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いよいよ「屋根」完成!DIY初心者&不器用ママが“女子に選ばれる”注目の屋根材を張る【千葉県長柄町】

  • 2022年04月15日公開

こんにちは、学生時代の技術の成績は「2」! ヨムーノDIY女子部、不器用担当のヤギコです。

私は今、ヨムーノDIY女子部として、とっても壮大な「女子が森でゼロから!家を作るプロジェクト」に参加しています。

家づくりも後半。上棟式を終え、だんだんと家が形になってきています。今回は、「屋根」についてレポートします。屋根材のチョイスから屋根張りの作業まで初体験!さっそくご紹介します。

【色選び編】家のイメージを左右する屋根材の選び方

私たちが作っている家「ヨムーノハウス(仮)」は、現在上棟まで完了しています。

今度は、「屋根張り」です。これから、少しずつ家の形ができていく様子をお届けできると思います。

▲屋根を張る前の「ヨムーノハウス(仮)」。

これから屋根・壁・外装・内装・インテリアと、作業が進んでいきます。現時点では、間取りや水周りの位置などは決まっていますが、それ以外はこれから。

そんななか、オーウェンス・コーニング・ジャパン合同会社さんから、「OAKRIDGE® SUPER™ (以下、オークリッジスーパー)」という屋根材をご提供いただけることになりました。

▲例えばこんな色の屋根材があります。
出典:公式HP/施工ギャラリーより

屋根材には瓦やスレートなど、さまざまな種類がありますが、オークリッジスーパーは、「アスファルトシングル」という種類。 ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けて接着してあり、色のバリエーションが豊富で、洗練されたデザインと優れた耐久性を併せ持つのが特徴です。
また、シート状なので、初心者でも比較的扱いやすいそう。

屋根全体に深い陰影と立体感がでるとのことので、センスのいい家になりそう!

選ぶポイントは?

屋根材の色選びは、屋根単体ではなく、板金・壁・柱などの色とともに考えると想像しやすく、まとまりがいい家になるそうです。

でも、私たちは家づくり初心者。先生の意見を参考にしながらも、私たちらしい観点で選びました。実は、隣に建てているちはるん先生の家の屋根が赤系なので、青系で差をつけ、「主婦・ママ目線での内装」で女子っぽさを出そう!という話になりました。

どれも本当に素敵な色で、どういう家にしたいかを考えながら、みんなで選びました。 意見を交えながら、最後まで、グリーンと迷った末、「ハーバーブルー」に決定しました。

出典:公式HP/施工ギャラリーより

ハーバーブルーを選んだのは、オーウェンス・コーニング・ジャパン合同会社の公式HPに載っていた写真が素敵だったのも大きな理由でした。

子どもの頃に憧れた「シルバニアファミリー」の、上品なおばあさまが住んでいそうなイメージ。青でも、壁の色や窓、インテリアの雰囲気で、女性のセンスをたっぷり盛り込んでいきたいと思います!

屋根材はシート状!

実際に届いたオークリッジスーパーの屋根材がこちら。

初めて日本の防火試験(屋根飛び火認定試験)に合格した優れた屋根材なのだそう。粘土瓦に比べて軽く、耐震性も高いのが嬉しいポイント。

さらに、防水性にも優れていたり、藻がつきにくいコーティングになっていたりと、長く住める家を目指した工夫がされています。個人住宅向けの長期製品保証があるのも、オークリッジスーパーの大きな特徴です。

1枚1枚はこんな感じです。タイルのような硬さをイメージしていた私はちょっとびっくり。柔らかいシートがいくつかまとまってできているんです。

実は、アメリカで2018年から今年まで女性にもっとも愛されるブランドとしてWOMEN'S CHOICE AWARDへ選ばれた、いま注目の屋根材!

