「家族が濃厚接触者になったら?」判断に重要な要素と家庭で注意すること

  • 2021年03月29日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

先日、長男が通っている幼稚園から「保護者に感染症の陽性反応が出た」というお知らせが届きました。
同じ幼稚園に通っているお子さんも検査対象になるらしく、検査結果によっては同じクラスまたは園児全員が“濃厚接触者”という判断になるかもしれない……というお知らせでした。

また、長女が通っている小学校からは「家族に“濃厚接触者”が出た場合、通学は控えるように」というお知らせも来ています。万が一の場合は、長女も長男も“濃厚接触者”扱いになり、結果的に家族全員が“濃厚接触者”と言われるんじゃないかと不安な新年となりました。

今、「家族がコロナになったら…」という不安を抱えている方が多いのではないでしょうか?

そこで、厚生労働省と東京都福祉保健局の情報から、今すぐ役立つ情報をまとめてご紹介します。

※2021年1月14日時点の情報です。最新の情報は厚生労働省・東京都福祉保健局のホームページをご確認ください。

濃厚接触者とは(濃厚接触者の定義)

濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。

濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、

  1. 距離の近さ

  2. 時間の長さ

です。
必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

新型コロナウイルス感染者から、ウイルスがうつる可能性がある期間(発症2日前から入院等をした日まで)に接触のあった方々について、関係性、接触の程度などについて、保健所が調査(積極的疫学調査)を行い、個別に濃厚接触者に該当するかどうか判断します。

接触確認アプリ「COCOA」を利用いただくと、陽性者と、1m以内、15分以上の接触の可能性がある場合に通知が行われ、速やかな検査や治療につながります。

なお、15分間、感染者と至近距離にいたとしても、マスクの有無、会話や歌唱など発声を伴う行動や対面での接触の有無など、「3密」の状況などにより、感染の可能性は大きく異なります。そのため、最終的に濃厚接触者にあたるかどうかは、このような具体的な状況をお伺いして判断します。

濃厚接触者と判断されたら?検査はどうする?

濃厚接触者と判断された場合

濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。
濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の意見はこちらをご覧ください。

濃厚接触者も原則検査を行う方針

また、速やかに感染者を把握する観点から濃厚接触者についても原則検査を行う方針としています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000635506.pdf

なお、検査結果が陰性となった場合であっても、感染した方と接触した後14日間は不要不急の外出を控えるなど保健所の指示に従ってください。

家族に新型コロナウイルス感染の疑いがある場合、家庭で注意すること

ご本人は外出を避けてください。

ご家族、同居されている方も熱を測るなど、健康観察をし、不要不急の外出を避け、特に咳や発熱などの症状があるときには、職場などには行かないようにしてください。

ご家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、同居されているご家族は以下の8点にご注意ください。

(1)部屋を分けましょう

個室にしましょう。食事や寝るときも別室としてください。
子どもがいる方、部屋数が少ない場合など、部屋を分けられない場合には、少なくとも2mの距離を保つこと、仕切りやカーテンなどを設置することをお薦めします。寝るときは頭の位置を互い違いになるようにしましょう。

(2)感染が疑われる家族のお世話はできるだけ限られた方で。

心臓、肺、腎臓に持病のある方、糖尿病の方、免疫の低下した方、妊婦の方などが、感染が疑われる家族のお世話をするのは避けてください。

(3)マスクをつけましょう

使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください。
マスクの表面には触れないようにしてください。マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗ってください(アルコール手指消毒剤でも可)。 マスクが汚れたときは、新しい清潔な乾燥マスクと交換してください。マスクがないときなどに咳やくしゃみをする際は、ティッシュ等で口と鼻を覆いましょう。

(4)こまめに手を洗いましょう

こまめに石鹸で手を洗いましょう。アルコール消毒をしましょう。洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。

(5)換気をしましょう

風の流れができるよう、2方向の窓を、1回、数分間程度、全開にしましょう。換気回数は毎時2回以上確保しましょう。  

(6)手で触れる共有部分を消毒しましょう

物に付着したウイルスはしばらく生存します。ドアの取っ手やノブ、ベッド柵など共有部分は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。

※家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度が0.05%(製品の濃度が6%の場合、水3Lに液を25㎖)になるように調整してください。 トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。感染が疑われる家族の使用したものを分けて洗う必要はありません。 洗浄前のものを共有しないようにしてください。特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどで共有しないように注意してください。

(7)汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう

体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かしてください。
※糞便からウイルスが検出されることがあります。  

(8)ゴミは密閉して捨てましょう

鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外に出すときは密閉して捨てください。その後は直ちに手を石鹸で洗いましょう。

(参考)一般社団法人日本環境感染学会ホームページ
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/dokyokazoku-chuijikou.pdf

陽性になって入院や療養をした場合、どうなったら元の生活に戻れますか。

国内外の知見(後述)によると、発熱等の症状が出てから7日~10日程度経つと、新型コロナウイルス感染者の感染性は急激に低下し、PCRで検出される場合でも、感染性は極めて低いことがわかってきました。

そのため、以下の通り、入院や療養生活が始まってから、こうした期間が経過したかどうかと、各種検査の結果を総合判断して、元の生活への復帰が判断されることになります。

厚生労働省では、退院や療養生活を終了する際の判断基準を、以下のとおりまとめています。これまでの国内外の研究結果等を踏まえながら、随時最適な基準を定めてまいります。(直近では6月25日に基準を変更いたしました。)

なお、退院後の4週間は、毎日、体温測定を行うなどの自己健康管理といった対応をしていただきながら、社会生活を送っていただくことにご留意ください。

東京都福祉保健局が公開している「濃厚接触者」の定義

また、東京都福祉保健局にも「濃厚接触者」について触れられています。

濃厚接触者とは

「濃厚接触者」とは、患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、接触した者の内、次の範囲に該当する人とされています。

  1. 患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人

  2. 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人

  3. 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人

  4. その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)  (国立感染症研究所「積極的疫学調査実施要領」より)

「濃厚接触者」に該当するかどうかは、保健所が聞き取り調査を行った結果から、総合的に判断して決めます。保健所から濃厚接触者として連絡があった方は、下記の内容をご確認ください。

濃厚接触者の方へお知らせ

濃厚接触者の方は、新型コロナウイルス感染症患者と接触があった日の翌日から14日間は、発症する可能性があります。
この間のPCR検査の結果が陰性であっても、外出自粛し、健康観察をお願いします。

自治体HPなど必要な連絡先・情報源を控えておきましょう

ここでは「濃厚接触者」について、厚生労働省と東京都福祉保健局のホームページから一部を抜粋して紹介いたしました。
上記の内容と合わせて、お住いの自治体ホームページも事前にチェックしておくと万が一の時に慌てなくて済むことがあります。
この機会にお住いの自治体の連絡先も控えておきましょう。

※2021年1月14日時点の情報です。最新の情報は厚生労働省・東京都福祉保健局のホームページをご確認ください。

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