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【漫画連載】強烈~!「見た目は雑巾、味はゲ〇!?」29歳女子が挑んだ史上最強の【衝撃グルメ】

  • 2023年09月06日更新

こんにちは、ヨムーノライターの佐々木舞です。
実は私、過去にひとりで2年かけて世界一周をした経験があります。

とにかく働きまくった20代。 ある時ふと「20代の思い出が仕事だけだなんてもったいない!」とハッとし、衝動的に仕事を辞めて、思いつきと勢いだけで29歳の誕生日に世界一周に旅立ちました。

目的や行き先を事前に決めず、心の赴くままに旅して最高の思い出を作る予定だったのですが、現実は甘くなく……。

計画性ゼロ、英語力ゼロ、海外旅行超初心者の状態でひとりで世界に飛び込んだため、それはもう行く先々でトラブルやドタバタの連続。
ある時はマサイ人にプロポーズされて、一喜一憂したり......(泣)

そんな私の世界一周旅行の様子を再現漫画とともにお届けします!

佐々木舞、各国の名物料理はなんだって食べ尽くさなきゃね☆

海外旅行の楽しみといえばグルメ。特にその地でしか食べられないものは、必ず押さえておきたいところですよね。

「料理にはその国の歴史や気候に環境、思想が表れるので、郷土料理を食べることはその国を知ることにもつながる」

と、何かの本で読んだことがあります。

私は元々食べるのが大好きなこともあって、世界一周を実現したあかつきには、必ず各国の郷土料理や名物料理を食べ尽くそうと意気込んでいました。


モロッコのタジン鍋、
アルゼンチンのチョリソー、
イタリアのピッツァ、
オーストリアのシュニッツェルにメキシコのタコス……。


どれも思い出すだけでヨダレが出るほど美味しくて、私の旅に彩りを添えてくれました。

そんな中、特に強く……いや、一生忘れられないくらい強烈に記憶に残っている郷土料理があるのです。

エチオピアの名物料理どうなっとんの!?レストランで衝撃

その料理の名は「インジェラ」。

私が世界一周をしていた頃に、「世界一まずい郷土料理」と揶揄されていたエチオピアの郷土料理で、誰が言い始めたのか

「見た目は雑巾、味はゲ〇」

という、だいぶパンチの効いたキャッチフレーズまでついていました。


世界一周旅行者の間では知らない人がいないくらい有名で、これまで数々の勇敢な旅人たちが次々にチャレンジしてはパタパタと涙目で倒れていきました。

インジェラは、「テフ」と呼ばれる穀物を粉状にしたものと水を混ぜ、3日ほど発酵させて、クレープの様に焼いて食べるエチオピアの主食。

なんと紀元前100年から、エチオピアで主食として食べられているそう(諸説あり)。


……そんなに大昔から毎食のように食べられているものが、そこまでまずいことある……?


エチオピアに1か月ほど滞在していましたが、エチオピア料理はかなり薄味ではあるものの、「まずい!」と感じる料理は特になかった。

そんな中、よりによって主食がまずいなんてことが本当にあるのか。

これは、自分の舌で確かめるしかない!と実際に食べることにしました。


……そう、無謀にもチャレンジしてしまったのです(遠い目)。

【実食】インジェラは本当にまずいのか?

「そんなにまずくはないのでは?」と思いつつも、一応ローカルレストランではなく、町で1番の高級店へ(小心者)。

注文してしばらく待っていると、背後からツーンとした刺激臭が。
驚いて振り返るとインジェラの登場です。

なるほど、この酸っぱいような発酵しているような匂いはインジェラなのか。
匂いは5mほど離れた距離からすでにぷ〜んとくるくらい強めです。

見た目は雑巾……。
確かに……。

しかも使いはじめの、ぎりぎり口に含めそうな雑巾ではなく、かなり使い古され、間も無く寿命を迎えようとしている雑巾だ。なんだこの色は。


だけど、だからと言ってまずいとは限らない。


すでにこれまでに世界40カ国ほどを旅し、さまざまな料理を食べてきた。

中には、事前情報ではまずいと聞いていたけれど、実際に食べると美味しかったもの、見た目は抵抗があるけれど、食べてみると絶品だったものなどがたくさんあった。

要は、口コミや見た目が決して当てになるわけではないということを、私は世界一周で自分の舌をもって学んでいた。

先入観なしで、まっさらな心で食べることが大切なんだ。


……食べてみよう。

だいたい、お邪魔している国の郷土料理をまずいなんて、失礼にも程があ………


まっずーーーーーーーーっ!!!!


顔が変形するほどまずい。

キャッチフレーズをつけた人、天才か……。的確すぎる。

酸っぱさにちょっとにがりっぽい苦味が混ざっていてクセが強い。 食感もブニブニしていて舌触りがちょっと……。

匂いも味も食感もそれぞれがなかなか強烈なんですが、相乗効果で
大変な食べ物が出来上がってしまっている。

日本で普通に暮らしていたらなかなか出会うことがない味です。


いや、ある。
酔ってレロレロ、戻してしまった時の口の中の味だ。


……と、初めて食べたときは思ったのですが、あーら不思議。
何度も食べていくにつれて、なぜか少しずつクセになり、最終的には進んで食べるようになりました。


インジェラ。一度食べたら一生忘れられない、奥が深い不思議な郷土料理でした。

おまけ

基本的にインジェラは手づかみで食べるのですが、エチオピアの地域によっては、歓迎という意味を込めて食事を「あ〜ん」して食べさせてくれる風習があります。

まだインジェラに慣れていない頃、知らないおじさんによる「あれ、もしかしてしばらく手洗っていない?(汗)」という指先も爪の中も真っ黒な手で、歓迎の「あ〜ん」を受けることもありました。

ちなみにご本人もその手で食べるので、おじさんの素敵なヨダレつきです。

その気持ちが嬉しいので絶対に断らないようにしていましたが、辛かった……うっぷ……。

続き(第3回)はこちら!

この記事を書いた人
週3回以上100均を巡るwebライター
佐々木舞

週3回以上100均で宝探しをしています。「お得に、だけど我慢しない豊かで快適な暮らし」をモットーに工夫しながら毎日を過ごす元TVリポーターのwebライター。趣味はグルメと海外旅行、特技はコスパ最高アイテムを見つけるコト!そんな私が見つけた素敵なモノをご紹介します♪

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