【2021年の夏至はいつ?】全国の日の入り時刻・由来・行事・食べ物

  • 2021年05月12日更新

春も過ぎ、初夏を感じる6月になるとよく耳にする「夏至」。いったいどんな日なのか、ご存知ないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、夏至とはどんな日なのかや風習について解説していきます。

2021年はコロナ禍でお出かけも少なく、季節を感じられる行事などが少なくなっています。少しでも夏を感じられるように、夏至について詳しくなってみませんか?

2021年の夏至は6月21日

2021年の夏至の日は6月21日(月)です。夏至は1年で一番昼が長い日として知られていますね。

実は夏至の日、毎年異なることはご存知でしたか?ほとんどが6月21日または22日なのですが、はっきりと定められているわけではありません。

ここでは、ちょっぴり謎な夏至の日について見ていきましょう。

夏至ってどんな日?

夏至は1年の中で昼の長さがもっとも長い日です。もちろん、夜の長さが一番短い日ということになります。しかし、昼が一番長いのは7月や8月では?と感じる方も多いのではないでしょうか。

日本の6月21日は梅雨真っ只中。どんよりと曇っていることが多いのです。そのせいで体感的に昼の長さが一番長い日と感じられないことが大きな要因なんですね。

夏至は「夏に至る」と書くように暦上では夏がはじまります。気候も徐々に暖かくなっていく頃です。

沖縄では夏至の頃に吹く季節風を「夏至南風(カーチィベイ)」といいます。この風が吹くと梅雨が明けて本格的な夏が到来すると言われており、県民は心を踊らせるんだとか!

二十四節気は古来中国から伝わった暦

そもそも「夏至」という言葉はどこから来たのでしょう。

夏至という言葉は、平安時代に古来中国から伝わった暦「二十四節気」の夏の節気の1つです。

二十四節気は1年間365日を15日で24分割したもののことをいいます。昔は農作物の種まきや収穫など農業の目安として使われていました。

24分割された節気は毎年同じ時期に訪れますが、同じ日になるとは限りません。これは、二十四節気が太陽の動きによって決められるからです。

  • 春… 立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
  • 夏… 立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
  • 秋… 立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
  • 冬… 立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

二十四節気は立春からはじまり、夏至は10番目の節気。夏の節気では4番目にあたります。

夏至の日から次の節気「小暑」までの約15日間が夏至の期間です。

夏至の日照時間はどれくらい長い?

夏至は昼の時間が1年で一番長い日ですが、一体どれくらい長いのでしょう。日本は縦に長い国なので、各地で日の出・日の入り時間は異なります。そのため、地域によって日照時間にも差が生まれるのです。

各地の夏至の日の入り時刻

ここでは、国立天文台が出している2021年夏至の日の各地の日の出・日の入り時刻を見てみましょう。

  • 北海道(札幌)3:55 19:18
  • 北海道(根室)3:37 19:02
  • 宮城県(仙台)4:13 19:03
  • 東京都(東京)4:25 19:00
  • 愛知県(名古屋)4:38 19:10
  • 大阪府(大阪)4:45 19:14
  • 広島県(広島)4:58 19:26
  • 高知県(高知)4:56 19:19
  • 福岡県(福岡)5:09 19:32
  • 沖縄県(那覇)5:38 19:25

このように、夏至の日は全国的にみて日の入り時刻が19時を回っており日の長さがわかりますね。

また、夏至の日だけでみても、北海道根室市と沖縄県那覇市では日の入り時刻が1時間半以上も違うことも分かります。

夏至の反対「冬至」とは昼の時間は6時間半も違う

夏至は1年で一番昼が長い日ですが、その反対に昼の時間が1年で一番短い日が「冬至」といいます。2021年は12月22日(水)です。

夏至と冬至を比べると、福岡では約4時間半、北海道根室市では約6時間半も昼のほうが長いことがわかりますね。

  • 北海道(根室)6:47  15:45
  • 福岡県(福岡)7:19  17:15

夏至・冬至には「二至二分」という表現方法もあり、1年を4等分にしたもののこと意味します。二至二分には夏至・冬至のほかに「春分」「秋分」が含まれ、昼と夜の長さが同じ日です。

