意外と知らない【中秋の名月】2021年はいつ?何時にどの角度がベスト?読み方・食べ物・歴史まで

  • 2021年11月19日更新

秋になると月がどんどん丸くなり「中秋の名月」がやってきますね。

しかし、「中秋の名月」という言葉を聞いたことがあっても、詳しい意味や歴史を知っているという方は現代において少ないかもしれません。

そこで今回は中秋の名月の歴史や意味、お月見をするなら何時のどの方角を見上げればいいのかを紹介していきます。

気候も心地よくなるこの季節。お月見をして秋を楽しみましょう。

中秋の名月とは?意味と読み方

ここでは中秋の名月の基礎知識について簡単に解説していきます。

中秋の名月とは

中秋の名月とは、1年でもっとも月が美しく見える日のこと。読み方は「ちゅうしゅう-の-めいげつ」です。

旧暦の8月15日にあたる日で、新暦では9月中旬から10月上旬頃にあたります。

なぜ1年でもっとも月が美しく見えると言われているのかは以下の理由からです。

  • 空気が澄んでいるため、月が明るく色鮮やかに見える
  • 月を見上げるにはちょうどいい高さ

月を見る環境が1年の中でもっとも整っている季節ということですね。

「中秋」の意味

中秋の名月は旧暦の8月15日にあたる日で、まだまだ夏をイメージする日にちですよね。

しかし、旧暦では暦上の季節を次のように定めています。

  • 1~3月 「春」
  • 4~6月 「夏」
  • 7~9月 「秋」
  • 10~12月 「冬」

秋の季節は7~9月の3か月間です。そのちょうど真ん中が8月15日なため「中秋」と呼ばれるようになりました。

十五夜と何がちがう?

中秋の名月と聞いて「十五夜」を思い浮かべる方も多いでしょう。

実は、中秋の名月と十五夜は同じ慣わしです。お供えをしてお月見を楽しみます。

ただし、中秋の名月は旧暦の8月15日の1日だけなのにくらべて、十五夜は毎月15日の夜(満月の夜)を表すこともあります。

【十五夜について詳しく知りたい方はこちらもチェック】

どうしてお月見をするの?中秋の名月の歴史

どうして中秋の名月にお月見をするようになったのかというと、中国の祝日「中秋節」が大きく関係しています。

中国は唐の時代から、秋の季節に月を祀る行事として「中秋節」が行われ始め、月餅を食べながら美しい月を眺め、一家団らんを楽しんでいました。

その風習が平安時代に日本へと伝わり、貴族たちが美しい月を眺めながら和歌を詠み、観月の宴をして楽しんでいたのがはじまりです。

江戸時代には庶民へと広まり、秋の収穫を祝う「収穫祭」として月見団子やススキをお供えし、お月見を楽しんでいたのが日本でお月見の風習が広まったルーツです。

2021年の中秋の明月は9月21日

2021年の中秋の名月は9月21日です。これは旧暦を新暦に当てはめたときに日にち。よって、過去やこれからの中秋の名月は以下の日にちになります。

  • 2020年10月1日
  • 2021年9月21日
  • 2022年9月10日
  • 2023年9月29日

このように中秋の名月は旧暦の8月15日とは定められていますが、新暦では日にちが定められていません。

  • 旧暦 … 月の満ち欠け
  • 新暦 … 太陽の運行

それぞれの暦は月と太陽の変化によって日にちが定められています。

異なる2つのものを基準にしていることから、1年のはじまりの日でさえもズレが生じてしまい、おのずと中秋の名月も新暦で表すと毎年異なる日になってしまうのです。

中秋の月は、何時にどの方角に見える?

お月見をしながら食事を楽しみたいときには、何時にどの方角に月が見えるのかを把握しておくことが重要です。

月の移動は東から西と太陽の動きと同じです。そのため、月出と月入りの時間をチェックしておくことで、ある程度の月が見える方角が分かってきます。

  • 札幌 18:02(月出) 5:05(月入)  
  • 仙台 18:02     5:11  
  • 新潟 18:10     5:18  
  • 東京 18:07     5:17  
  • 大阪 18:23     5:35  
  • 広島 18:36     5:48  
  • 高知 18:31     5:44  
  • 福岡 18:44     5:57  
  • 那覇 18:53     6:13  

月出とは月が東の地平線から出てくる時刻で、月入りとは西の地平線へ沈む時刻です。たとえば、札幌市で20時頃月を見たければ東側の空を見上げ、3時頃には西側の空を見上げてみましょう。

各地で月出と月入りの時刻が異なります。天候や高い建物が周囲にあるかで見えないかもしれませんが、おおよその月出・月入りの時刻を把握しておくことで月がどの方角に見えるのか分かってきますね。

