部屋に合ったエアコンの選び方

快適な居住空間をつくる条件の1つに、「年間の温度差が少ない」ことが挙げられます。そこで重要になるのが、エアコンに代表される冷暖房設備です。今回は、冷暖房設備のなかからエアコンに焦点を当て、賢い選び方・使い方をご紹介します。

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エアコン選びは、部屋ごとに考えよう!

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冷暖房設備の代表選手と言えば、やはりエアコンです。エアコンのカタログには、冷暖房能力の目安として「4~6畳向け」「8~10畳向け」のように、設置に適した部屋の面積が記載されています。しかし実際にエアコンを選ぶ際は、単純に面積だけではなく「どの部屋に設置するのか」を考慮する必要があります。
例えばリビングなど、使用頻度が高く広さのあるスペースに設置する場合、実面積にプラス2畳~4畳程度の能力がある機種を選ぶのがベター。さらにリビングとキッチンがひと繋がりになっている間取りの場合は、調理による熱の発生や換気扇から熱が逃げることなどを考慮し、より能力の高い機種を選ぶのがポイントです。
一方、寝室や子ども部屋などの個室に設置するエアコンは、基本的に面積に合った機種を選べばOKです。近年では、フィルターの自動清掃機能や温度センサーが搭載された高価な機種も販売されていますが、こうした個室のエアコンは使用頻度が低いので、お手軽な機種で十分でしょう。

エアコンの能力を引き出す工夫で、省エネを!

最適なエアコンを選ぶことももちろん大切ですが、ちょっとした工夫でエアコンの能力を最大限に引き出し、省エネ化することも心がけておきたいところです。
例えば天井の高い部屋や、大きな吹き抜けのあるリビングなどの場合、エアコンの冷暖房効率は下がってしまいます。こうしたケースでは、天井に「シーリングファン」を設置して空気を循環させると効果的です。シーリングファンは夏の冷房時には下に向けて、冬の暖房時には上に向けて風が生まれるよう、回転の向きを変えるのがポイントです。
マンションなどの集合住宅では、シーリングファンの設置が難しいケースもあります。そこで活躍するのが「サーキュレーター」です。サーキュレーターは扇風機とは違い、まっすぐに流れる風を発生させるため、空気の循環には最適です。夏の冷房時にはエアコンに背を向けて、冬の暖房時にはエアコンに向けて使うのがコツです。

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上記の記事は、2015年11月27日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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