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優遇措置で3世代同居をお得にリフォーム

3世代同居のためのリフォームへの優遇措置として、所得税からの減税を行なう制度が創設されました。いったいどのような工事が減税の対象となるのか、その工事を実際に行うためにかかる費用はどれくらいで、注意点にはどんなことがあるのか。詳しく見ていきましょう。

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3世代同居の希望者は、子ども世帯で36.5%に!

2015年11月にオウチーノが実施した調査によると、子ども夫婦の36.5%が3世代同居を希望しているという結果が出ました。その理由として「自分や子どもが急病の時に心強い」「親・義親が急病の時にすぐ対応できる」「子どもが祖父母と触れ合うことができる」「共働きがしやすい」「留守中や手が離せない時に親・義親に子守りをお願いできる」などが上位の回答として上げられました。一方で希望しない理由は「気遣いが増える」「プライバシーが確保できない」「生活時間やリズムが違う」などが上げられています。リフォームによってこれらの課題が解決できれば、3世代同居が増えていくきっかけになるかもしれません。

3世代同居に関するアンケート調査

有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~49歳で子供がいる既婚男女717名
調査期間:2015年11月12日(木)~2015年11月14日(土)

「3世代同居に関するアンケート調査」の詳細はこちら

優遇措置は「水周り」の増設リフォームに注目!

では、次に優遇措置の対象となる工事内容について確認してみましょう。対象となるのは「キッチン、浴室、トイレ又は玄関のうち少なくとも1つを増設し、いずれか2つ以上が複数箇所ある場合」とされています。対象工事の限度額は250万円で最大控除額は25万円。ローンを用いて工事を行った場合も対象になります。

過去5年間のリフォーム資金の内訳と自己資金比率

キッチン、浴室、トイレ又は玄関のうち少なくとも1つを増設し、いずれか2つ以上が複数箇所ある場合に適用

実際に想定されるケースとしては、すでに玄関が2つあり今回2つ目となるキッチンの増設工事を行う場合や、今はキッチン、浴室、トイレ、玄関はそれぞれひとつしかないが今回浴室とトイレの増設工事を行う場合などがあります。一般的に2世代または3世代の住まい方として多いのが、一戸建ての1階部分に親(または子)世帯の専有居室と水周り・玄関などの共用部、2階部分に子(または親)世帯の専有居室があるケースです。玄関の増設工事については、玄関のみならず階段の設置や設置場所の確保などが個別の条件によって大きく異なるため、今回は2階部分に子(または親)世帯専用となるキッチン、浴室、トイレを増設する工事を例に話しを進めます。

水周り増設工事に必要な広さと費用の目安

まず、各工事の増設にあたり必要となる広さを把握しておく必要があります。キッチンであれば最低6平米(約3.6帖)以上は必要でしょう。ダイニングテーブルをおける広さであれば7.5平米(約4.5帖)くらいは確保したいところです。浴室も脱衣所込みで6平米(約3.6帖)がおおよその目安になります。ユニットバスを設置するのであれば特殊な形状には対応できないこともありますので注意が必要です。トイレで必要な広さは1.5平米(0.76帖換算)~2平米(1.2帖換算)程度になります。
工事費用は、2階の既存スペースを新しく増設する水周りのために使用する前提で算出しています。建物個別の事情はもちろん、使用する設備のグレードなどで費用は大きく変わりますので、あくまで目安として捉えてください。

過去5年間のリフォーム資金の内訳と自己資金比率

リフォームO-uccino調べ。金額は目安です。

3世代で暮らすためのリフォーム注意事項

工事に際しては給排水管をどの経路で設置するのかが重要なポイントです。経路が長すぎると家の中にデッドスペースが多く生まれることになりますし、その分の工事費用も高くなります。各世帯で活動時間帯が異なることも考慮し、音についてもプランニングの段階でリフォーム会社に相談しましょう。場合によっては寝室の配置など部屋の使い方の変更や、リフォームが必要になることも考えられます。電気や水道のメーターを世帯ごとに分けるかどうかも、プランニングの段階で決める必要があります。東京電力では2世帯住宅で親子の契約を別にする場合の例として、「各世帯(炊事のための設備等があり、連続性を有する部分とします。)の間が固定的な隔壁または扉で明確に区分されていて、屋内配線がそれぞれ分離して施設されている場合」は可能であるとしています。しかしこれは完全分離型の二世帯住宅の場合で、今回の例のような一部共有型では当てはまらないケースもあります。その場合は子メーターを設置するなど検討の余地はあります。まずはリフォーム会社に相談してみましょう。

取材協力
東京ガスリモデリング株式会社
タカハシ建設株式会社一級建築士事務所