「愛の不時着」最強コンビの激アツ共演♡「ザ・ネゴシエーション」の魅力をマニアが徹底解説

2023年09月29日更新

こんにちは、年間480本以上の作品を鑑賞している映画ライターの白河さなです。

SNSで話題となっている“#顔面天才”は、今では若手の俳優さんの代名詞になる傾向がありますが、昨年の「愛の不時着」ブームで、再びバズワードに急上昇。

ヒョンビン演じるリ・ジョンヒョクがデパートのドアを買い物客のために開けたところ、「顔天才のドアボーイ」とネットに拡散されたのをきっかけに、韓国でまた「#顔の天才」が流行語として広まりました。

さらに、ヒロインのソン・イェジンとの熱愛報道から始まった今年、ヒョンビンとの共演作品は注目を浴び、動画配信サービスでもスタートするなど、影響が何かと大きい二人。そんな、今最も共演が期待される二人の代表作をご紹介します。

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三度の飯より韓国ドラマが好き

白河さな

「ザ・ネゴシエーション」のあらすじ

交渉人ハ・チェユンは、交渉中に人質と犯人の両方を死なせてしまいます。それから10日後、責任を感じ辞表を提出しようとしたチェユンのもとに応援要請が入ります。

ミン・テグ(ヒョンビン)と名乗る人物が、タイ・バンコクで危機交渉班チーム長と記者を拉致し、チェユンを交渉相手に指名してきたのです。

残忍な人質ショーを繰り広げ、拉致の動機、要求も不明のテグに対し、今度こそ人質の命を救おうと懸命に交渉に挑むチェユン。しかし、その交渉で国家規模の巨大な陰謀に巻き込まれて行き…。

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「ザ・ネゴシエーション」の見どころと魅力

①初の悪役に挑戦したヒョンビンに注目

今回ヒョンビンが演じたのは、人質劇を繰り広げる凶悪犯！警察・外事課のブラックリストに載った要注意人物です。悪役のイメージが全くないヒョンビンの見たことのない姿が見られました。

目つきから、いつものヒョンビンと別人なんですよね。テグは、興奮すると口が悪くなるのですが、あのヒョンビンが「黙れくそ女」と言ったのは衝撃的でした(笑)

監督も「ヒョンビンさんには驚きました。悪党の顔も持っているんだな、と」と話しています。

ですが、演じているのは典型的なただの悪人ではないというのも注目です。実際、ヒョンビンと監督も「典型的な悪役を演じるのはやめよう」と何度も話し合ったそうです。

その言葉の通り、ミン・テグはただの悪人ではありませんでした。悪い人のはずなのに、見ていると同情や哀れみを感じずにはいられない、知らず知らずのうちに感情移入してしまう、そんなキャラクターでした。

2022年11月04日更新

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②鮮烈な頭脳戦と心理戦がすごい

チェユンとテグが見せる心理戦には思わず引き込まれました！相手の心理を読み、交渉を有利に運ぼうとするチェユンに対し、次々に面会したい人を要求してくるテグ。

常にテグを刺激しないように誘導するなど、一つもミスは許されないスリリングな会話は必見です。服装ひとつとっても計算して着替えます。

そんな交渉の中で、国家規模の陰謀が明かされていく展開は圧巻！

最後、交渉人チェユンと犯人テグが感情をむき出しにして1対1でぶつかるシーンは必見です。

全編にちりばめられた伏線が繋がったとき、鳥肌が立つこと間違いなし。

③「愛の不時着」コンビの初共演作品！

「ザ・ネゴシエーション」の監督が配役に意識したのは「意外性」だそうです。爽やかでクリーンなイメージが強いヒョンビンが悪役、そして笑顔が素敵なソン・イェジンがこの作品では一度も笑顔を見せません。

ちなみに撮影は、上の階でヒョンビン、下の階でソン・イェジンがモニター越しで撮影、その後二人で一緒にモニター確認して、また撮影という感じだったそうです。

モニター越しの相手との演技は慣れなかったようですが、「でもイェジンさんとなら十分にこなせると、僕は分かっていました」とヒョンビン。

二人の呼吸がどうだったか？と尋ねられたときは、「良かったと思います。映画の中では最後しか出会えないからもどかしかった。同じ空気、同じ空間の中で呼吸を合わせられたらどうだったかなって気になったりもしました。僕たちがまた違うジャンルでメロだったり、ラブコメだったりで共演しようねっていう話をしました。」と話していました。

そして、実際この作品の後に「愛の不時着」で共演し大ヒットしたので素敵な話ですよね。

監督からは「ヒョンビンさんの方がイェジンさんのことが好きそうに見える」という爆弾発言も(笑)確かに、インタビューの様子を見てると、ソン・イェジンが話すたびに温かく彼女を見つめるヒョンビンの姿が映っていて微笑ましかったです。