中古住宅の購入に失敗する、3つの要因

  • 2018年03月05日更新

住宅は一生のうちでもっとも大きな買い物なので、失敗は避けなければなりません。しかし残念ながら、「しまった!」と後悔する人が少なくないことも事実です。特に中古住宅は新築住宅と比べて、購入してから発覚することが多くなります。購入前にはあれほど注意していたはずなのに、なぜ失敗してしまうのでしょうか。今回は、中古住宅を購入するうえでありがちな失敗例と、その対処法をご紹介します。

中古住宅ならでは!よくある失敗例

中古住宅は新築住宅に比べて価格が手ごろです。内装が古びている場合もありますが、適切なリフォームを加えれば問題にはなりません。ただし、中古住宅には特有の問題点もあります。中古住宅の購入に関して、代表的な失敗例を見ていきましょう。

1.思ったよりも老朽化が激しかった
2.断熱性や耐震性の基準を満たすリフォームに、多額の費用がかかった
3.既存不適格建物となっていた

まず、中古住宅を購入するうえで真っ先に心配されるのは「老朽化」ではないでしょうか。それまで別の方が実際に生活していた場所なので、カビや木材の傷み、柱のゆがみなど、ぱっと見ただけではわからない部分に、大きな傷みがあるかもしれません。床の傾きや雨漏りなど、素人ではわかりにくい不具合が発生している可能性もあります。
また、古い家は当然、家自体の基本性能が低かった時代に建てられています。近年では断熱性や耐震性が注目されているため、これらの基本的な性能面が充実した住宅が当たり前になってきました。中古住宅は断熱性が低く、冷暖房が効きにくかったり、結露しやすかったりという可能性があります。このような基本的な性能をアップするリフォームには多額の費用がかかるので、注意が必要です。
中古住宅が相場より安く売りに出されている場合は、既存不適格建物(建築時に適法であったものの、その後の法令改正などによって現行法に不適格な部分が生じた建物)となっている場合があります。建て直そうとしても現行法ではそれができなかったり、私道の使用許可が取れずに建物へ手が入れられなかったりといった問題が潜んでいるかもしれません。

失敗を防ぐ中古住宅のチェック法

中古住宅の構造上の大きな老朽化を見抜くかんたんな方法として、外壁や天井、床、押入れ等のチェックがあります。外壁にごく小さなヒビ(ヘアークラック)が入っているものは経年劣化なので、定期的な外壁塗装をすれば回復できますが、太いヒビ(構造クラック)が入っているものは躯体が歪んでいる可能性があるため、おすすめできません。室内の天井にシミがある場合は、雨漏りによって構造が劣化している可能性があります。スリッパをはかずに床を歩いてみて、軋みがないか確認してみましょう。押入れなどの建具を開閉すると、立てつけによって建物のゆがみをチェックでき、内部のカビなどが発見できる場合もあります。かんたんな水平器を入手し、柱や床に歪みがないかチェックすることをおすすめします。中古住宅は、購入前のこういった一つ一つのチェックが、失敗を防いでくれます。
気に入った物件は何度も訪れて確認し、朝や夜の周辺環境も確かめましょう。購入前には、これまでのメンテナンスやリフォームの履歴も確認しておくこと。有料のホームインスペクションを利用するという手もあります。気に入った物件を手に入れたら、自分自身も定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。特に、外壁や屋根の点検や塗装は大切です。これを怠ると白アリや雨漏りの被害で、多額の修繕費用が掛かるかもしれません。こまめなメンテナンスが、住宅の資産価値を守ります。

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