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食事に集中しないのわが子だけ?おしゃべり、立ち歩き、テレビ視聴…「いいから食べなさ~い」のイライラをどうにかしたい!

  • 2021年11月27日公開

給食やおやつ作りに取り組みながら、保育園で子どもたちと過ごしてきた栄養士の砂糖さおりです。

子どもたちがおいしそうにごはんを食べてくれる姿を見るのは何よりうれしいですよね。でも同時に毎日の食事に対して、さまざまな悩みをお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか?

この連載では子どもの食事について、アンケートの結果を元にママ・パパのお悩み別に解説していきます。

おやこのくふうでは、「子どもの毎日の食事で悩んでいること」についてアンケート(2021年11月17日~11月18日・回答数314人)をとったところ、実に9割近いママ・パパが食事について何かしらの悩みを持っていることが分かりました。

今回はアンケート結果1位の、「食事に集中しない」の悩みについて、その原因や対処法をお答えします!

遊びと食事のけじめがつくようにしてあげよう

子どもが食事中に立ち歩いてしまう場合、食事前にしていたことに未練が残っていたり、うまく食事に気持ちが切り替えられていない場合があります。

なかなか子どもが来ないと、テレビを付けて子どもを食卓に着かせることもあるかもしれませんが、テレビに興味を持ってしまって結局食事が進まないということになりかねません。 その代わりに遊びと食事のけじめがつくようなルーティンを作ってあげるようにするのがおすすめです。

まず食事の準備ができそうになったら、「そろそろごはんだよ」と声をかけてあげることで子どもは食事への心づもりができます。そして食事ができたらおもちゃをいっしょに片づけて、子どもには自分が使うスプーンやコップを食卓に並べてもらいましょう。

このように食事前のルーティンを作ってあげることで、子どもも食事に向けて自然に気持ちを切り替えることができ、遊びへの執着を軽減させることができます。

また「いただきます」「ごちそうさま」をしっかり言うことも、子どもが食事の開始と終了を認識できるので大切です。

そしてうっかりやってしまいがちなのが、親が食事中に立ってしまうこと。少しキッチンへ調味料を取りに行くだけでも、子どもはそれを見て一緒に歩きたがることがあります。

食事に必要なものはあらかじめ食卓に用意しておき、子どもと一緒に落ち着いてごはんを食べられるようにしましょう。

イスのサイズは合っていますか?

イスが子どものサイズに合っていないと、子どもが座りにくくて動きたくなってしまうことも。座面が広すぎる場合は、背中にクッションやタオルなどを挟んでしっかり腰掛けられるようにしてあげましょう。

また足裏が浮いている状態では、落ち着いて食べることができません。足のせ板の高さを調整したり、座卓用の子どもイスならば足元に雑誌など置いてあげて足がしっかりついた状態で食べられるようにしてあげましょう。

おしゃべりに夢中なら、聞いてあげて

お話し好きな子の場合、おしゃべりに夢中で食事が進まないこともありますよね。 そのようなときにはまず、子どもの目を見てじっくり話を聞いてあげてOK。そうすることでだんだんと子どもの「気を引きたい」という気持ちが落ち着いてきます。

頃合いのよいところで「続きはごはんのあとに聞かせてね」と食事を促してあげれば、子どもも納得してごはんに集中しやすくなります。

また「時計の長い針がここにくるまでにごはんを食べようね」とあらかじめ伝えてあげるのもおすすめ。30分を目安に設定し、あまり急いで食べることにならないようにしてあげましょう。

おなかが空いていないのかも

ごはんを始めてもなかなか食事に興味を示さず、ウロウロしたりおしゃべりしたりしてしまうときは、そもそもおなかが空いていないことが原因かもしれません。

おなかが空いていなければ、食事への興味もすぐに失ってしまいます。そのため食事の直前になにか食べ物をほしがっても、できるだけおやつはあげないようにしましょう。

運動が足りていなければ、おなかもあまり空きません。雨の日や静かに過ごした日など、遊び足りないのかなと感じるときは、トランポリンやバランスボードなどの室内運動を取り入れてみるのもおすすめです。

おなかが空いていれば自然としっかりごはんを食べるようになることもありますし、食への感謝の気持ちを育むこともできますよ。

食べることに対する意欲を上手に引き出してあげよう

園で見ていても、子どもの食べ方や食べ終わる時間は、じつにさまざまです。親御さんは子どもに食事してもらおうと工夫を重ねますから、ときにイライラしてしまうこともありますよね。

しかし食事の時間が叱られる時間になってしまうと、子どもは段々食べることに対する意欲を持てず嫌々食べることにつながってしまいます。

焦ってしまう場合は、「いただきますの挨拶だけはきちんとやる」というような最低限のルールだけ決めて、あとはそれができるようになるまでは大目に見ると思っておけば少し気持ちが楽になるかもしれません。

子どもはいろいろなものに興味を持つ時期です。子どもの気持ちを食べることに対する意欲へ上手にシフトしてあげて、食事を楽しい時間にしていきたいですね。

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