オキシクリーンは換気扇には使えないの?"中の人"の「失敗例」も紹介

  • 2021年03月29日更新

こんにちは、「1日1オキシ」をしながら、大掃除を避けようと思っているヨムーノ編集部です。

「オキシ漬け」で有名な洗剤、オキシクリーン。オキシクリーンが持つ洗浄力が好きで、手放せない方も多いのではないでしょうか?

オキシ漬けって万能!と思いがちですが、実は苦手な素材、使ってしまうと変色の可能性がある素材もあるんです。
今日は「やってはいけないオキシ漬け(キッチン編)」を紹介します。

オキシクリーンは「金属」には使ってはいけない

▲オキシクリーンに記載の注意事項

オキシクリーンはどんな汚れでも落とせる!と思いがちですが、実は使ってはいけない素材があります。

オキシクリーンを使う前にチェックしてほしいのが、オキシクリーンのパッケージ。裏面をよく見ると「使用不可」の素材が載っています。宝石類、金属全般、金属製の付属品、ラテックス塗料などには使用できません。

大掃除する際に、金属製のものをどうにかしたいなと思うケースは多いと思います。例えば金属製の換気扇、シンク、金属製の鍋やフライパンなど、オキシ漬けするとピカピカになりそうなイメージがありますよね。

ですが、金属製品にオキシクリーンはNGです。

そもそも、オキシクリーンってどんな汚れに効くの?

オキシクリーンは、弱アルカリ性の洗剤です。酸性の汚れに対して、アルカリ性で中和させることで汚れに対処します。 ですので油汚れや皮脂汚れといった、いわゆる"酸性の汚れ"に効果を発揮します。

一方で「水垢」「石けんカス汚れ」「尿石」などの汚れには不向きです。

キッチンで言えば、油汚れにはオキシクリーンのパワーは十分に発揮できるはず。汚れや嫌なにおいにオキシクリーンは効果的です(汚れの種類や程度によって異なります)。

オキシクリーンをキッチンで使うなら、食器はOK

キッチンで「オキシクリーンを使えるもの」は、ざっくり分けると以下の通りです。

  • オキシクリーンOK
    ⇒食器、プラスチック製のタッパーや換気扇など

  • オキシクリーンNG
    ⇒金属素材の換気扇や鍋、フライパン、シンクなど

「金属製品」をオキシ漬けしたらどうなる?

といっても、「使っちゃダメ」って言われると逆にどうなるか気になりませんか?
今回は金属製のいろいろな素材をオキシ漬けしてみました。

①ステンレス

ダイソーで購入したステンレスのバットです。お肉やお魚の下処理や、揚げ物などに使えて便利ですよね。
タッパーにお湯で溶かしたオキシクリーンを入れて、数時間放置。

あれ……?特に変色などは見られません。

②アルミ

ダイソーで150円(税別)で購入したアルミ鍋です。150円で鍋が買えるんですね。

こちらも特に変化はありません。

鉄・真鍮・銅メッキ

ダイソーで購入したイヤリング。裏面の記載を見ると「材質:鉄・真鍮・銅メッキ」とあります。
片方だけオキシ漬けしてみました。

▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたもの

特に変化はないようです。

いろいろな金属製品で試してみましたが、特に素材の変化は見られませんでした。

金属製品をオキシ漬けした「失敗例」も

アルミ製の換気扇がまだら模様に

photo by 藤野こと

こちらはヨムーノライター藤野ことさんのおうちの換気扇です。

変色しているのが分かりますか?

オキシ漬けをする前はシルバーだったそう。 換気扇と言ったら”オキシ漬け”でしょ!と思っていて、試してみたところこのような結果に。

シンクのコーティングが剥がれた

photo by 藤野こと

先ほどの換気扇のオキシ漬けは、キッチンのシンクでやったそうです。

photo by 藤野こと

その結果、シンクのコーティングが剥がれてしまい、ステンレスの輝きを失ったとのこと。

金属製のシロッコファンがまだら状に変色

オキシクリーンの"中の人"自ら、自宅の換気扇で試した例がこちら。
スライドしていただくと……、アルカリ焼けを起こし、まだら状になっているのがわかります。

アルミ鍋がアルカリ焼け

もう一つ、オキシクリーン"中の人"の実験をご紹介。
アルミ鍋をオキシ漬けしてアルカリ焼けを起こしています。

オキシクリーンの"中の人"に聞いてみた

ステンレスやアルミなどの金属製品でも、オキシ漬けして「変化があるもの」「変化がないもの」があるのは一体どうして?
オキシクリーンの"中の人"である株式会社グラフィコの田邊さんに聞いてみました。

ーオキシクリーンに「金属はNG」とありますが、ステンレス製品にオキシ漬けしても特に変化がなかったのはどうしてですか?

田邊さん: 一般的にステンレスは錆や変色に強いとされてますね。
語源として、「stainless steel…stain=汚れ、さび less=ない steel=鉄」なので。

田邊さん: ステンレスは、鍛練の精度やコーティング加工などによって、種類・型番が相当数あります。大丈夫 or ダメというのが一概に言えないため、「金属は変色の可能性があるのでご注意」としてます。

ーステンレスと一口に言っても種類や型番が違うので、影響の度合いがわからないのですね。
ちなみにステンレスよりもアルミ製品の方が、オキシ漬けすると反応を起こしやすいのでしょうか?

田邊さん: そうなんです。一般的にはアルミ製品のほうが腐食に弱く変色しやすいです。
アルミ製品に酸性の液体が付着しても変色を起こす場合があります。例えばクエン酸とか酸性の性質を持つ洗剤ですね。

ーそうなんですね!もしかしたら何事も起こらない可能性はあるけれど、安全にいくなら「金属製品にオキシクリーンはNG」と思っておいた方が良さそうですね。

オキシクリーンは食器汚れには効果的

紅茶やコーヒー、お茶などの茶渋は、オキシクリーンにおまかせ!
40〜60℃くらいのお湯を入れてオキシクリーンを溶かし、しばらく放置してよく洗い流したら、こんなにキレイに!

オキシ漬けのやり方おさらい

・「40〜60℃程度のお湯4Lに、オキシクリーンスプーン1杯くらい」を目安に入れてよく溶かす
・汚れの程度にあわせて、20分から最大で6時間ほど漬けおき

普段は全然気にしていなかったのですが、マグカップの裏側に、なにやら覚えのない汚れがついていました。
こちらもオキシ漬けした後こすると、ほぼキレイになりました。

オキジップでやるとラクチン

ちなみに、マグカップはオキジップ(ジップロック®︎にお湯とオキシクリーンを入れる方法)でオキシ漬けしました。

途中でマグカップを横に倒して、底面もオキシ漬けできるようにしました。

オキシクリーンは酸素を出し続けけていますので、くれぐれもジップロック®︎のファスナーは閉め切らないようにご注意ください。また隙間から水漏れする可能性もありますので、シンクや洗面器など、水漏れしても良い場所で試してみてくださいね。

結論:金属製品をオキシ漬けすると変色する可能性がある

普段あまりお手入れしない換気扇などを掃除しようと思うと、つい洗浄力が強い洗剤に頼りたくなってしまいますよね。
ですが、オキシクリーンは「金属製」に使うのはNGです。ご紹介したように変色してしまう可能性があります。

掃除の際には、素材をよく確認して、オキシクリーンは金属製のものに使わないようにしましょう。

食器やプラスチック製品にはオキシクリーンは効果を発揮します!賢く使い分けて、効率よくお掃除しましょう。

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