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もやしを「生のまま食べる」のはダメ!管理栄養士が生食の危険性を解説

  • 2022年02月05日更新

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。

節約食材の代表ともいえる「もやし」。
もやしのシャキシャキとした食感が好きな方は、炒めたり茹でたりする際に、「生でも食べられないかなぁ」と気になったことはないですか?

また消費期限も短いもやしは、「気づいたら期限が切れてしまっていた!このもやしは食べられる?」という経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんな疑問を解決できる、もやしのあれこれを今回は解説していきたいと思います!

もやしの「生食」はNG!危険性を解説!

もやしの食感や見た目から、生のまま食べられそうな雰囲気もありますが、実際は生のまま食べるのはNGなんです。

もやしは日光の当たらない湿度の高い場所で育てられ、菌の繁殖には絶好の環境と言えます。

出荷の際に洗浄されるのは、もやしの表面だけなので、成長の段階で内部に菌がいる際は、取り除くことは不可能です。

そしてもやし自体も水分量が多いので、スーパーで陳列される頃には、菌が繁殖し、とても生では食べられる状態ではありません。

しかし、もやしが不衛生な環境で育てられているかと言ったら、決してそうではありません。農林水産省が国内の生産者に対して、衛生管理指針を提示し、露地栽培している他の野菜よりも菌が少ない環境下で栽培されています。

日本では加熱する前提でもやしが生産されているため、生の場合は食中毒の危険性がありますが、しっかりと加熱することによって菌は死滅するため、安全に食べられるんです。

もやしの傷んでいるサイン!

基本的に、もやしは傷みやすい野菜の一つです。

先ほどお伝えしたように、もやし自体の水分量が多く、袋に入って陳列された生の状態で菌が繁殖していきます。  

以下の場合は、もったいないですがもやしは破棄したほうがいいでしょう。

➀消費期限が切れている

もやしに記載されているのは、「消費期限」です。これは「賞味期限」とは違い、「期限を過ぎたら食べない方がよい期限」という意味です。  

消費期限は傷みやすい食品に表示されるもので、過ぎてしまったものは、基本的に食べないようにしましょう。

②根元や折れ口、芽が茶色く変色している

変色は腐っているかの判断基準になり、傷み始めている合図でもあります。全体的に茶色や黒に変色している場合は食べるのをやめましょう。

③異臭がする

もやしは賞味期限が過ぎると酸っぱい臭いになっていきます。

もやしは加熱調理が鉄則!

今回ご紹介したもやしの「生食の危険性」と「傷んでるもやしの見分け方」。野菜だし、洗えば生で食べても大丈夫そう~なんて思っていた方は要注意ですね!

もやしは加熱前提で作られていること、傷みやすい食材であることを忘れずに。

また安いとついつい買ってしまいがちなもやしですが、使い切れない量を安易に購入すると、野菜室で傷ませてしまう可能性があります。

せっかく節約のためにもやしを買っても捨ててしまっては本末転倒!用途をしっかり考えてから購入し、消費期限を守って食べるようにしましょうね。

この記事を書いた人
田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
miho

子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★

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