建築家によるリノベーションのメリット

リノベーションの依頼先として、工務店をまず思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、予算の範囲内で思い通りのリノベーションを実現させたいなら、住まい手の希望に合わせたプランやデザインを提案できる建築家に依頼するのがお勧めです。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

建築家によるリノベーションの魅力

信濃康博さんの作品事例「時代蘇生-山王マンションリノベーション」

「家族のつながり」をつくる建築家・信濃康博さんの作品事例時代蘇生-山王マンションリノベーション

建築家によるリノベーションのメリットは、まず「デザイン・機能性」にあるでしょう。
建物の機能や性能を元通りに回復させる「リフォーム」に対し、それらをより高めるのが「リノベーション」です。そんなリノベーションには、間取りや内装の大幅な変更が伴います。バスやトイレ、キッチンだけを取り換えるのとは違い、家の中全体を変えるのであれば、建物全体のデザイン統一やテイスト、機能追加、生活動線、風通し、採光などを考慮する必要があります。それらを得意としているのが、建築家です。
そしてもう1つのメリットは、住まいの専門家である建築家に、工事の費用や内容をチェックしてもらえることです。仮に工務店にリノベーションを依頼する際、工事の見積もりを出してもらいますが、それを見ても妥当かどうかの判断は難しいところです。また工事内容も同様で、専門家でない人が正しい工事がなされているかのチェックをするのは不可能に近いでしょう。しかし建築家が間に入っていれば、プロの目でチェックしてもらえるため、安心です。
ちなみに建築家の設計料は工事費の10~15%が相場です。建築家を通すと設計料の分、費用が高くなると思われがちですが、工務店に依頼した場合も設計料は発生しており、実は工事費などに含まれていたりします。なので、必ずしも「建築家だから高い」というわけではありません。

リノベーションと一緒に耐震補強も

信濃康博さんの作品事例「Oアパート(一室のリフォーム)」

「家族のつながり」をつくる建築家・信濃康博さんの作品事例Oアパート(一室のリフォーム)

リノベーションを行う際、一緒に耐震診断を行い、現在の住まいが耐震基準を満たしているかどうかを調べるといいでしょう。もし診断によって耐震改修を行う必要があると分かった場合、リノベーションと一緒に工事をすれば、解体費が1回分で済みます。よって費用を抑えることができ、作業も二度手間になりません。しかし、耐震設計は高度であるため、工務店によっては行えない場合があります。そこで推奨するのが、構造知識に長けている建築家です。建築家なら、壁や柱の強度、間取りのバランスなど耐震性を考慮したうえで、デザインや機能、部屋数といった住まい手のこだわりにも応えてくれます。耐震診断、耐震改修、リノベーションの設計は、建築家に一貫して依頼するのが効率的です。
なお、耐震診断や耐震改修を行う際、助成金を出している自治体が多くあります。受け取りの条件は自治体によって様々ですので、各自治体に確認をして、活用してみてはいかがでしょうか。

関連するコンテンツを探す

上記の記事は、2015年10月30日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

注目の建築家

ISSUE

新着お役立ち記事

記事一覧へ

how to use

建築家オウチーノの使い方

FAQ -よくある質問と答え-

TRUSTe

このページの先頭へ