FILE 2 賃貸リノベーション×建築家

愛知県名古屋市・名古屋グランパス池見

“非日常”の空間で
大人も満足のリノベーション
「名古屋グランパス池見」

オーナーT氏

若者から大人まで
幅広い世代のニーズに応える空間を

リノベーション当時で築13年目と、決して古くはなかった、「名古屋グランパス」。にもかかわらず、オーナーのT氏がリノベーションを決意した最大の理由は、「入退去が多く、安定した収支計画が立てられなかった」こと。いわゆる学生街にあったため、入居者の多くは学生。卒業シーズンのたびにバタバタと退室者が増えていたことから、「学生の入居者だけに頼っていてはいけない」と、リノベーションを決意した。

T氏がリノベーションのテーマとして据えたのは、「物理的狭さから来る閉塞感」の解消と、学生だけでなく大人の目にも魅力的に映る「非日常の空間」。当初はリフォーム会社に相談をもちかけたが、提案内容はどれも画一的で、理想の空間は実現できそうもなかった。

こうした中、知り合いからの紹介で出会った建築家の山内氏に相談をもちかけたところ、その場ですぐにフリーハンドのプランを提示してくれるなど、柔軟な対応に好印象を持った。これなら理想の空間が実現するのではないかと考え、山内氏への依頼を決意することとなった。

before 1 before 2 before 3
問題点
  • 建物の老朽化が進み、古くなった間取りや設備などが敬遠されて空室が目立つようになっていた
  • 部分的なリフォームで一時的に入居者を増やすことはできたが、今度は家賃の滞納などの問題が
  • その場しのぎのリフォームを繰り返すのではなく、「古いものの良さ」を生かして、建物そのものに新たな付加価値をもたらしたいと考えた

建築家・山内智恵さん

「ポイントはリビングに至るまでのアプローチ。
“非日常”への入り口です」

「非日常の空間づくり」という難しい要望をクリアしつつも、物理的なスペース不足を補う工夫も求められた「名古屋グランパス」のリノベーション。建築家の山内氏がとった対応策とは?

建築家・山内智恵さん

建築家・山内智恵さん1969年愛知県生まれ。1993年独学で建築の勉強を始め、建築設計事務所勤務を経て、2004年Ai設計室を設立。「施主との会話を大切に」をモットーに、狭小住宅から都市計画まで幅広く住まいづくりに携わっている。

山内智恵さん
プロフィール

リビングまでの“ワンクッション”

オーナーのT氏からは、「他にないような、非日常が感じられる間取りにしたい」という要望をいただいていましたから、通常のリフォーム(更新)だけでなく、プラスアルファの要素を望んでいたことは十分に理解していました。その答えとして出した結論が、玄関から大きな局面を描いて続く白い壁です。以前の間取りでは、玄関をあけるとすぐに部屋が目の前に現れるような間取りで、面白みもなく、圧迫感がありました。そこで、玄関から部屋までの間に小道を設けて、日常とは違うアーチをくぐりながら部屋に入るよう演出したのです。住宅で言うところのアプローチのような役割と言えるでしょう。

広さの演出にも一役

もうひとつの要望である、「閉塞感の解消」も難しい課題でした。部屋はワンルームで専用面積が25平米と、本当に必要最低限の狭さで、さらにその中に半ば無理矢理、8畳の部屋とトイレ、キッチンなどのスペースが取られていたからです。そこで、水廻りを一カ所に集めることでムダなスペースを極力削減することにしました。キッチンの天井を下げたのは、水廻りと居室の空間をやんわりと仕切るためです。床面で仕切ってしまうと狭くなりますが、天井なら視覚的な広さを狭めずに、それぞれの空間を仕切ることができます。最終的に目指したのは、その他の空間が洋室に組み込まれたようなイメージでした。
さらに例のアプローチには、限られたスペースを広く見せる効果もあります。玄関から入ってすぐの部分はあえて狭く見せ、その後に広がるリビングスペースが視覚効果で広く見える、という寸法です。こうして、「閉塞感の解消」と「非日常の空間」を同時にかなえることができました。

before
after
リノベーションプランのポイント
  • 玄関−リビング間に曲線のアプローチを設け、非日常の空間を演出
  • 水廻りを1カ所に集中させることで、リビングスペースの広さを最大限確保
  • 空間全体を白で統一し、より広さを感じられるように
  • 水廻りスペースの天井を一段下げることで、開放感を阻害せずに空間を区切った
  • 隣室からの生活音が伝わりやすかったため、リノベーションに合わせて遮音シートも施工
  • 曲線の壁を目立たせることで、室内全体に安心感が感じられるように

~「名古屋グランパス」のその後~

リノベーション後は、周辺の同規模物件の約2~3倍程度の賃料を設定しても見学者が訪れるようになったそうです。また、水廻りを上手に集約して限られた空間を有効活用した点が評価され、建築家の山内氏は、この「名古屋グランパス」で「住まいのリフォームコンクール」優秀賞も受賞しています。現在、24戸中16戸がリノベーション済み。今後は2部屋をつなげてシェアハウスのように使える大きな1室をつくり、より幅広いニーズに対応できる空間をつくる計画もあるそうです。

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