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ついに上棟式!女子が「伐採から家づくり」安全おしゃれな「ハスクバーナ」大活躍@千葉県長柄町

  • 2021年10月28日公開

こんにちは、学生時代の技術の成績は「2」!ヨムーノDIY女子部、不器用担当のヤギコです。

私は2019年12月から、ヨムーノDIY女子部として、とっても壮大な「女子が森でゼロから!家を作るプロジェクト」に参加しています。

1年半以上をかけて、木材の加工を頑張ってきました。
今回ご紹介するのは「上棟式」という、いわば家づくりの中間イベントについてです。加工作業が一区切りし、これまで取り組んできた活動を振り返る機会でもあります。

どんなイベントなのか、さっそくご紹介します。

上棟式とは

「上棟」とは、柱や梁を組み立てたあと屋根の一番高い棟木(むなぎ)を取り付る「棟上げ」を無事に終えられたことに感謝する建築セレモニーです。

建物の骨組みができたことになり、工事関係者も含めてみんなでお祝いをします。

家の四隅の柱に酒や塩、米などを撒いたら、天地四方の神に祈り、お餅やお金もまきます。ご近所さんに「これからよろしくお願いします」のご挨拶代わりでもあるのだそう。

そして「棟札」には上棟年月日を書き、一番高い棟木に取り付けるそうです。最近ではめっきりやるおうちも少なくなったと言われる上棟式を、今回は丁寧に執り行いました!

日取りを決めたら追い込み!?まるで文化祭の準備

上棟式は、当日までの準備が大変でした。文化祭に似ているかもしれません。 多くの関係者の日にちをおさえるため、上棟式の日取りを3か月前から決め、さらに雨天決行が難しいので、予備日まで押さえました。

しかし日にちが決まるということは、作業の締め切りが決まるということ!その日までに是が非でも加工や、建付けを終わらせないといけません。

当日に向けて、部員や先生だけでなく、先生の仲間や生徒さん、ヨムーノスタッフ(編集部だけでなく営業さんまで!)が、かわるがわる来ては、自分ができる精一杯の力をつかって作業しました。 私も不器用なりに、頑張りました! 

作業場で木の加工が終わると、現地に運び、柱や梁を取り付けていきます。先生の運転するクレーン車で木を持ち上げながら、慎重に作業を行いました。

今まで、作業場には屋根がありました。しかし家を建てる場所には屋根なんてありません(むしろ私たちが屋根を作る側です)。

長袖長ズボンが推奨される現場は、夏日は立っているだけでも体力を消耗します。
Tシャツがしぼれそうなほど汗をかくスタッフもいました。柱の上で作業していると、雨のように汗が降ってきます(笑)。

朝の一仕事!上棟飾りを準備

当日の朝、上棟飾りを作りました。あまり見慣れない、正解がわからない飾りを、調べながら作りました。

日の丸が3つもついた日本風の飾りは、見た目からおめでたいムード。
(個人的には、バイクにまたがって「上等だぜ!」って言ってみたい)

上棟式は、女子モード満開!お揃いアイテムで気分も盛り上がる

上棟式という名の晴れ舞台に、部員のテンションもあがり、おめかしにも力が入ります!

指先までおしゃれを忘れない女子部員も。これまで頑張ってきたみんなで迎える上棟式を楽しみにしていました。見た目は、文化祭当日です。

また今回は、梁の上に立つ作業もこともあり、グローブや安全靴を揃えました。
安全を重視したものって、古めかしいデザインの印象があったのですが、今回小物を提供してくださった「ハスクバーナ」のアイテムはかっこいいし女性でも素敵に着こなせます!

