【薬剤師解説】花粉症を体質から改善したい!予防と撃退方法

  • 2021年03月30日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

そろそろ花粉が気になる季節がやってきました。鼻水や目のかゆみだけでなく、喉のイガイガ、さらには花粉症の症状がストレスとなりイライラしたり、頭がぼーっとしたりする人も少なくないと思います。

今回は、花粉症の正しい知識と撃退法について、薬剤師の西林聡裕さんに教えてもらいました。

これって花粉症?風邪?チェックリスト

花粉症とは、植物の花粉に対する免疫の過剰なアレルギー反応です。
スギやヒノキなどの花粉が体の中に入る際に、自分の体の免疫系統が過剰に反応することにより、くしゃみや鼻水、目のかゆみ、涙目といった症状を引き起こしてしまうのです。

現在、くしゃみや鼻水などの症状がある方は、まずは、以下のチェックリストで花粉症の可能性があるかどうか確かめてみましょう。

  1. 2月〜5月頃の間だけ鼻のかゆみやくしゃみ、目のかゆみがある
  2. 鼻水が水のように流れでる
  3. 鼻が詰まっている
  4. 目のかゆみがある
  5. 目が充血している
  6. のどがイガイガする
  7. 頭がボーッとする
  8. 体がだるい
  9. とくに朝方に症状がきつい
  10. 症状が2週間以上続く

この中で5個以上あてはまると、花粉症かもしれません。

すぐできる花粉症の予防と対策

1.とにかく花粉を避ける

花粉症は、物理的に花粉を避けることで予防できます。
外出する際は、メガネやマスクで花粉から目、鼻を守りましょう。マスクの中に湿ったガーゼなどを中に入れると、湿気と花粉がくっつき、鼻に花粉が吸い込まれにくくなるため、より効果的です。通常のマスクやメガネでも、花粉を約40〜70%抑えることができるといわれています。

身につける衣服は、ウールなどの花粉がつきやすいものは避け、つるつるした素材のものを選びましょう。常に自分の身近に花粉を寄せ付けないようにする対策が大事です。

また、帰宅の際には必ず服を払い、家の中に花粉を持ち込まないように気をつけましょう。花粉は顔にも付着しているので、うがい、手洗いと同時に洗顔も行うといいでしょう。

2.「鼻うがい」をする

また、花粉症にとくにおすすめなのが、「鼻うがい」です。
鼻うがいに使う液体は、塩分濃度が調整されているものを用いてください。塩分濃度が人間の体内と同濃度の0.9%だと、鼻に入っても痛くないのです。空気中のホコリや汚れと同時に花粉を洗い流す感覚は、1度覚えたらやみつきになりますよ。 鼻うがいは、風邪やインフルエンザなどに対する防衛策としてもおすすめです。

【鼻うがいができるもの】

ハナノアb シャワータイプ
https://www.kobayashi.co.jp/seihin/hna_s/index.html

サイナス・リンス スターターキット http://www.neilmed.jp/product/sinusrinse_k_10/

3.ビタミンDを摂取する

花粉症の予防策としては、ビタミンDのサプリメントを摂取することもおすすめです。ビタミンDが不足すると、花粉症などのアレルギーが発現しやすいことがわかっています。とくに日本人は、ビタミンDが不足しやすいようです。

ビタミンDの中でも、植物由来のビタミンD2よりも、魚介類に多く含まれるビタミンD3のほうが効果的といわれます。ビタミンD3は、鮭やしらす干し、あん肝に多く含まれていますが、サプリメントを用いれば十分な量を摂取できます。

さらに、鼻うがいと同様、ビタミンDは免疫系統に効果があると考えられているので、風邪、インフルエンザ予防にもなります。

4.市販薬をのむ

それでも症状が出るという方には、市販薬の使用をおすすめします。

目の症状には、ロートアルガードクリアブロックZ 13mLがおすすめです。

ロートアルガードクリアブロックZ
https://jp.rohto.com/rohto-alguard/eyedrop-clearblock-z/

くしゃみ、鼻水の症状がつらい方には、フルナーゼ点鼻薬がおすすめです。
フルナーゼ点鼻薬
https://www.flunase.jp/

体質改善を目指すなら漢方薬!

漢方薬は、医薬品としても効果と安全性が認められています。
花粉症やアレルギーの症状「目のかゆみ」「鼻水・鼻づまり」「くしゃみ」などの症状に効果が認められている漢方薬はいくつもあります。

花粉症に悩まされている場合、原因は体質であることが多いです。漢方薬なら、花粉症の症状に効果が期待できるだけでなく、花粉症などのアレルギー症状のでにくい体質を目指すことができます。

自分に合った漢方薬を毎日飲むことで、体質を根本から改善し、花粉症に悩みにくい体質を目指すことができるでしょう。

花粉症の方におすすめの漢方薬

  • 小青竜湯…くしゃみがとまらない、鼻水がサラサラですぐたれてくる方に。
  • 葛根湯加川芎辛夷…鼻詰まりが強い方に。
  • 麻黄附子細辛湯…手足が冷えてくしゃみや水溶性の鼻水がある方に。

ただ、注意しなければならないのは、選んだ漢方薬が自分の今の状態や体質に合っているかどうかということです。もし合っていなければ、目指している健康状態を手に入れられないばかりか、副作用が起こることもあります。

自分に合う漢方薬を手軽に見つけるための専門サービスとして、A Iを利用した「あんしん漢方」が話題になっています。そういったサービスを活用するなどして、漢方に精通した専門家に相談することをおすすめします。
あんしん漢方

しっかり対策して春を楽しもう

毎年この時期になると、花粉症の方は「また花粉か」と、憂鬱になりますよね。でも、きちんと対策をして、花粉症の症状がでにくい体質になれば、なにも恐れることはありません。

足りないものは補い、過剰なものは捨てる、ただそれだけで、新しい自分に変わることができます。体質を改善し、なりたい自分になるには、ちょっとした1歩から。

今回ご紹介した花粉症の予防法や対処法に加え、体質に合った漢方薬も取り入れながら、花粉症を体質から改善し、穏やかな春を迎えましょう。

花粉症対策について教えてくれたのはこの方

薬剤師 西林 聡裕
1981年千葉県生まれ。薬学部卒業後、調剤薬局にて薬剤師として従事し、店長、管理薬剤師などを経験。その後、人々に合う真の健康を模索するため医療業界を多面的に活動。所有資格は、研修認定薬剤師、漢方薬・生薬認定薬剤師、公認スポーツファーマシスト、日本抗加齢医学会指導士、NR・サプリメントアドバイザーなど多数。現在、既存の医薬品だけでなく、日本古来の漢方薬から最新のサプリメントまで幅広い知識で各々に合う体調改善を提案し活躍中。⇒不調の改善に!無料体質判定はこちら
西林 聡裕

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