これまで日本には、「家を買うなら新築が一番!」という風潮が根付いていました。しかし、最近ではその流れも徐々に変化し始めており、この数年で中古住宅のリノベーションは特に注目が集まっています。ここでは、リノベーションのメリットについてまとめました。
立地や広さなどの条件が同じであれば、新築住宅よりも中古住宅の方が安く購入できます。リノベーションを前提に中古住宅を購入した場合でも、リノベーションの規模や内容を調整すれば、新築住宅よりも割安になります。新築での住宅購入を諦めていた人や、無理なローンを組みたくないという人にとっては、中古住宅のリノベーションは魅力的な選択肢と言えるでしょう。また、同じ予算でより広い家に住みたいという人にも向いています。つまり、予算はそのままで、立地のメリットを最大限に享受できるのがリノベーションなのです。
さらに、新築住宅にはないメリットとして、「環境保護への貢献」が挙げられます。住宅を新築するには大量の資材が必要となります。中古住宅がリノベーションによって生まれ変われれば、産業廃棄物を生むことなく、その後長い年月に渡って生き続けることができます。
デザインや使い勝手、性能など、自分の好みに合わせた家を手に入れられるという点もメリットの1つです。最近ではリノベーションの事例が増えていることもあり、以前は実現できなかったさまざまな要望を満たせるようになりました。
例えばマンションのリノベーションでは、いったんスケルトン(構造体)のみの状態にすることで、設備配管や電気配線など、目に見えなかった部分を改善することができます。また、戸建て住宅のリノベーションでは、これらに加え、大幅な間取りの変更や耐震改修も同時に行うことができます。
さらに、リノベーションした住宅は資産価値が向上することも考えられます。住宅ストックの活用が盛んな欧米ではすでに、リノベーション後の物件が購入時よりも高く売れるというケースも見られます。日本では今のところ、固定資産税の償却期間を目安に資産価値が評価される傾向にありますが、今後中古住宅のリノベーションが活発になれば、欧米のような状況が生まれるかもしれません。なお、住宅の資産価値の向上を考えるなら、第三者機関が行う「既存住宅の性能評価」を受けるのもよいでしょう。
上記の記事は、2011年9月15日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。
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