【衝撃!実録漫画】「クラスの女子たちが、私とは話をしたくない感じ」娘の言葉に何をすべき?【いじめの記録②】
- 2022年06月08日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部の漫画担当です。
「わが子がもし、いじめに遭っていたら……」そのときは親としてどのような対応が取れるでしょうか。
漫画家moroさんがブログで発表した「いじめの記録」という作品は、まさにそれに答えてくれるような内容。moroさんの長女が中学1年でいじめに遭い、それを親子で手探りで解決していった実録です。
今回は「【いじめの記録②】クラスの女子がよそよそしい。」編をお届けします。
登場人物紹介
こもろ
作者moroの娘。中学1年生になったばかり。
A
こもろと同じクラスで、部活動も一緒。小学2年生の時に娘をいじめていた経緯があり、作者は当初より不安に感じていた。
いじめの記録②クラスの女子がよそよそしい。
中学1年生の4月の下旬、娘が私に、こんな話をしました。
娘「会話が全然続かないの。私とは話をしたくないって、そんな雰囲気」
最初のうちは、小学校が別の子たちのグループからなんとなくよそよそしさを感じたという、娘。
そのうちにクラスの女子たちから「なんとなく距離を置かれてる?」と、感じるようになったそうです。
私は正直、「え!?まだ4月だよ!?」と思いました。
なんていうか「人間関係で悩むの早くない?」って。
だってまだ、相手のことなんて何も知らない時期じゃないですか……。
と、娘は笑いました。
ぶっちゃけ娘は、「人との距離の取り方がうまくないかもしれない」と、言っていたことがあります。
なので、対人関係には娘なりに特に気を遣っているところでもあり、今回のようにクラスの女子たちに距離を置かれるようになったことで自信がなくなったのでしょう。
そう言って娘は、女子と話すことを少しずつ諦め、男子とばかり話すようになりました。
(男子は気さくに話かけたりしてくれていました。娘を男仲間のように扱っていたそう)
ーーーーーーーーー
そして5月。家庭訪問がありました。
※コロナ禍前です
担任の先生からは、だいぶ学校に慣れてきたようですと、そんな話を聞きました。
私は思い切って先生に聞いてみました。
先生は、
という返事でした。
先生の仰ることは、確かにそうかもしれません。
しかしちょうどこの時期、私は誹謗中傷事件で係争中(作者紹介を参照)だったのでこういった話に、妙に敏感になっていました。
嘘のカキコミ、名誉毀損、侮辱。
これらの見て見ぬふりを続けていたら後で深刻な事態にまでなってしまった私たち。初動が大切、という思いが強くありました。
先生は大丈夫と言うけれど、娘が話してくれたことが気になって、気になって。
それでもまだ入学したばかり。
この親、心配しすぎって思われるかな……。
頭の中でぐるぐるしました。
プロに任せるべき、と思う気持ちと、心配する親心と。
結局この日は、
私は「先生に神経質な親だと思われないように」
これを優先してしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~
moroさんの娘ちゃん。なんてけなげなんでしょうか。
そして先生への対応。あ~わかります!「これってモンペ(モンスターペアレント)?」って心配になるし、先生に「面倒な親だ」と思われて子どもに悪影響があったら嫌ですし……。
どこまで言っていいか、難しい問題ですよね。
明日は「【いじめの記録③】いじめを許さない学校?本当に?」編をお届けします!
続きはこちら(第3回)
この話を最初から読む(第1回)
※こちらの漫画は、ブログで公開されたものをヨムーノ編集部が再構成、編集したものです
moroさんからメッセージ
moroさんから次のようなコメントをもらっています。
大人たちや友人たちの働きかけ、娘の頑張りもあり、結果として、いじめはなくなりました。
ですが、娘の心の中にはいじめにあった出来事が、ずっと心に残ったままです。
記事にすることで昇華できるといいな、と思います。
描くことは、娘の希望でもあります。
また、これは、いじめ報復を目的とした記事ではありません。
関係者への誹謗中傷はお控えいただきますようお願いいたします
「いじめは絶対いけない!」は大前提。
でも、「この子がやったんだって」と個人を特定したり、「この先生、むかつく!」と悪口を言ったりと、誰かを悪者にしてむやみに攻撃しても、いじめは解決しないことは周知のとおり。
これは、大人はどう行動したらいいか、具体的にどうしたらわが子を救えるか、ヒントが詰まった実録漫画です。
作者紹介
当初はハンドメイドを掲載していたブログにて、息子さんの自閉スペクトラム症の診断を機に自閉症についての絵日記を描いたところ話題に。息子さんを中心に日常を描いた作品をたくさん発表しています。
ネットによる突然の誹謗中傷被害の記録を綴った最新作にも注目です!
【書籍情報】
誹謗中傷犯に勝訴しました~障害児の息子を守るため~
著者:moro
発売元:竹書房
価格:kindle版(電子書籍)1,188円(税込)
※kindle版の値段は2022年6月5日時点のものです。
「誹謗中傷犯に勝訴しました~障害児の息子を守るため~」販売ページを見る(Kindle版)
moroさんのブログでは、子どもや夫との毎日で起きた抱腹絶倒なアクシデントやホロリとした子どもの行動、憤った出来事などを綴った、思わず共感する漫画がいっぱい!ぜひチェックしてみてくださいね。
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