東南角地にとらわれない!狭小地の土地選び

近年ではライフスタイルの変化から、多少狭くても立地のよい土地に家を建てたいという人が増えています。特に都市部では、15m2程度の狭小地に家を建てるケースも珍しくありません。こうした狭小地の土地選びでは、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

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絶大な人気を誇る「東南角地」

注文住宅向けの土地選びでは、昔から「東南角地」が絶大な人気を誇っています。東南角地とは、敷地の2辺がそれぞれ東と南に面した角地のこと。朝~日中にかけては日がよく当たり快適に過ごせるほか、夕方の西日を受けることがないため、日当たりの面ではこれ以上ない好条件といえるでしょう。さらに角地なら、東と南の2方向に道路があるため日射を遮る障害物もありません。こうした理由から東南角地は根強い人気を誇っており、そうでない土地に比べて価格も1割前後高くなるケースが多くなっています。

狭小地では特に注意!東南角地の落とし穴

ただし、東南角地にもデメリットはあります。東南角地は、東と南の2方向の道路に面しています。この場合、東側の道路と南側の道路からそれぞれ道路斜線制限(道路の日照等を確保するため、道路に接する建物の高さを制限する法律)の影響を、さらに北側からは北側斜線(北側にある隣地への日照を確保するため、建物の高さや形を制限する法律)の影響を受けることになるため、3方向から同時に制限がかかることになります。
土地を購入する前にこうした制限についても検討しておかなければ、せっかく東南角地を購入しても、斜線制限によるセットバック(道路の境界線を後退させること。この部分は道路とみなされ建物を建てられない)などが必要となってしまい、思うような建物が建てられなくなる可能性があるのです。
ただでさえ敷地面積の小さな狭小地でこのような制限を受けることになっては、住宅の計画にも深刻な影響をきたします。狭小地を購入して注文住宅を建てる場合はこの点を充分に考慮しておきたいところです。また、日当たりにばかりこだわるのではなく、間取りや窓の位置など、設計の工夫を凝らすことで、狭くても住みやすい住まいを手に入れましょう。

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上記の記事は、2011年10月21日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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