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【医師が伝授】コロナ渦で「インフルエンザ対策」はどうしたらいい?「正しい撃退法」とは

  • 2020年11月30日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
インフルエンザが気になる季節がやってきました。特に今年は新型コロナウイルスの影響もあり、早くからインフルエンザのワクチンを接種し、対策を取っている人も多いようです。

できれば予防接種以外にも自分でできる対策について知り、インフルエンザを寄せ付けない体づくりを目指したいですよね。

インフルエンザの正しい知識と撃退法について、医師の木村好珠先生に教えてもらいました。

インフルエンザってどんな病気?

インフルエンザと風邪の違い

実はインフルエンザは「風邪症候群」の1つです。しかし、症状などの違いから、通常の「風邪」とは分けて考えられることが多いです。
一般的な「風邪」の症状は比較的ゆっくり現れ、鼻水が出る、喉が痛いなど体の一部に症状が出るものから、全身に症状が現れるものまで様々です。また、風邪の原因はほとんどがウイルスですが、まれに細菌が原因の場合もあります。

一方、インフルエンザは「インフルエンザウイルス」というウイルスのみで発病します。このウイルスは、他のウイルスに比べて感染力が強いのが特徴です。症状は急激に現れ、関節痛や高熱、強い倦怠感などを伴う全身症状になります。
また、高熱が出て脱水症状になったり、肺炎や脳炎などの重症化を招きやすかったりするため、一般的な風邪よりも恐れられているのです。

特に、高齢者、乳幼児、呼吸器疾患を持つ方や、免疫低下状態の方は重症化しやすく、最悪の場合死を招く危険性もあるので注意が必要です。

冬にインフルエンザが流行する理由

ウイルスというのは、湿度が十分にある空間では、空気中の水分を取り込んで重さを増し、長時間空気中に漂うことができません。しかし、冬のように空気が乾燥した環境では、ウイルスの水分量が少なく軽くなり、比較的長い時間空気中を漂うことが出来るようになってしまいます。

また、冬は寒くて水分補給を忘れがちですが、体の水分が足りないと、ウイルスを外に出そうとする「線毛」という組織がうまく働かず、その結果体に入ろうとするウイルスを外に出すことができなくなります。 こうした理由から、冬にはインフルエンザが流行しやすいのです。

インフルエンザ予防法Q&A

Q:新型コロナと同じ対策でいいの?

インフルエンザも新型コロナウイルス感染症も、種類は違えどウイルスであることに変わりはないため、基本的な対策は同じです。
コロナウイルスの蔓延により感染予防策については、多くの方が意識していると思いますので、それを続けてください。手洗いやうがい、マスクの着用、密になるところを回避する、そしてウイルスはアルコールで感染力を失いますので、アルコール消毒も有効な策と言えます。

Q:子どもが感染しないためにできることはあるの?

基本的な対策は、大人も子どもも変わりません。ただ、子どもは大人の知らない間に興味本位で色々なものを手に取り、その手で顔を触っています。ですので、子どもの手の届く範囲の家具や遊具は、なるべくアルコールで消毒しておくとよいでしょう。

Q:ワクチンで感染を防げるの?

インフルエンザのワクチンには効果があり、接種するべきということは、日本の厚生労働省だけでなく、CDC(アメリカ疾病対策センター)やWHO(世界保健機関)も提言しています。ただし、ワクチンはインフルエンザの感染自体を防ぐものではありません。
「感染」とは、ウイルスが体内に侵入してくることですが、これはワクチンを打ったところで防ぎようがありません。ワクチンで防ぐのは、「感染」ではなく「発症」です。体内にウイルスが侵入してきた時に、すぐに免疫が働き、発症を抑えるのがワクチンの役割なのです。

また、ワクチンを接種しても、インフルエンザにかかったことがあるという方もいると思います。型が違うケースや、元々免疫が低い高齢者や子どもは、ワクチンを打っても発症してしまう場合がありますが、症状は軽減されます。重症化を防ぐことは、インフルエンザ脳炎などで後遺症を残さないために大変重要です。

Q:自宅や職場で感染しないためにできる環境づくりはある?

前述した通り、乾燥している環境は感染のリスクになります。室内では加湿器をつけるなどの工夫をしましょう。加湿器に、次亜塩素酸水を入れているという方を見かけますが、人によっては皮膚にかゆみが生じたり、アトピー性皮膚炎が悪化したなどの声もあるため、あまりおすすめはしません。基本的に、加湿器に入れるのは水でいいですし、うがいも真水でしてください。

そして、やはり人混みや密閉空間は感染のリスクになりますので、できる限り避けるようにしましょう。

漢方で自然治癒力を高めよう

「健康のために時間や労力をかけられない」「生活習慣を変えるのはムリ!」という方の不調改善にうってつけなのが、漢方薬です。 漢方薬は、もともと備わっている「免疫力」や「自然治癒力」といった”健康力”を引き出すために、薬の働きで体全体を整えてくれるものです。

もし、体調不良に悩まされているなら、それは体質によることが多いのですが、漢方薬はこの体質を「良い体質」に変えるために心身全体に作用します。
もちろん、バランスの取れた食事や、体質に合った運動をこなせば、それに越したことはありませんが、たとえ理想どおりに行かなくても、自分に合った漢方薬を毎日続けることで、望ましい健康状態を手に入れることはできるでしょう。

インフルエンザ予防、免疫力アップを目指したい人におすすめの漢方

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

なんとなく元気がわかなかったり、疲れているな、という時に、私も愛用している漢方がこの補中益気湯です。疲れをとる以外にも、「NK細胞」という免疫細胞を活性化させることが明らかになっています。

  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

この漢方は、もともと手術後などで体力がかなり低下した方の体力アップに使用される漢方です。「マクロファージ」や「NK細胞」などの免疫細胞を活性化させる効果があります。

  • 小柴胡湯(しょうさいことう)

免疫系に作用を及ぼすと言われている漢方です。上の2つと同じく、体力低下の時に用いられますが、特に吐き気があったり胸脇苦満(きょうきょうくまん)と呼ばれるみぞおちあたりが張って苦しいといった症状がある人に適している漢方です。

ただ、注意しなければならないのは、選んだ漢方薬が自分の今の状態や体質に合っているかどうかということです。もし合っていなければ、目指している健康状態を手に入れられないばかりか、副作用がおきることもあります。
自分に合う漢方薬を手軽に見つけるための専門サービスとして、A Iを利用した「あんしん漢方」が話題になっています。そういったサービスを活用するなどして、漢方に精通した専門家に相談することをおすすめします。

免疫力を高め、健康体で冬を過ごしましょう!

コロナウイルスの蔓延により、普段から免疫力を高めたいと願う方が増えたと思います。免疫力を高めることは、様々な病気の撃退につながります。できることから対策を取り入れて、ウイルスに負けない体を作りましょう!

インフルエンザ対策について教えてくれたのはこの方

漢方医/精神科医 木村好珠
 
渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事 医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶應大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分ける事を信条とする。渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病など様々なテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。⇒木村好珠のオンライン診療 ⇒木村好珠監修あんしん漢方
漢方医/精神科医 木村好珠

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