安全な住まいづくりに必要なこと

住まいの性能は年々向上しているとはいえ、快適で安全な生活には、万全な防犯、防火対策、そして耐震性にも配慮した住まいづくりが肝要です。ここでは防犯・防火と地震に対する具体的な対策を紹介します。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

防犯性能と耐火構造に注目

まず、防犯ですが、窃盗犯の侵入方法はガラス破り・錠開け・錠破りが多いというデータがあります。ドアや窓には、複数の鍵を付け、トイレや浴室の小窓には必ず格子を設けましょう。リビングが2階の場合、電気錠とインターホンを組み合わせれば、2階からでも玄関対応が可能です。モニターテレビを付けることもできます。センサーシステムにより、外部からの侵入をアラームで知らせるようにすると効果的です。この他、家の中の様子が見えないような植栽、侵入者が潜むことのできない空間配置、門灯や庭の外灯などエクステリアの照明、アラームの設置などが大切です。
次に防災ですが、火災があっても、主要な構造部材が再使用できるような構造を耐火構造といいます。従来はRC造や重量鉄骨造などが主でしたが、一部の木造でも可能になりました。耐火性能の高い材料を外壁材に使用することで、火災に強い住宅をつくることができます。それから、電気器具やガス器具に関しては、日頃のメンテナンスを怠らないようにするのが基本です。火事に備えて消火器の準備や、未然未然の防止策として、火災報知器(煙感知器・熱感知器)やガス漏れ警報機も有効です。

地震多発国だから耐震構造を

地震のときも建物が倒壊せず、そこで暮らしている人が避難できるよう設計された構造を耐震構造といいます。具体的には、建物の躯体を筋交いや補強金物などを使うことで補強しています。また、耐震壁を使って偏った力が加わらないようにすることも有効です。また、建物の基礎部分に、地震の揺れを吸収する部分を設けた構造を免震構造と呼びます。
地震の発生は止められないので、起きたときの対策と準備が大切です。具体的には、避難経路の確保や、門柱・塀の転倒防止です。門柱や塀には鉄筋を入れておきましょう。
家の中では、家具を転倒防止用金具で壁に接続して地震に備えます。家具などの天板の上には物を置かず、必ず収納スペースにしまうよう習慣づけます。

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上記の記事は、2011年7月25日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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