【小学校入学準備】2021年入学組が語る!今から4月までの段取り&スケジュールと親子で準備すべきこととは
- 2023年03月10日更新
先日「おやこのくふう」で【小1の壁リアル座談会】宿題やPTA、学童…いちばんの悩みは「子どもの意思の尊重」だった!の記事を出したところ大反響!
改めて、春に入学を控えた小1の壁が気になっている入学を控えたママ・パパたちが多いことを痛感しました。
今回はその記事の続編!ここから4月の入学まで、何があるのか、親は子どもとどんな準備を進めていくべきなのか、2021年春に子どもが小学校に入学した編集部スタッフの声からまとめました。
1年生ママと年長パパが座談会を開催!
今回も参加メンバーはこちら!
スタッフO
小学校4年生の娘と小学校1年生の息子がいるフルタイム勤務ママ。息子が入学のタイミングで引っ越し、転校したため2校で小1の壁を経験
スタッフF
東京都内在住の小学校1年生の息子と3歳の娘がいるフルタイム勤務ママ。息子は元気いっぱいのタイプで民間学童と学校併設の学童を併用中
スタッフA
保育園年長クラスの息子がいる共働きのパパ。子どものお迎えや習い事の送迎など、子育てにフルコミット。就学時健診を終え、民間の学童にも申し込み着実に入学準備進行中!
来春息子が小学校に入学するスタッフA。前回はさまざまな小1の壁の現実を知り、少々ブルーな気分になってしまったようですが…ここから入学までに何をすればいいかを知って、少しはその不安をやわらげてもらいたいところです。
【12月】共働き家庭は学童の申し込みを確実に!
スタッフA:先日就学時健診が終わりました!ちょっとホッとしています。
スタッフF:おつかれさまでした!次にやってくるのは、共働き家庭であれば「学童の申し込み」ですね。自治体運営の学童は、わが家の地域では4月から利用するなら12月初旬に申し込まなければいけない、というスケジュールでまさに今の時期準備していました。
スタッフO:うちも大体そのくらいでした。わが家は引っ越しを予定していたので、引っ越し先の地域の学童に申し込みました。
スタッフF:通っている保育園を通じて学童申し込みの案内があった気がしますが、入学を機に引っ越す場合などはそのあたりの情報収集をしっかりする必要がありますよね。
スタッフO:引っ越す前の地域では公立小学校が選択制でした。通う学校が決まる前に学童に申し込まなければならず、希望を出している学校に決まることを想定して申し込むんです。なので、もし希望の学校に行けなかった場合、通う学校と学童が遠く離れてしまう、ということが起こり得るので、ママパパたちは不安そうでした。
学校と学童が連携していないことの不便さを痛感した最初の出来事でした…。
スタッフF・A:えーそれは辛い…!!
スタッフO:申し込みは両親の就労証明書や記入すべき書類など、用意すべきものが多いので、余裕をもって準備したほうがいいですよね。
スタッフF:去年、締め切りギリギリに提出に行ったら、「書類の不備で再提出になっちゃった!」と慌てているママ友がいました。夫の勤務先の証明書の就労開始日時に生年月日が書かれていたとかで(笑)。今では「うちの夫、生まれたときから働いてたから!」とママ友たちの間で笑い話になっていますが、勤務先で訂正してもらう必要があると差し戻されてしまい、そのときは間に合わないかも、とかなり焦ってました。
忙しく働いているとなかなか難しいのですが、締め切りギリギリに提出に行くのはおすすめしません!
スタッフO:最近は自治体によっては、ネットやアプリでの申請も増えてきてありがたいですよね。
スタッフA:わが家は民間の学童に申し込みを済ませたので、少し安心しています。民間はそういった書類も不要なので楽ですね。
スタッフF:民間の学童は自治体運営の学童よりも早めに申し込んで席を確保できるところが多いですよね。説明会も複数回開かれて、子どもが実際に参加体験もできるような。
わが家も民間学童に申し込んだのですが、その後、民間の学童に行く場合でも学校の学童に申し込みが必要だと教えてもらい、えー!ダブルで申し込むの!?と衝撃を受けました。
スタッフA:え!?そうなんですか?
