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中古住宅流通シェアの国際比較。日本の今は?【O-uccino(オウチーノ)】

中古住宅の流通シェアの国際比較
日本の今は?

日本人の平均寿命は世界的にも高水準であるのに対し、日本の住宅の寿命はまだまだ低水準ということをご存知でしょうか。今後の人口減少や地球環境に配慮し、政府では優良な住宅ストック形成にようやく本腰をあげ始めました。まずは現状を見ておきましょう。

マスコットキャラクター 家之ジェシカ

世界の住宅平均寿命

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近年でこそ「200年住宅」や「長期優良住宅」など、長く住み継ぐことを前提とした家づくりが本格化してきた日本ですが、これまで長らく「建てては壊し、壊しては建てる」という発想が当たり前となっていました。そのため、中古住宅の建物が資産として認められにくく、ある程度の年数が経った一戸建ては土地代で評価され、マンションにしても築年数・立地・面積で単純に価値が決められてしまいがちです。
ところが欧米の住宅を見ると、日本の事情とは対照的なことがわかります。少し前のデータによると、日本の住宅の平均寿命は約30年。これに対して、アメリカの場合は同約44年、イギリスにいたっては同約75年と、住宅の寿命に驚くほど大きな差があります。その違いを生んでいるのが「手直ししながら住み続ける」という考え方で、長持ちさせるための配慮や工夫がいろいろ。

中古を買ってリフォーム

そんな住宅寿命の差は、中古住宅の取引件数にも直結し、各国の流通シェアを比較すると違いが明白です。アメリカでは住宅全体における中古住宅の割合が8割近く、イギリスでは9割近くを占めるのに対して、日本ではわずか3割ほど。これには「新品のほうが良い」と考える日本人の新築信仰のようなものの影響もあるでしょうし、中古物件が売れにくく、むしろ一度壊して新しく建て直すほうが高く売れるという思惑もあるでしょう。
とはいえ、今後は日本人の人口が大きく減少していくことが予想される一方、住宅の供給は過剰ぎみ。これまでのようなスクラップ&ビルドの仕組みではいずれ行き詰まることに加えて、CO2削減など地球環境を考えるうえでも住宅政策の見直しが迫られています。これらの流れを受けて政府としても、優良な住宅ストックの形成を後押しし、中古市場の活発化に今後さらなる力を注ぐ方針です。すでに長期優良住宅の新築など長寿命住宅に対する優遇税制も実施されており、関心の高まりに伴って供給が増えてくれば、優良な中古住宅の充実へとつながります。すると、新築よりも割安な中古を買ってリフォームしながら暮らすという欧米スタイルが定着し、日本の住宅の平均寿命も延びていくのではないでしょうか。

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上記の記事は、2011年7月25日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社ホームアドバイザー(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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