この屋根材を重ねていくと、私たちがイメージする屋根になっていきます。
オークリッジスーパーは、台風にも強いのだそう。私たちが家づくりを始めるきっかけとなった千葉県の台風被害を考えても、これは大切なポイントですね。

▲完成後の画像です。

こうして屋根材が集合すると、最初は少しトーンが暗いように感じましたが、太陽に照らされると、鮮やかになってキレイです。ちなみに、奥の家が、ちはるん先生が建てているおうちです。

【作業編】屋根材を張る準備

屋根材を張る前に、いくつもの準備工程があります。まず、屋根の下地材に、「垂木(たるき)」を何本もかけていきます。

等間隔で並ぶ板が、垂木(たるき)です。

次に垂木の上に、「野地板(のじいた)」という板を乗せます。野地板は瓦などの屋根材を設置すると、全く見えなくなるので、「野」地板と呼ばれるのだそうです。

さらに、「ルーフィングシート」という防水機能をもったシートを張ります。 ちなみに、このシートも屋根材も、設置する順番は上からではなく下から。だんだん上に向かって張っていきます。

ここまで準備が終わり、ようやくオークリッジスーパーの出番です。

【屋根張り編】セメントと釘を使った地道な作業!でも楽しい

セメントを4か所に塗り、屋根材を下の溝ラインと隣の屋根に隣接するように乗せます。

予め引いた白線の上に(外からは見えない位置です)釘を打ち、その上から屋根材を張っていきます。

私はてっきり“付せんのように貼る”という意味だと思ったのですが、“貼る”ではなく“張る”です。1枚1枚を、釘を使って留めることにも驚きました。

屋根材の裏には接着剤がついていて、太陽の熱で温めると溶けてくっつく仕組みです。

作業中は気を付けていても、ちょっとしたことでセメントが手につきます。さらにセメントがついた手で他のところに触れ、汚してしまったことも(苦笑)。

私もズボンにつけてしまい、いかにも現場のズボン感ぽくなってしまいました。ちなみに洗濯では落ちないそうです。

対処法として先生から教わったのは、セメントが手についたら2次災害が起きる前に、すぐウエスという布で手を拭きます。次回からウエスも持ってこようと心に決めた瞬間…!

屋根という高い位置で釘を打つ音が、長柄町に響き渡ります。

切羽詰まってくると、みんな必死で釘を打つため、カンカンという音が、よりけたたましくあたりに鳴り響いていきました。

私が住む東京の家の周りでも、時々工事が行われてカンカンと音が響くのですが、作業をしている人たちの気持ちが少しわかった気がします。

たぶん工事音がいつもより鳴り響く日は、職人さんたちも追い詰められている日なんだろうと感じました。

さらに屋根作業は、雨が降るとできません。

今まで木を切るときは屋根がある作業場でおこなっていたため、雨天でも決行でしたが屋根作業はそうはいきません。

なるべく短期決戦で、屋根作業をおこなうのが理想。私たちも雨で一回延期しました。 延期すると、スケジュールが狂うため、余裕が減ります。現職の方々も雨の日のあとは、余裕ないんだろうなあと感じました。

アクシデント!釘がおちる!

話は戻りますが、高い位置で作業していると小物を落としそうになる場面があります。

私も釘やインパクトドライバーを落としてしまいました。工事現場でヘルメットをする人が、頭を守る本当の意味を身を持って体験しました。

特に釘は、細いこともあり指をすりぬけ落ちてしまうんですよ!

先生から「釘1本落とすごとに、ひとり-3ポイントです」と言われながら、皆で落とさぬように必死でやっていました。私は途中、釘を袋ごと落としそうになり焦りました(笑い事ではない)!

こうして、少しずつ、屋根材がとりつけられていきます。

▲途中経過。

全部を埋め尽くして、完成!屋根材は合計で約1,000枚。打つ釘の数は約4000本にもおよびます。

えんとつの穴をあける

作業と共に、だんだんみんな高所にも慣れ、屋根の上に登れるようになってきました。 丸のこや、のこぎりを持ち屋根の上にあがり、えんとつの穴を開けるなどの作業をこなすメンバーも!

次回は「間柱」の作業に入ります。どんどん形になっていくのが楽しい! 次回も、大、大、大、大、大注目ですよ。

この記事を書いた人
ミセスイオン、ワークマンマニア
ヤギコ

大好き過ぎて、週7回イオンにかよっています。ワークマンのお洋服も春夏秋冬、溺愛しています。

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