは、「脂肪になりやすい」という特徴があります。また寝る前に食べると、細胞の修復やダイエットにも効果的な「成長ホルモン」の分泌が促されません。

食事は寝る2時間前までに済ませて、腸管を翌朝まで約7時間、空っぽにしておくことで、翌朝の排便を促すホルモン(モチリン)が分泌されます。朝食を受け入れる準備もでき、便秘の解消も期待できます。

【食べても太らない人の習慣10】「睡眠は7時間」で、寝ながらやせる

じつは何時に寝るかよりも、ダイエット的には「トータルの睡眠時間」が大切。7~8時間ほど寝るとホルモンが活性化され、ストレスが解消されて、細胞が修復されます。短時間の睡眠ではストレスが溜まりやすく、太りやすくもなるのです。

逆に睡眠が9時間以上の場合も太りやすくなるので、寝過ぎにも注意!

【食べても太らない人の習慣11】ご飯やパンは「完全」に抜かない

糖質オフダイエットが流行していますが、ご飯やパンといった炭水化物などの糖質を完全に抜いてしまうと、逆に太りにくくなってしまいます。

(※糖尿病などによる医師が指導する食事療法は除きます)

糖質を減らし過ぎると血糖値は下がりやすく、低血糖状態に。そうすると筋肉細胞を分解して糖をつくる「糖新生」という働きが起こります。

糖質を完全に抜いてしまうと、体重は減りますが、そのまま脂肪を燃やす筋肉量も減ってしまいます。

結果、代謝が低下。糖質の代謝能力が低下して、少量の糖質を摂っても血糖値が過剰に上昇しやすく太りやすくなってしまいます。

食べても太りにくい体を作るためには、ご飯やパンなどを完全に抜かないことが重要です。

生活習慣をマネして「食べても太らない人」になろう!

いかがでしたか? どれも難しいことではなく、今すぐにでも始められるものばかりです。
一度にすべてを習慣化するのは大変でも、1つずつ気をつけていくのなら、辛いダイエットに励むよりも簡単で健康的! 

ぜひ少しずつ、太らない人の生活、始めてみましょう♪

監修・執筆者紹介

【医学博士】永田孝行 先生

医学博士、健康科学博士。一般社団法人日本ダイエットスペシャリスト協会理事長。生活習慣病予防と改善の為の食事療法から「低インシュリンダイエット」を提唱。生活習慣病予防と改善対策など指導を実施。食材や健康食品の研究開発、雑誌、テレビ、新聞などメディアにも多数出演。
永田孝行

永田孝行先生の書籍もチェック

東京大学大学院医学系研究科にて肥満と代謝を研究し、食事療法を基本とした「低インシュリンダイエット」を提唱した永田先生。「ダイエットベーシックブック」(評言社)「日本人のDNAに効く永田式行き着く先のダイエット」(悟空出版)など関連書籍がベストセラーになっています。
また、アメリカスポーツ医学会公認EP-C(エクササイズフィジオロジスト)の資格をいかし、特異的な体脂肪分解のメカニズムを解明した、部分痩せを可能にする著書「10days ポイントダイエット」(高橋書店)なども出版。
今回紹介したダイエットテクなども解説されているので、ぜひチェックしてください。

【書籍情報】
「ダイエットベーシックブック」
発売元:評言社
価格:1,980円(税込)

「日本人のDNAに効く永田式行き着く先のダイエット」
発売元:悟空出版
価格:1,320円(税込)

この記事を書いた人
ライター
田谷峰子

主婦向け生活情報媒体をメインに、ときどき旅記事なども執筆。
日々の生活を楽しく豊かにハッピーに送るためのヒントをお届けしていきます。

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