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こだわりポイント
伊豆半島の突端に近い海を見下ろす高台の上に建つ別荘。 木立の間から見え隠れする海の景観を楽しめるように2階をリビングとしています。 1階は広い通り土間を玄関として、海で使う道具を気兼ねなく置いておける場所としています。
自然に囲まれながら家族でゆったり過ごしたり、友だちを呼んでパーティをしたり、1人でゆっくり休養したり……。別荘があると、休暇の楽しみ方が一気にグレードアップします。とはいえ、活用されなければこれほど無駄な買いものもありません。しっかり吟味してプランを練りましょう。
まずは、土地選びの話からです。別荘を建てる場所は、都心のように区画整理された住宅用の土地ではありません。景観がいい場所は、交通の便が悪いことも多いですし、自然が豊かであるということは、災害や危険な生物などのリスクも大きいです。まずは、このことをしっかり認識しておかねばなりません。
しかし、裏を返せば、「土地それぞれの個性が豊かだ」と言えます。たとえば、森の中にある土地もあれば、傾斜地にある土地もあります。土地の独自性が強く、それぞれの特徴を活かしたプランを考えられるのです。これは普通の住宅では味わえない別荘づくりの醍醐味と言えるでしょう。
さらに、普通の住宅と比べて室内の設計にも土地それぞれの個性が出ます。温泉が出る場所ならお風呂を主役にしたプラン、景観がいい場所なら2階で展望を楽しむことをテーマとしたプランにすることで、土地のポテンシャルを活かすことができるのです。
このようにそもそもオリジナリティの高い別荘に、さらに施主のニーズを反映させるためには、経験豊富な建築家に依頼するのがオススメです。
たとえば、森林に囲まれた土地に建てるケースでは、建物は湿気の影響を大きく受けます。湿気による傷みの予防や、換気のシステムなど、対策を考えてから設計する必要があるでしょう。ほかにも、海の近くに建てるなら塩害対策、寒い地域に建てるなら水道などの凍結防止や雪への備えが必要になります。
ここでも、大切なことは「土地の個性に合った建て方」をすることです。一番いいのは、その土地に詳しい建築家に頼むことです。山や海の気候は、都心の平野部とは違います。その土地の気候が年間でどう変化するか、どんな風が吹き、どんな日が射すのか、どれくらい雨や雪が降るのか、湿気や気温の変化はどの程度か。こういったことをよく知っている建築家であれば、これほど心強いことはありません。ぜひ相談に乗ってもらいましょう。
建築家がさまざまな工夫を凝らしデザインをした、別荘作品をラインナップしてお届けします。
伊豆半島の突端に近い海を見下ろす高台の上に建つ別荘。 木立の間から見え隠れする海の景観を楽しめるように2階をリビングとしています。 1階は広い通り土間を玄関として、海で使う道具を気兼ねなく置いておける場所としています。
アプローチの小道から見えてくる黒い外観は、廻りの緑とよく馴染んで、落ち着いたただずまいを見せている。テラス屋根は主屋根の勾配を少し変えて同じ素材で葺き下ろし、緊張感のある外見を意図した。 室内のリビング、ダイニングは屋根の構造材を現して勾配天井とした。
周囲のカラマツ林とのつながりを得るために、思い切って開放的な構成としたリビングダイニングと、安心して休める「箱」として閉じた寝室や浴室。対照的な2種類の空間を大きな一枚の屋根で覆っています。林に突き出した広いデッキテラスではゆったりと食事や読書が楽しめます。 仕上げ材は全て地元のカラマツを採用しています。
別荘地に建つ専用別荘である。2階にリビングスペースを設け1階に個室群を集めた間取りとすることで、隣接する濃い林を避け海と桜島を眺望出来るデザインが実現した。また周辺の別荘がある程度気になるので建物の建っていない南面以外は開口部の少ない閉鎖的なファサードとした。
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