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住宅ジャーナリストが教える「中古物件購入+リフォーム」連載第4回:「中古購入+リフォーム」のパートナー選びのコツ【O-uccino(オウチーノ)】

買い上手こそ!中古購入+リフォーム

中古住宅を購入して、リフォームをしてから入居するスタイルが増えています。特に買い上手ほど「中古購入+リフォーム」を選ぶ傾向に。さて、そのコツとは?

住宅ジャーナリスト/山本久美子

住宅ジャーナリスト
山本久美子

リクルートにて「週刊住宅情報」等の副編集長を歴任。独立後は、住宅関連記事の編集・執筆や講演等を行う。宅地建物取引主任者、マンション管理士、ファイナンシャルプランナー。著書に「中古マンション購入&リフォーム 得する選び方・改装術」(小学館)等。

「中古購入+リフォーム」のパートナー選びのコツ

第3回で「中古購入+リフォーム」の効率的なダンドリの仕方について説明しましたが、それを支えてくれるパートナーをどう選ぶかが重要なポイントになってきます。購入、リフォームのそれぞれのパートナーをどう選んだらよいかについて説明していきましょう。

購入のパートナーとなる不動産会社選びのコツ

中古住宅を購入する際には、仲介会社と言われる不動産会社に物件探しを依頼します。中古住宅の物件情報は、国土交通省の指定を受けた流通指定機構が運営する「レインズ」というネットワークシステムに登録することになっていますので、どの不動産会社でも同じ情報を入手できます。ただし、システムに登録する前の未公開情報を、地元に強い不動産会社が持っている場合もあります。そこで、不動産会社選びの際には、会社の規模の大小にかかわらず、希望エリアで仲介の成約実績のある会社を選ぶことをお勧めしています。
ただし、リフォームを前提に探す場合は、単に価格や広さなどのスペックで探せばよいわけではありません。そこで、次の2つの観点でパートナーを探すことが大切になります。

(1)希望条件に合う中古住宅を探してくれるか

(2)リフォームをすることまで考慮した探し方、売り主との交渉をしてくれるか

この観点から言えば、不動産会社よりむしろ担当する営業マンの力量が重要になってきます。それをはかるためには、始めのうちは数社の不動産会社に物件探しを依頼し、リフォームを前提に中古住宅を探していることをきちんと理解したうえで適切なアドバイスをしてくれるかどうか、コミュニケーションを取るなかで判断していくのがよいでしょう。信頼できる営業マンに出会えたら、その人をパートナーに選んで、物件探しを一緒にしていきましょう。

 

こんな営業マンをパートナーにしよう

■買い手のニーズをきちんと把握して、希望に合う物件を紹介してくれる

■紹介する物件の良いところだけでなく、マイナス情報も伝えてくれる

■リフォームに関する基礎的な知識があり、疑問点を解決しようとしてくれる

 

リフォームのパートナーとなるリフォーム会社選びのコツ

次に、リフォームのパートナー選びです。ひとくちにリフォーム会社といっても、工事を依頼できる事業者は多岐にわたります。それぞれに得意分野がありますので、自分の希望に合うところを探しましょう。特に、築年の古い中古住宅を探しているなら、大掛かりなリフォームを前提に、施工事例などを参考にして自分のイメージに合う会社を選ぶとよいでしょう。

リフォーム会社を選ぶ際には、複数の会社に同じ条件で、プランの提案や見積もりを依頼する「相見積もり」と呼ばれる方法を取ることが多いようです。相見積もりは、単に見積額を比較するのではなく、自分の要望を取り入れた設計をしてくれそうか、見積もりが分かりやすくて信頼がおけるかなど、パートナーとしての適格性で判断するとよいでしょう。

リフォームの依頼先はこんなにある

ハウスメーカーや不動産会社系のリフォーム会社 住宅を建てるノウハウを生かした大掛かりなリフォームが得意
住宅設備会社系のリフォーム会社 バスルームやキッチンなど水まわりの住宅設備会社と提携しているので、水まわりを中心としたリフォームが得意
その他のリフォーム会社 小規模な修繕から大掛かりなリフォームまで対応していることが多いが、得意分野は各社によって異なる
設計事務所(建築家) リフォームの設計と施工監理を行い、施工は工務店などが行う。提案型の設計を期待できるが、リフォームの経験が豊富かは事務所(人)によって異なる
ホームセンター、インテリアショップ、家電量販店など その店で購入した家具や建材、部材などを中心としたリフォームを行っている場合がある
 

リフォーム会社をいつ決めるか

リフォーム会社をいつ決めるかについては、2通りの考え方があります。一般的なのは、(1)の購入先行型です。どういった物件を購入するか分からないうちは、リフォームの規模を決めることが難しいからです。物件の状況に応じて、リフォーム会社を選択できる点がメリットです。(2)のリフォーム依頼先先行型は、築年の古い中古住宅を購入し、大掛かりなリフォームをすると決めている場合やデザイン性などで依頼したいリフォーム会社があらかじめ決まっている場合などに向くやり方です。購入しようとする物件の現地見学などに同行してもらい、希望通りのリフォームができるかどうかなどのプロの助言をもらえる点がメリットです。ただし、必ずしもすべてのリフォーム会社が、設計や工事請負の契約前に物件探しで助言してくれるわけではありません。事前に、リフォーム会社のスタンスを把握するようにしましょう。

(1)購入先行型
物件を決めてから、相見積もりを取ってリフォーム事業者を絞り込むやり方。物件選びと並行してリフォーム事業者を探しておき、購入物件の契約を終えてから、物件の現地調査をしてもらい、相見積もりによって依頼するリフォーム事業者を絞り込む
(2)リフォーム依頼先先行型
先にリフォームを依頼する会社を決めて、購入する物件について助言をもらうやり方。相見積もりによらずに信頼できるリフォーム会社を決めておき、購入する物件を相談しながら決める。購入物件契約後に具体的な設計プランや見積もりを提示してもらう

上記の記事は、2013年2月4日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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