安全靴

安全靴は普通の靴と違い、つま先に鉄芯が入っていることで足を守ります。さらに滑り止めがついているので、高いところの作業も滑りにくいです。

女性のなかでも小さい“22.5㎝”の足サイズの私。
安全靴には、小さいサイズが少ないのが事実です(家づくりは、男性主体の現場であることを痛感します)。安全靴を買いたくても、サイズがなくて困っていました。

今回、ハスクバーナに自分の足に合う安全靴があり、嬉しかったです。多少、足先に余白は残るものの、靴紐で締め上げることができるのでぴったり固定できます。

グローブ

同じくグローブも、小さい私の手にもぴったり合うものがありました。
大体のグローブが大きくて、指先に余白ができてしまいます。でも、ぴったりだとこんなに安心して作業ができるんですね。

しかもハスクバーナのグローブは本革でできているので、使い込むにつれて手になじんでいくようです。そう思うと、今後の作業もすごく楽しみです。

また今回の作業は、頭より高い位置にある棟木をハンマーで打ち付けるものです。
そして、足場はいつもより不安定な木材の上。

ハンマーを振り下ろした瞬間、反動がカウンターのように自分の体にかえってきます。
足場がしっかりしているときには感じなかった、反動という力学。足場が不安定なので、思うように受け止められません。ふらつきそうになります(え、でもこれふらついちゃったらどうなるの?)。

そこで全員で装着したのが、ハーネスです。

高所作業に必要なハーネス

体に巻き付けた、黒いベルト状のアイテムがハーネスです。

正直、はじめは「平屋の高さで作業にハーネスなんて大げさかも!?」と思っていたのですが、実際行うとその考えは大間違いだったことに気づきます。

平屋の高さなら余裕…...じゃない!ハーネスが必要な理由

私たちが作っている「ヨムーノハウス(仮)」は屋根までの高さは3~4mほど。
この高さまで自力で上がり、棟木をハンマーで打ち付けます。

木登りが得意な私としては、高いところは余裕!さらに傍には鉄骨で組んだ足場もあります。しかし、ただ上がるだけではなく“作業をする”と、その余裕は吹き飛びます(焦)。

全員、ハーネスがあることの安心感に包み込まれました。 (ただハーネスも慣れていないので、つけたらつけたで怖さはあります)

自分の体についたフックを、木材に固定して動くのですが、それにより動きが制限されるんです。自分の動ける範囲を知るのがとても大事だったので、作業時は常にハーネスの可動域を考えながら動いていました。

怖さに座り込む部員たち

恐怖に襲われたのは、私だけではありません。
下から見ているには大丈夫だと思っていたのに、いざ上に立つと足がすくむ、とみんなが口を揃えました。部長のmassuも「意気込みよりも恐怖が勝った、想像以上の高さにおののいて」と語っていました。

作業以外の間は、その場に座り込むなどしてそれぞれ安全を確保。

高所でのハンマー作業

さらに、いつもより高い場所での作業は、太陽の暑さを強く感じます!力が奪われて汗となって流れていきます。
さらに、自分の背よりも高い位置にハンマーを振り下ろすのは、想像以上に力が要りました。

緻密に加工したはずの木材が組み合わさらない想定外のトラブルも。
暑い日だったので、全員が熱中症に気を付けながら進めました。

「四方固めの儀」はちょっと背徳感!?

棟木をつけたあとは、「四方固めの儀」という儀式があります。

4隅に分かれて、柱に塩・米・酒をかけていきます。
れっきとした建築儀式なのですが、背徳感を感じてしまったのは私だけでしょうか。

建物に、食べ物やお酒ってかけたことがないので、すごく貴重な体験をさせていただきました。

お餅もしっかりまきましたよ!
今回の上棟式では、仲間や自分が加工した柱や梁を見つけては嬉しい気持ちになったし、暑い日も、寒い日も、豪雨の日もがんばったみんなの努力が集結した瞬間だったと振り返りました。

屋根や壁の色を選び、いよいよ家づくり後半へ

次回は、屋根材・板金・壁材、柱の色を選びます。
外からの見た目って大事ですからね、すっごく重要な任務です。
今まで木材しか見ていなかったのが、どんどん形になるのがとても楽しいです。 次回も、大・大・大・大・大注目ですよ〜!

※緊急事態宣言中は公式活動を中止しています。

この記事を書いた人
ミセスイオン、ワークマンマニア
ヤギコ

大好き過ぎて、週7回イオンにかよっています。ワークマンのお洋服も春夏秋冬、溺愛しています。

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