聞いたことがあるという方も多いように、二至二分は二十四節気の中でも重要な節気。そのほかの節気と比較しても、ニュースなどで季節の話題として取り上げられることも多いのが特徴です。

南半球は夏至が昼短い

地球上の国は緯度や経度によって日の出、日の入り時刻、季節の移り変わりは異なります。これは地球が地軸を中心に傾いていることと、太陽の周りを回っていることが大きく関係しているのです。

そのため、北半球と南半球では季節は真逆!北半球の夏至は昼の時間が一番長く、季節が夏に向かっているのに対して、南半球は昼の時間が一番短く、季節は冬に向かっていく日ということ。

さらに、夏至の頃の北極圏は太陽が1度も沈むことのない日が続きます。いわゆる「白夜」です。その頃、南極圏では太陽が登ることのない日「極夜」が訪れ、一日中夜または薄明るい日が続いています。

夏至に行われる世界の「夏至祭」

夏至の日には世界各地で「夏至祭」が行われています。夏至祭は太陽の生命力を得るためという意味があるお祭りです。

植物なども太陽の力で大きく成長するように、人間にとっても太陽は生命力を感じるもののひとつ。

ここでは、日本と世界の夏至祭についてご紹介していきます。

日本:伊勢市

日本で夏至の日に行われるお祭りでもっとも有名なのが、三重県伊勢市にある「二見興玉神社」で行われる夏至祭です。

二見興玉神社には「夫婦岩」と呼ばれている2つ岩があり、2つの岩の間から太陽が登る時刻に人々が禊を行います。

二見興玉神社には太陽神が祀られているため、このような行事が行われているんですね。夏至の日は太陽のエネルギーが最大になるという考えから「夏至祭」と名付けられたとされ、禊にはたくさんの人々が足を運び身を清めています。

北欧:スウェーデン

北欧は、もともと日照時間が短いエリアです。そのため、夏至にお祝いをする国が多数。スウェーデンでは、夏至に一番近い土曜日が夏至祭と定められており、その前日と前々日の2日間は祝日となるのです。

冬は特に日照時間が短く、気が滅入ってしまう人々も…。昼間の長い夏至をより楽しもうと、連休となる夏至の日にはキャンプなどアウトドアーを楽しむ人が多いんだとか!

夏至に食べる食べ物は?

よく冬至にはカボチャを食べるといいと聞きますが、夏至はとくにコレを食べるという風習はありません。しかし、一部の地域では今でも残っている風習があるので、見ていきましょう。

タコ

大阪の一部の地域では、夏至の日にタコを食べるという風習が今でも残っています。大阪はたこ焼きが名物ですし、おでんにタコ足が入っていることで有名です。

関西地域では、夏至から11日間の半夏(はんげ)と呼ばれる期間にタコを食べる風習があります。これは、タコの8本足に見立てて、稲がしっかりと八方に根を張るようにと豊作を祈願するもの。

また、兵庫県は1、2を争うタコの漁獲量を誇っていることでも知られていますね。

焼き餅

一昔前、関東地域では稲と小麦の二毛作が行われていました。夏至の頃には小麦が収穫され、畑には稲が植えられていきます。

畑で取れた小麦で作ったお餅を焼き、神棚にお供えするなどして豊作を祈願したり、みんなで食べたりしていたようです。同じ理由で、香川では収穫した小麦でうどんを食べていたと言われています。

まとめ

今までなんとなく過ごしていた夏至の日。夏至と冬至で日照時間がこんなにも違うとはおどろきですね!

さらに各地でも異なり、北海道では朝の3時代には日の出を迎えます。ということは、少し夜ふかしするだけで、外はすでに朝を迎えているのです。

関西圏の方はカルチャーショックかもしれませんね…。

昼の一番長い夏至の日、あなたは何をして過ごしますか?

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