「住み慣れた我が家が夢の理想空間に。
よい建築家との出会いで、最高の春! 」
- 千葉県松戸市 N様
- 建築家への評価…★★★★★
- 現在の住まい…100点
- 建築家・竹内国美・由美子さんへプラン相談→自宅で調査・打ち合わせ後、プラン作成依頼→すり合せ4回くらいでイメージ決定→設計監理の契約→工務店決定→着工→引き渡しまでわずか6ヶ月
- 竹内国美・竹内由美子さん
- -以前住んでいた家をリノベーションしようと思われたきっかけは?
- リノベーション前から、このマンションに10年ほど住んでいました。10年間住み続ける中で、子ども部屋がなかったり、リビングに開放感が足りなかったり、寝室や玄関が細かく区切られているせいで狭かったりと、何かと使いづらさを感じるようになってきていたんです。そこで、ちょうど子どもが小学校に進学するタイミングに合わせて、住み慣れたこの部屋を理想通りにリノベーションしようと決めたのです
- -工務店やハウスメーカーではなく「建築家」にお願いしたいと思ったきっかけ/建築家O-uccinoで竹内さんを選ばれた理由をお聞かせください!
- 雑誌などでいろいろなリノベーション事例を見ているうちに、いいなと感じる事例のほとんどが建築家の手がけたものだということに気付いたんです。それに、建築家なら細かなカスタマイズにも対応してくれるのではないかという思いもありました。ですから、最初から工務店やハウスメーカーではなく、建築家にお願いしようと決めていたんです。建築家O-uccinoで見つけた竹内さんの作品は自分たちの求める空間に近かったし、事務所が近所だったので、じっくりお話ができるのではないかと考えてコンタクトを取りました。レスポンスも早く、信頼できる方だと感じましたね。年齢が近かったこともポイントでした。
- -実際に他社にお見積りなどをとられたりしましたか?
- これは建築家O-uccinoを知る前のことなのですが、最初は自宅から一番近い建築事務所を探して、そこに電話で相談をしたんです。いわゆる飛び込みというやつですね(笑)。私たちも初めてのことなので、じっくりいろいろと教えてほしかったのですが、その建築家とはどうも話がうまくまとまらなくて。見積りもお願いしたのですが、結局、「この予算では無理だ」の一点張りで、見積りをしてくれませんでした。そのときは「この予算では建築家にお願いするのは無理なのか…」と絶望的な気分でした。その分、竹内さんに出会えたときの喜びもひとしおでしたね。
- -竹内さんとのやりとりは(メールや実際にお会いすることも含めて)スムーズでしたか?
- 現地調査で初めて直接お会いして、そのときにある程度こちらの要望をお伝えしました。予算は決して潤沢とは言えませんでしたが、それでも親身になって要望を聞いてくださったのが印象的でしたね。その1ヶ月後にはかなり詳細な間取り図を見せてくださいましたし、対応はとてもスピーディでした。そのおかげで、リノベーション後の空間をすぐにイメージできたんです。また竹内さんはご夫婦で建築家をされているので、男性としてだけでなく、子育てや家事など女性の視点からも相談に乗っていただけて、最初から最後までスムーズに話が進みました。
- -プランの要望で、特にこだわられた点、それに対する建築家の対応は?
- 特別にこだわったところや、プラン上、特殊と言える部分はないと思います。と言うよりも、とにかくコミュニケーションがスムーズだったので、こちらからかしこまって「ここだけは…」とお伝えする場面がなかったということかもしれません。私たちが要望を伝え、それに対して竹内さんがプロとしての意見を出してくださり、最終的にはこちらの要望以上のアイデアが生まれる——その繰り返しをしていて、気付いたら理想のプランができていた、そんな感じです(笑)。
- -竹内さんの対応でよかったところは? なにかエピソードがあれば教えてください!
- 近所に、私たち家族がよく通っているうなぎ屋さんがあるのですが、そこで見かけた飾り棚がとても気に入ったので、後日さりげなく竹内さんにそのお話をしたんです。そしたら数日後に、そのお店に実際に食事に行ってくださったんですよ。「うなぎ美味しかったです。ご希望された飾り棚のイメージもつかめました!」とメールをいただいたときは驚きました。たまたま竹内さんの事務所が近所だったということももちろんあるのでしょうが、嬉しかったですね。ここまで親身になってくださる建築家がいたのか!と、妻と2人でいつも話していました。
- -こだわられた点、これだけはお願いしたいとされたご要望は?
- もともと中古で購入したマンションでしたから、一部の壁紙や建具など、前のオーナーの趣味が色濃く反映された内装が残っていて、それがあまり気に入っていなかったんです。これらについては、全体のデザインに合わせて取り替えてほしいとお願いしました。ただ、壁紙については、以前から気に入っていたデザインのものがあったので、それを一部に使ってほしいというお願いもしましたね。
- -それに対する建築家の対応は?
- 予算の都合もあるので、当然、すべてを希望通りに取り替えるというわけにはいきませんでした。でもそんなときは、代替案としてIKEAなどのリーズナブルな製品を使うことを提案してくださいました。どの製品がよいか具体的に指定してくださいましたし、時には実物を持ってきてくださったりしたので、安心してお任せできました。希望していた壁紙については、使っていただいたのはもちろんですが、その壁紙に合わせて他の壁紙も変更してくださったりしました。
- -住んでみて、竹内さんにお願いしてよかったと思われるポイントは?
- 建築家としての「引き出しの多さ」でしょうか。例えば、工事が始まった後、内装をはがしていたら、ロフトを支えていた黒い鉄骨が露出してしまったことがあったんです。図面には描かれていなかった鉄骨でしたし、想定外の事態に私たちは慌ててしまったのですが、竹内さんはすぐに「これは空間のアクセントとしてあえて露出させておきましょう」と提案してくださいました。最終的には、黒い鉄骨にあわせて一部の壁を黒い羽目板にしたのですが、これがとてもいい味が出てるんです。こうした対応力の高さには脱帽でした。
- -住んでみて、竹内さんからのこんなアドバイスがためになった!というようなエピソードがあれば教えてください!
- 我が家は7階の角部屋ということもあり、日が落ちると強い西日が当たるのが悩みの種でした。西日対策の必要性については事前に相談していたので、サッシには日射熱をカットしてくれる真空ガラスを採用しました。しかし、これだけでは対策にも限界があるという指摘をいただき、ダイニングテーブルの配置にまでアドバイスしてくださいました。これが効果バツグンで、今まで悩まされていた西日問題が解消され、日々の快適性がグッと向上したんです。プランや素材だけでなく、その後の暮らしの事まで親身になって考えてくださったのは、本当にありがたいことでした。
北側の個室を大胆に取り込んだ玄関、格子でデザインされたワークスペース(スタディコーナー)。大きくプランを再構成することで、既存の空間の特徴を活かしながら、居心地の良い、動きのある住まいに生まれ変わりました。西日対策など温熱環境にも配慮し、栗のフローリング、米杉、鉄平石、イギリスの壁紙、工事中に現れた鉄骨など、リフォームならではの醍醐味が詰まっています。
リフォームは、住まい手と設計者と施工者のコラボレーション。互いの知恵を出し合いながら、皆で楽しく作り上げました。
(写真左下はスタディコーナーの一角。お嬢様の描かれた絵や賞状などを飾れるようにしている)
竹内国美・竹内由美子さん
住まいのデータ
家族構成 | 3人 | 工事の種類 | リフォーム・リノベーション |
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建物の種類 | マンション | 築年数 | 15年 |