日本以外にも!世界の「中秋の名月」

実は世界の各地で中秋の名月にちなんだ行事が行われています。中国から伝わったものから、独自で生まれた収穫を祝う慣わしが今でも続いています。

東南アジアでも盛んに行われている

日本や中国のほかにも、東南アジアの主に台湾やベトナムで「中秋節」が行われています。中国同様に、月餅を贈り合い食べる風習があるようです。

韓国の中秋節「秋夕」

韓国では中秋節ではなく「秋夕」(チュソク)と呼ばれる行事があり、旧暦の8月15日に行われ、前後3日間が祝日になります。

韓国では1年間でもっとも重要な祝日と考えられ、お墓参りや地域によっては韓国相撲や舞踊りなどさまざまな行事が行われています。

アメリカのハーベストムーン

発祥は中国ではありませんが、アメリカではほぼ中秋の名月と一致する「ハーベストムーン」があります。

ネイティブアメリカンの文化が発祥という説があり、直訳すると「収穫祭」という意味があるように、9月の満月は明るく太陽が沈んでも収穫作業ができるところからきているそうです。

お月見や月を愛でる風習は無いようですが、収穫に感謝するという点は中秋の名月とおなじですね。

中秋の名月にお供えするもの

お月見といえばお団子やススキをイメージしますよね。ここでは、中秋の名月のお供えを解説していきます。

月見団子

お月見で欠かせないのが「月見団子」。満月にちなみ、お餅は丸く作るのが一般的です。

中秋の名月は十五夜と同日のため、15個準備し、ピラミッドのように重ねていきます。

月見団子はお月見が終わったら家族で食べましょう。お供え物を食べると、無病息災や幸せを得られると考えられています。

【月見団子をお供えする意味やレシピを詳しく解説】

ススキ

ススキには魔除けの効果があると言われており、神様の依り代としてお供えされます。

お月見といえばススキのイメージが強いですが、本来は稲穂をお供えしていたそうです。しかし、中秋の名月の頃になかなか稲穂を準備できないことで姿かたちが似ているススキが用いられるようになりました。

秋の七草

「春の七草」は1月7日に「七草粥」として食べる風習がありますが、「秋の七草」は見て楽しむと考えられています。

尾花(おばな)・萩(はぎ)・撫子(なでしこ)・葛(くず)・女郎花(おみなえし)・桔梗(ききょう)・藤袴(ふじばかま)が秋の七草です。

ちなみにススキは秋の七草のひとつで尾花といいます。お月見団子と一緒に華麗な花をお供えしてみるのも風情があっていいものですよ。

【秋の味覚「さつまいも」で作った月見団子もおすすめ】

忙しい毎日でも、テイクアウトで中秋の名月を楽しもう!

毎日仕事・家事・育児に追われていると、手の込んだ料理を作るのは正直しんどいですよね。

イベントのときこそは…。と思っていても、なかなか重い腰が上がらないという方も多いはず!

そんなときは、テイクアウトでお月見限定メニューを楽しみましょう♪

これなら間違いなし!マクドナルド「月見バーガー」

秋になると登場するマクドナルドの「月見バーガー」。ぷるぷるの目玉焼きは、まるでお月さま!ジューシーなベーコンに濃厚ソースをたっぷりかけた、ボリューム満点の人気メニューです。

その他には秋にしか楽しめないパイやデザート類も多く、食欲をそそられるメニューが揃っています。月を眺めながら、この季節にしか味わえない一品を楽しんでみはいかがでしょう。

見逃すな!テイクアウトでも月見を楽しもう

毎年、お月見の季節になるとうどんチェーン店やお弁当屋さんで「月見○○」と題した限定メニューがぞくぞくと登場し始めます。

過去には、ホットモットで「月見焼鳥つくね重」は秋限定で販売を開始。若鳥とつくねを甘辛いタレに絡ませ、その上からドーッンと半熟たまごを乗せて食べるお弁当です。つくねとたまごの組み合わせは満足度高め!

また、シャトレーゼではお月見を楽しめる限定スイーツを販売。お団子からウサギや満月があしらわれている濃厚プリン、フレッシュ苺をたっぷり乗せたケーキとお月見スイーツが目白押し。

秋のお月見シーズンになると、さまざまなところで限定メニューが登場します。中秋の名月には満月を楽しみながら、普段とはちょっぴり違ったグルメを楽しんでみてはいかがでしょう。

【吉野家にもお月見限定メニューが登場】

中秋の名月に秋の長夜を楽しもう

ゲームやスマホが普及され、下ばかり見て生活を送っている人が多いかもしれません。

お供えをして月を眺める。そんな風情溢れる慣わしは、日本にとってとても大切な財産です。

中秋の名月の日、空に輝く月を見上げて秋の長夜を楽しんでみてはいかがでしょう。

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