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お弁当に生野菜はダメ!?「食中毒対策」を管理栄養士が解説!

  • 2022年06月22日更新

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。

暑くなってくるこの時期、気をつけたいのがお弁当の食中毒です。

なんとなく気をつけなければいけないのは知ってるけど、具体的にどんなことがNGなのか知らない方も多いはず!

今回は、お弁当作りの際に気をつけたいポイントをご紹介していきたいと思います。

暑い時期に気をつけたい!お弁当作りのルール

素手で食材に触れる

手にはたくさんの菌がついています。素手で食材を触ってしまうと、付着した菌がお弁当内で増殖する可能性も。

使う前の食材はもちろんですが、加熱後のお肉や卵、茹でた野菜などでも注意が必要です。

詰める際やカットする際はお箸やトング、100均などで売っているポリエチレン手袋などを使うのもいいでしょう。

おかずの汁気はしっかりきる

菌の増殖には温度と湿度が大きく関わります。殺菌が増えやすい温度(30℃~40℃)環境の暑い時期は、汁気の多い煮物や、水分を拭きとっていない生野菜などは注意が必要です。

汁気が多い煮物を避け、揚げ物や焼き物に調理したり、あえ物は削り節とあえるなど、極力汁気を減らす工夫が必要です。

生野菜を避ける

水分の多い生野菜は夏場のおかずには不向きです。また軽く洗うだけでは菌が残っている場合があります。暑い時期は避けたり、使用する場合は流水でしっかり洗い、水気をしっかり拭きとることが重要です。

生野菜を挟むサンドイッチなども危険。お弁当に野菜を入れる際は、茹でる・焼くなど加熱をしましょう。

またミニトマトはヘタの部分に菌が付着しているので、必ず取ってよく洗い、キッチンペーパーで拭いてから入れましょう。

練り製品、食肉加工品などは要注意

普段はそのまま使いがちな、ちくわやかまぼこなどの練り製品。そしてハムやソーセージなどの食肉加工品。

とても便利ですが、これらはスーパーでも要冷蔵コーナーに置かれていることから、加熱せずにそのままお弁当に入れるのはNGです。加熱してから使うことをおすすめします。

安心のおかず作り

しっかり加熱が基本

基本的に加熱を十分に行うことは、食中毒防止にも役立ちます。

とくに肉や魚、卵などは、中までしっかり火を通すように意識しましょう。

殺菌・防腐効果のある食材を活用

菌の増殖を防ぐために、殺菌・防腐効果のある食材を使うのもおすすめです。具体的には、梅干し、お酢、生姜など。

お肉や魚を焼く際に味付けとして取り入れたり、ご飯や和え物に加えたり、意外と取り入れやすいのでおすすめですよ。

お弁当でも万全な食中毒対策を

食中毒というと、お店などで起こるイメージがあるかもしれませんが、実際は、家庭で作るお弁当でも食中毒の報告事例がたくさんあります。

普段から衛生管理に気をつけて作っている方が多いかとは思いますが、暑い時期はちょっとの気のゆるみが命取りになります。しっかり対策を行い、お弁当を作っていきましょう。

この記事を書いた人
田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
miho

子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★

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