狭小地にも負けない!敷地を活かす設計術

狭小敷地に家を建てるにはさまざまな制限が加わることもあり、敬遠されがちです。しかし、敷地が狭ければ土地代が安く済むほか、住宅も小さくなるため設計費も抑えられるというメリットもあります。狭小地をうまく活用すれば、マイホームの夢に一歩近づけるかもしれません。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

狭小敷地を活かす設計の工夫

敷地が狭ければ家を建てる際の制限も多くなりますが、こうした「狭小敷地」(一般的に約15坪=50m2以下の土地を指す)に建つ「狭小住宅」でも、さまざまな設計上の工夫を凝らすことで、住みやすく、居心地の良い住まいをつくることは可能です。

狭い敷地を活かす方法の一つとして、建物を高くつくる方法があります。平屋ではなく2階~4階建てにしたり、地下室を作ったりすればフロアを増やすことができます。また、スキップフロアとして中2階を設ければ床面積を増やせます。屋上に庭園を設けたりすることも有効でしょう。

そのほかにも、狭い敷地を広く見せる手法があります。
例えば、内部の間仕切りを少なくし、空間に広がりを持たせる方法です。また、小さくても庭などがあるなら、開口の取り方を工夫して、室内に外部を取り込むような工夫をするのもよいでしょう。視界が広がれば室内が広く感じられるようになります。
住まいを建築家に依頼する場合、過去に狭小地での設計事例がないかどうか事前に確認しましょう。プロならではの工夫や知恵を引き出せるかもしれません。

狭小住宅のさまざまな注意点

とはいえ、こうした工夫を随所に凝らしていれば、建築費が割高になるケースもあります。床面積を増やしたり、空間を広く見せたりする点を考慮しつつも、建築費を最小限に抑えることも念頭に置く必要があります。

また狭小地では、隣地との間が狭いことも多いため、近隣への配慮も忘れないようにしておきます。例えば地下室をつくるなら掘削工事が必要になりますから、近隣の土地への影響がないことを事前に確認しておきます。また、3~4階建てなどにする場合、隣家への日照の影響がないかどうかを入念に確認しておかなければ、後々近隣トラブルにつながってしまう恐れがありますので注意しましょう。

さらに、プランニングの面でも注意が必要です。3階、4階にフロアを設けるなら、上下階への動線が重要になります。「キッチンのある階とリビング・ダイニングのある階が異なる」「洗濯機置き場とベランダの距離が遠すぎる」といったプランにならないよう、生活・家事動線を考慮しましょう。建築家に依頼するなら、事前に家族の理想の住まい方や使い方について、そのイメージを伝えておけば安心です。

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上記の記事は、2011年9月2日のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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