スタッフF:うちの地域では、学校が終わると子どもは学校敷地内の学童に行き、そこに民間の学童のスタッフがお迎えに行ってくれるんです。間違いなく子どもの受け渡しができるように「待ち合わせ場所」として学校の学童が使われる形なんだとか。どの民間学童に行く場合もそうでした。
でも、これは地域によって違うので要確認です。学校の門のところに送迎車を止めてそこでピックアップしてくれるところもあるので、そうであれば1つの学童で大丈夫かもしれませんよね。
民間は空きさえあれば、いつでも申し込んだり、利用内容も変更できるところが大半。子どもの様子を見ながら「やっぱり必要かも」と1学期途中や夏休みから併用し始める家庭もありました。
【2月】学校説明会の後に学用品の準備スタート
スタッフA:学童の申し込み以外は、この後2月頃までは何もないと認識しているのですが…合っていますか?
スタッフO:1月はとくに何もなく過ごして、2月に学校の説明会が予定されていました。昨年はコロナで3月に延期されたので、先に書類が送られてきて3月に説明を受ける形でしたが。
スタッフF:わが家も2月の説明会が中止されて、入学に関する資料が郵送されてきました。学用品の準備の説明資料もあって、それについて具体的に説明している動画を視聴できるようになっていました。
このタイミングで学校からの連絡を受けるためのメール登録などを行った記憶があります。
スタッフA:学用品の準備が大変というイメージがあって少しおびえていますが、どうでしたか?
スタッフO:小学校指定の用品を扱っているお店に行けばひと通りそろいますし、手提げや体育着袋などは手作りしたい人は作ればいいし、市販のものでも大丈夫です。
体操着にゼッケンで名前を付けたりとかはありますが、そんなに大変ではなかったような…ですよね?
スタッフF:私も大変!という印象はあまりなかったです。
文房具系はたとえば筆箱は無地の箱型のもの…など指定もあるのですが、文具店の新入学コーナーに行けば大体基準を満たしたものが並んでいますよね。学校からの説明があってから3月に揃えれば問題ないと思います。
うちの学校では入学式やそれ以降に教科書やお道具箱系の細かい学用品を持ち帰ってきたので、4月に入ってからも名前つけは続きましたが!
スタッフA:わが家は先日筆箱を買っちゃったんです!でも、条件があるのなら、大丈夫かな?あまり早く用意しすぎないほうがいいですね。
スタッフO:あ、いま思い出しました!学校指定の上履き袋が巾着式が指定で。市販の上履き袋って大体持ち手がテープのものが多いですよね。1本のテープが輪状に付いていてそれを留め具に入れる形の…でも上履き袋をかけるフックから落ちやすいという理由で小学校ではダメで。
保育園の上履き袋を小学校でも使おうと大きめに作っていたのに、使えなくて新たに用意したんでした!
スタッフF:あ、わが家もそうでした。巾着タイプの上履き袋ってなかなかないので探すのに苦労しました。学校によって違うと思いますが、上履き袋は要チェックですね。
スタッフF:あと、体育着や手提げバッグなどは学校からは外側にわかりやすく大きく名前を書くように指示されますが、上の子がいるママ友に「通学時に名前が見えると危険だから、見えないようにしている子が多いよ」と教えてもらい、あえてそうしませんでした。
入学して実際に見てみたら、みなさん裏側に書いていたり各自で判断している感じでした。
【3月】学童の説明会と登下校にそなえる準備を
スタッフA:学校の説明会の後は各自が準備を進めて入学式を迎えるという感じでしょうか?
