2021年の春と秋のお彼岸はいつ?迎える準備・お供え物について

  • 2021年03月30日更新

春や秋によく聞く「お彼岸」。聞いたことはあるものの、どのような意味があり、何をするのか分からないという方も多いのでないでしょうか。

お彼岸になるとお墓参りをするのが一般的ですが、どうしてお墓参りをするのかを知らないでお参りをしている人もいるかも知れません。

そこで今回は、春と秋に2度ある「お彼岸」とは何なのか、何をするのかを解説していきます。 毎年異なるお彼岸の期間はどうやって決められているのか、手土産のマナーなどプチ豆知識も一緒に紹介していきます。

2021年のお彼岸はいつ?

お彼岸は1年に春と秋の2回あります。春は「春分の日」秋は「秋分の日」をお彼岸の中日(真ん中の日)とし、前後3日間の合計7日間がお彼岸の期間です。

お彼岸の初日を「彼岸入り」、お彼岸の最終日を「彼岸明け」といいます。

2021年春のお彼岸

春のお彼岸は春分の日を中日とした前後3日間です。2021年の春分の日は3月20日。春分の日と秋分の日はいずれも国民の祝日と法律で定められていますが、2021年の春分の日は残念ながら土曜日です。

もともと土曜日が休みの職業や学生などはあまり旨味が感じられないかもしれませんね。ちなみに、土曜日なので振替休日もありません。

  • 彼岸入り:3月17日(水)
  • 日中:3月20日(土)春分の日
  • 彼岸明け:3月23日(火)

2021年秋のお彼岸

秋のお彼岸は秋分の日を中日とした前後3日間です。2021年の秋分の日は9月23日の木曜日です。連休とはならないものの、2021年9月23日は祝日となります。

  • 彼岸入り:9月20日(月)敬老の日
  • 日中:9月23日(木)秋分の日
  • 彼岸明け:9月26日(日)

お彼岸の期間はどうやって決めている?

お彼岸の期間の基準となるのは「春分の日」と「秋分の日」です。いずれも国民の祝日に定められており、毎年日にちは異なります。つまり、それに合わせてお彼岸の期間も異なるということ。

春分の日と秋分の日は太陽の運行に合わせて決められます。太陽が天文学上で定められている「春分点」と「秋分点」を通過した瞬間を天文学用語で「春分日」と「秋分日」と呼び、その日付が春分の日と秋分の日となるのです。

しかし、太陽は毎年、同じ日の同じ時間に同じ場所を通過することはありません。これが毎年日にちの異なる大きな理由です。

何らかの影響で太陽の運行が変わらない限り、春分の日と秋分の日を計算で予測することは可能です。しかし、計算で出せるのは参考程度に過ぎません。

最終的に正式決定となるのは、前年の2月1日に発行される官報に掲載されている日にちです。たとえば、2021年の春分の日と秋分の日は2020年の2月1日に発表されるということ。

その発表があるまでは、カレンダー作りや予定を立てることができません。カレンダーを製作されている方たちにとっては、待ちに待った日ということになります。

お彼岸とは?

彼岸とはサンスクリット語で「パーラミター」。音写すると「波羅蜜多(はらみったはらみた)」から来たものといわれ、悟りの世界いわゆる「あの世」を意味します。

一方で欲にまみれ煩悩と迷いの世界であるこの世を「此岸(しがん)」といいます。此岸の者が極楽浄土ともいえる悟りの世界、彼岸へ到達するために「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行を行っていたのが彼岸の期間だったのです。

また、日本の亡くなった祖先が生きている者の行方を左右するという信仰が影響して、亡くなった者は迷いのない彼岸へ渡ると考えられるようになりました。

太陽が真東から昇り、真西へ沈む昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日は、彼岸と此岸が近づくとされています。

そこで修行を行っていない人も、先祖を供養し自分たちも彼岸へ到達できるようにとお祈りをするようになり、今でも続く風習となっていったのです。お彼岸はいわば亡くなった方と近づけるときということ。その先祖との交流できる場所が「お墓」なのです。

お彼岸にやることは?

