デッドスペースは最大の敵!?
狭小地の収納術

限られたスペースを無駄なく活用することが、狭小地で快適に暮らす秘訣。特に収納は、いかにして空間にデッドスペースをつくらないかを優先して考えたいものです。衣料品や日用品の収納はもちろん、車の駐車スペースにも工夫を凝らせば、狭い敷地でも快適な暮らしを手に入れることができます。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

デッドスペースを収納に変身させる!

狭小地に注文住宅を建てる場合、まず活用したいのが「小屋裏収納」です。屋根や建物の形状によっては、小屋裏を有効活用することで大きな収納スペースを確保することができます。なお、小屋裏の収納スペースは、天井高さ1.4m、小屋裏収納部の面積が下階の2分の1以下であれば床面積に算入されないというメリットもあります。

そのほか、階段下に階段収納を設けたり、ダイニングやキッチンなどの床下に収納スペースを設る方法も。デッドスペースを最大限に活用することでムダな空間を極力なくし、居住スペースを広げることができます。壁の厚みを利用した壁面収納を設けるのも効果的です。
ただし、こうした収納スペースを増やしても、物が多すぎれば意味はありません。狭い土地に家を建てるなら、余計な物は買わない、いらない物は思い切って捨てるといった心がけも重要です。

ビルトインガレージは慎重に!

土地の広さに余裕がない場合、駐車場に大きな専用スペースを割くのは難しくなります。こうした狭小地で活躍するのが、駐車場を部屋の一部として組み込む「ビルトインガレージ」です。ビルトインガレージを設ければ、敷地スペースを節約できるほか、防犯や雨よけの効果も見込めます。また、室内から愛車をいつでも眺められるようにしたい、という人にも人気を集めています。
ただし、木造住宅にビルトインガレージを設ける場合は建物の強度に注意が必要です。駐車スペースを部屋に組み込むということは、1階部分に大きな穴を空けるのと同じこと。1台分であればまだしも、2台分の駐車スペースを確保するとなると、そのスペースの分だけ荷重を支える壁や柱がなくなるため、耐力がアンバランスな建物になってしまいます。ビルトインガレージを検討するなら、強度の問題も合わせて検討しましょう。

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上記の記事は、2011年10月21日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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