スタッフF:3月上旬に学童の説明会がありました!実際に学童に行って、持ち物や過ごし方の説明を受けました。
スタッフO:防災頭巾が学童用にも必要だとか、学校以外に用意するものがこのときにわかるんですよね。学校のものと一緒に用意したかったので早く教えて!と思ったような。繰り返しますが、学校と学童は連携していません!(笑)
スタッフF:たしかに!学童用の上履きが必要だということ、折りたたみ傘を学童のロッカーに入れて置く必要があることを知って、追加で購入しました。
あと、この学童の説明会で親の役員決めがありました!学校のPTA以外に、学童にも役員があるんだ…ということを知り衝撃を受けた記憶があります。
スタッフA:3月に子どもと自宅でやっておくべき準備はどんなことがありますか?
スタッフO:通学路の確認をして歩いてみることを3月に行いました。学校と学童が離れている場合は、そこを歩いてみるとか。
また、地震などが起こったときのことを想定してブロック塀があるところは離れて歩くように教えたり、公衆電話の使い方も教えました。
何かあったときに頼れる近所の「子ども110番の家」も確認しましたが、実際何かあった時に知らない民家に駆け込むことは子どもはできませんよね…。
近くにお店がある場合は、お店に入って店員さんに助けを求めるなど、実際に行ってみて教えるのがよいと思いました。
スタッフF:通学路は朝と夕方歩いてみることを学童の先生からアドバイスされました。
また、わが家は通学路の途中に公衆トイレがあるのですが、できるだけ学校で済ませてから下校するか、家まで我慢するかして、1人でそのトイレにはできるだけ行かないように教えました。もちろん、どうしようもない時は仕方ないのですが…。
また、3月下旬に同じマンションで校外班のリーダーをしてくれている親子が自宅に挨拶に来てくれたので、そのときに通学路の話を聞きました。
集団登校ではないので毎日の通学は各自なのですが、近くに顔を知っているおねえさん・おにいさんがいると子どもも心強いですよね。
【4月】入学式前の4月1日から学童が始まるのがひとつめの壁
スタッフA:3月31日までは保育園に行っているのが、翌日から急に学童に行き始めるんですよね…。その移行は親も子もスムーズにできましたか?
スタッフF:共働き家庭では、入学前の4月1日から学童に行き始める家庭も多いですよね。子どもにとっては急な大きな環境の変化ですし、親たちも様子がよくわからないので、この数日間はとくにママ友たちの間でLINEが飛び交っていた記憶があります。
子どもがさっそく「学童に行きたくない!」と言って困っていたママもいました。
スタッフO:急に知らない友だちばかりの学童に行くことになり、1日そこで過ごすというのは、子どもにとってはかなりハードルが高いですよね。1人で自習する"勉強タイム"なんかもあったりして。
スタッフF:私のまわりでは4月1日は有休を取っている親が多かったです。慣らし的に半日学童に行かせる…みたいな感じで。
でも、学童も新入生歓迎会をやってくれたりと、スムーズになじめるように工夫したりケアしてくれます。たくさんおもちゃや絵本もあるし、基本的に学童は楽しいところ!
毎年のことなのでスタッフの方も慣れているので、そこは親が不安になりすぎず、おまかせして大丈夫だと思います!
スタッフO:入学前から学童が始まることで、新しいお友だちができて学校のクラスにスムーズになじめるようになる、という利点もありますしね。
親が不安に思っていると子どもも感じ取って不安になってしまうようです。小学生になるといってもまだ6歳ですもんね…入学準備期間はあまりプレッシャーをかけすぎずに、子どものペースで徐々に移行できるように親がどんと構えて見守ることが必要ではないでしょうか。
***
残り4か月の園生活…ここから春まであっという間に過ぎていきますので、残りの年長さん生活を楽しみつつ、徐々に準備を進めていけるといいですね。
次回の記事では具体的な「小1の壁の乗り越えテク」を紹介する予定です!
おやこのくふうは、3歳からの「まなぶ・ 運動・食べる」をはぐくむメディアです。心と脳、体、味覚などが急激に発達する3~6歳という大切な幼児後期に親として知っておきたい知育、運動、食育、習い事に関する専門性の高い情報を発信していきます。さらに、おやこで楽しめる動画の選び方や子どもクッキング、折り紙、工作などのアイデアも満載です。
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