建築家と考える!ベストな「収納」計画

ライフスタイルなどによって異なりますが、全体の床面積に占める収納スペースの割合は10~12%が理想とされています。しかし実際に収納について計画を始めると、この数字が簡単には実現できないことに気がつくでしょう。限られたスペースで少しでも効率的な収納を実現できるよう、収納の鉄則をここで学んでおきましょう。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

快適な暮らしは「断捨利」から始めよう

せっかく理想的な間取りをプランニングしても、収納計画がずさんであれば、収納ケースや追加のタンスなどを置くことになり、動線計画も絵に描いた餅となってしまいます。また、収納スペースを多く取る事ばかりにとらわれては、せっかくの住まいが圧迫感のある空間となってしまうでしょう。そうならないためにも、プランニングに着手する時点で、何を処分し、何を新居に持って行くのかを整理しておきましょう。このとき心がけたいのが「断捨利」の考え方。思い切って不要なものは一気に処分して、本当に必要なものだけに絞ってしまえば、意外と身軽で快適な生活が実現できるかもしれません。

デザインと機能を兼ね備えた収納計画

収納の目的は、単に「物をたくさんしまう」ことだけではありません。本当に優れた収納の条件は、空間の一部としてなじみつつ、物をしまうという機能も併せ持っているもの。この点を考慮すると、クロゼットやタンスを置くだけでなく、デッドスペースを活用した収納を検討したいところです。
例えば「階段収納」。デッドスペースとなりがちな階段下のスペースを活用するため、ボックス収納をあらかじめ箱階段に組み込んでしまうという方法です。ボックスがしまわれた状態では収納の存在に気がつくことはないので、空間との調和を乱さない収納の1つと言えるでしょう。
また、壁を凹ませてつくる「壁面収納」も効果的。内壁から出っ張ることがないので、空間全体をスッキリと見せることができます。本棚なども壁面収納とすれば、「見せる収納」としてデザインの一部となり得るでしょう。
しかし、これらはあくまで事例の1つ。その他にも、ありとあらゆるデッドスペースを活用した収納方法があります。こうしたいわゆる「変わり種」の収納は、建築家の最も得意とするところ。ライフスタイルや空間構成、デザイン、デッドスペースの活用といったさまざまな要素を満たした収納を、きっと提案してくれることでしょう。一般的な手法だけでなく、事例ごとにさまざまな提案をしてくれるのも、建築家に依頼するメリットの1つです。

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上記の記事は、2011年9月16日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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