建築家によるリノベーションの流れ

新築はイメージしやすいけれど、リノベーションって一体どうやって進めるの?こんな声をよく聞きます。そこで今回は、実際に建築家とのリノベーションをどのように行うのか、どんな注意点があるのかを施主の役割とともにまとめてみました。

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依頼から完成までのフロー

荒木毅さんの作品事例「矢来の家(減築リフォーム)」

素朴で力強い家を創る建築家・荒木毅さんの作品事例矢来の家(減築リフォーム)

実際に建築家にリノベーションを任せる場合、どれくらいの工程や時間が必要になるのでしょう。
依頼してから完成するまでの一般的な流れを建築家に聞いてみました。おおまかにまとめると、次のようになります。
リノベーションの依頼を受けた建築家は、まず該当する建物の立地や構造などの現況調査をします。その後、リノベーションする上での要望や用途を施主から聞き取ります。
続いて設計です。建築家による提案と施主の意見を受けて修正を繰り返しながら基本的なプランを決め、それから構造や設備、間取りなどの細部の設計を固めていきます。これには4~6カ月ほどかかります。
設計が決まると、工務店が1~2カ月かけて費用の見積もりとスケジュールなどの調整を行います。それが済むといよいよ工事契約です。だいたい工事期間として3~5カ月程度かかり、完成となります。
以上は一戸建ての場合です。マンションの場合も流れは同じですが、制約が多いため、設計などにかかる期間が短くなる傾向があります。

建築家なら、こんなことだって実現可能!

さて、この流れをスムーズに進めるためには、施主はどんなことに気をつけ、どんな準備をしておけばいいのでしょうか。
建築家が、施主にお願いしたいこととして挙げているのは次の4点です。
1:新居での生活イメージを固める
どんな雰囲気かだけでなく、家族それぞれがどんなライフスタイルを送りたいのか、できるだけ具体的に考えておきましょう。
2:現在の家の問題点を把握する
新居によって解決したい問題、改善したいことなどを早めに伝えておくと設計に反映させやすくなります。
3:かけられる総予算と期日を明確にする
タイムリミットがある場合は、早めに建築家に伝えておきます。予算も「これ以上は苦しい」というラインでも良いので、あらかじめ言っておく方が、お互いに気持ちよく計画を進められるでしょう。
4:現在の家の図面や、確認申請などの資料収集をする
不動産の購入時や新築時に使った書類など、役所への申請書類の作成に役に立ちそうなものは、事前に集めておきましょう。
このポイントを押さえておけば、心配はいりません。

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上記の記事は、2015年10月23日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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