それでは実際にお彼岸には何をするのでしょうか。お彼岸を迎える準備からご先祖様に会いにゆくお墓参りと具体的に見ていきましょう。

お彼岸を迎える準備

お彼岸を迎える前には次のような準備をしましょう。

  • お仏壇の掃除
  • 供花やお供えものの準備
  • お墓の掃除 ※お墓参り当日でもOK

お墓の掃除は事前に行っておいてもいいですが、家族でお墓参りの際にみんなでご先祖様が眠るお墓をお掃除してあげるのが一般的です。

お彼岸の前に一度様子を見に行ける方は、草むしりや枯れ葉など大きなものの掃除だけ行っておくといいかもしれません。

春と秋の異なるお供え物

お彼岸のお供えものといえば「おはぎ」と「ぼた餅」ですが、実は2つは同じもの。蒸したもち米をあんこで包んだもののことで、単純に呼び名が違うだけです。

呼び名が違う理由は春の花「牡丹」にちなんでぼた餅、秋の花「萩」にちなんで「おはぎ」と呼ぶようになりました。なんとも日本らしい風情を感じられるお供え物です。

お墓入りでご先祖様に会いに行こう

準備が整ったら、お墓参りにいきましょう。お彼岸の期間であればお墓参りはいつ行っても問題ありません。この日じゃないとだめ!という日はなく、毎年お彼岸の期間も異なるため都合のいい日を選んでお参りしましょう。

お墓についたらまずは掃除です。周辺のゴミを拾い、お墓に水をかけて洗い流しましょう。花立てや香立てはゴミが詰まりやすいので、外して丁寧に水洗いします。

掃除が終わったら、お花やお供え物をして線香を焚き、ひしゃくで墓石に水をかけて合掌礼拝しましょう。このとき先祖代々続く作法でお参りをして問題ありません。ご家族・親戚のやり方をみて、それに習いましょう。

お供え物はクマ出没の原因となり、カラスのエサとなりお墓が散らかってしまうのでお参りが終わったら必ず持ち帰りましょう。お墓によっては、「お供え物はご遠慮願います」としているところもあるようです。

お彼岸に適している花の種類

お彼岸でお供えする花は外に飾ることとなるため、できるだけ日持ちする花を選ぶのが一般的。日持ちする花の定番は「菊」。

スーパーやお花屋さんでお彼岸花を見ると、菊が含まれていることがほとんどですね。その他には季節のお花や白や黄色、紫などの色合いの花がよく使われます。

  • 春のお彼岸花:菊・カーネーション・ユリ・トルコキキョウ・マーガレット・牡丹 など
  • 秋のお彼岸花:菊・りんどう・ケイトウ・ラン・ユリ など

近年、これまで定番の花ではなく故人が好きだったお花をお供えするという方も多くなってきました。もちろん問題はありませんが、トゲのある花や香りの強い花、毒を持つ花は仏花ではタブーとされているのが一般的です。

これらを踏まえたうえで、故人が喜んでくれるお花をお供えするようにしましょう。

お彼岸の手土産のマナー

お彼岸で手土産を持っていくことも多いと思います。手土産として持っていくものは、お供えできるもの選びましょう。

  • 羊羹やゼリーなど日持ちするもの
  • 故人が好きだったお酒や食べ物
  • お花
  • 線香やろうそく
  • 果物

金額はおよそ3,000円~5,000円が相場。お供え物には白黒または双銀の結びきりののしを掛けます。表書きは「御供」または「御供物」と記入し、下段には名前を記入しましょう。

表書きは「御仏前」や「御霊前」というのもありますが、これは四十九日が過ぎているかどうかで使い分けが必要です。四十九日が過ぎていなければ「御霊前」、四十九日が過ぎていれば「御仏前」を使います。

これらは一般的なマナーとなります。地域やご家庭によっては多少異なることもあると思いますので、これまでの習わしに沿った方法でお彼岸を迎えましょう。故人のことを思いながら手土産を選ぶとご遺族の方も喜ばれますよ。

まとめ

これまでお彼岸の意味やなんとなくお墓参りをしていた方も、この記事を読んだことでよりお彼岸の大切さが分かりましたね。

年2回のお彼岸はご先祖様を近くに感じられるときです。お花やお供え物などのマナーに気を付け、供養そしてお祈りをしていいお彼岸にしましょう。

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