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住宅購入と保険vol.9:女性の保険選びの注意点【O-uccino(オウチーノ)】

「女性保険」といわれる女性向けの医療保険が各保険会社から販売されています。女性特有の病気などへの保障が手厚いのが特徴です。このような特徴的な商品の存在など、保険選びにおいては、女性だからこその注意点があります。

女性向けの保険について知っておこう!

女性は、やはり女性向けの保険に入った方がいいのでしょうか?実際のところどうなのか、詳しく見ていきましょう。

プランナー

女性向けの保険とは?

いわゆる「女性保険」とは、女性特有の病気で入院した場合の給付金が、一般の保険よりも多い(上乗せされている)医療保険のことを指します。また、何年か毎にボーナスとしてお金が戻ってくるタイプの商品もあります。

女性保険の特徴

  • 女性特有の病気(※)になった場合に、給付金がたくさん出る
  • ボーナスが出るタイプもある

(※)女性特有の病気とは・・・
帝王切開/妊娠中毒症/子宮外妊娠/流産/乳腺症/乳がん/子宮筋腫/子宮内膜症/子宮がん/卵巣機能障害/卵巣がん など、女性の特有の器官・機能に関連した病気。保険商品によっては、甲状腺などの女性がかかりやすい病気や、がん全般を含めて給付金を上乗せするものもあります。

女性特有の病気に手厚い保障があるというのは、やはり女性にはありがたいですよね。こういった視点の商品があるのは消費者にとってもメリットになります。ただし、女性だからといって無条件に選んでしまうことがないように注意しましょう。

女性向けの保険に対する勘違い

女性向けの保険には、女性のことを考えてくれている特徴があります。その実情について詳しく見てみましょう。

女性特有の病気になった場合に、給付金がたくさん出る

女性特有の病気で入院をした場合に、入院給付金の額が上乗せされます。お金が多めに出る訳ですから、女性のことを考えてくれているお得な保険ということになりそうですが・・・

女性保険にかかわる事実!

保障が上乗せされている部分は、その分の保険料を払っている

女性特有の病気は、一般の医療保険でも保障される

しかし

「女性特有の病気の入院給付金が多く出てお得」と思いがちですが、実はその分の保険料はしっかり払っています。もちろん保障が手厚いのはありがたいですし、女性のことを考えてくれていることは間違いありません。しかし、多く保険料を払っているのですから、給付金は上乗せされて当然なのです。また一般の医療保険でも給付金の上乗せがないだけで女性特有の病気は保障されます。

さらに冷静に考えてみると、女性特有の病気の医療費が他の病気より割増になっている訳ではありません。そう考えると、他の病気に比べて保障が多くなければならない理由は何なのでしょうか?自分にとって保障が手厚い必要性があるかどうか冷静に判断しましょう。

給付金が上乗せされているのは、その保障を買っているということです!本当に自分に必要なものであるのかをよく考えてから入りましょう。

プランナー

ボーナスが出る保険や特約がある

何年かごとにお金が戻ってくるなんて、とってもお得な感じがしますが・・・

女性保険にかかわる事実!

元々、保障分に加えてボーナス分の保険料も払っている

しかし

お祝金などの名目で数年ごとにお金を受け取れる保険がありますが、もちろん保険会社からのプレゼントではありません。その分のお金は保険料として支払っています。戻ってきて当然なのです。

それでは、どれくらいの保険料を支払ってどれくらいのお金が戻ってくるのか計算してみましょう。

女性向け医療保険Aの事例

この医療保険Aには、生存していると3年毎に30,000円を受け取れる生存給付金特約をつけることができます。その保険料は832円(月額、35歳の場合)です。

30,000円の生存給付金(ボーナス)を受け取るために支払う保険料は
832円×12ヵ月×3年=29,952円

つまりこの保険の場合、ボーナスを受け取るために3年間で29,952円多く保険料を支払い、30,000円が戻ってきます。3年間で48円増えますが、貯蓄としてあえてこの保険を選ぶほどの利回りとは思えません。なかには貯蓄が苦手で、解約しづらい保険で貯めた方が確実という方もいらっしゃるでしょう。そのような方が自分へのご褒美的にお金を受け取りたい場合には、便利な機能です。しかし、長期的な貯蓄をお考えならば、その分を他の方法で貯蓄する方がよいかもしれません。
ちなみに、これは生存給付金なので、もし死亡した場合は受け取れません。つまり、それまでに払った特約分の保険料は戻ってこないことになります。

ボーナスが出るということは、その分の保険料を払っているということです。他の貯蓄法とどちらがお得かをよく考えて加入しましょう。

プランナー

女性向けの保険についてのまとめ

女性向けの保険とは、女性がどのような病気にかかるのかを考慮して設計された女性のための保険です。しかしここまで見てきたように、女性保険の特徴である給付金の上乗せとボーナス給付は、そのための保険料を払っているのです。無条件に、女性向けの保険は「お得」、「女性にやさしい」と思うのではなく、商品特性を十分に理解した上で加入するようにしましょう。特別にお得な訳ではありませんし、損する訳でもありません。また一般の医療保険が女性にあわない訳でもありません。大切なのは、それが自分にとって必要な保障であるのか?必要な機能であるのか?という視点で判断することです。

自分に必要な保障や機能と、それに対する保険料負担とのバランスをみて判断することが大切です。

プランナー

(注) 女性向けの保険がよくないと言っている訳ではありません。女性だからかかりやすい病気もあり、その保障が手厚いことが助けになることも事実です。一人一人の事情や考え方などに照らし合わせて、女性保険が適しているかどうかを判断することが大切です。
保険のプロであるFPが女性保険をお勧めし、実際に加入してもらっているケースも多々あります。

女性の医療保険選びのポイント

最近は保険の比較サイトや一括見積もりサービスサイトなどがあり、いろいろな保険を比較しやすくなりました。ただし、そのようなサイトを利用するにしても、そもそもどんな保障がどれくらい必要であるかという部分がはっきりしていないと良い保険を選ぶことはできません。

保険の選び方の勘違い

比較サイト等で、性別・年代別のおすすめ商品を選べば失敗しない
そのような選び方はあまり本質的ではありません!

例えば、同じ30代の女性でも・・・
独身で働いている/専業主婦/既婚で働いているなど色々な方がいらっしゃいます

さらに、もっと詳しくみていくと・・・
子供の有無、雇用形態の違い(正社員、派遣、パート・アルバイト)により、ライフスタイルは様々です

しかし

上記のように様々なライフスタイルの人に必要な保障が、みんな同じであるはずはありません。
保険に加入する際には、現在のライフスタイル、将来を見据えたライフプランを基に、必要な保障・資金計画を考えて保険を設計し、商品を選ばなければなりません。性別・年代だけで加入する保険を決めるのはやめましょう。

理想的な保険の選び方

一般的に医療保険であれば、加入する時に以下のポイントをはっきり決める必要があります。

入院日額はいくら必要か?
例えば、大部屋でよいか個室に入りたいかによっても必要な医療費の額は大きく変わってきます。
また、自分の収入または家計の状況、貯蓄状態を考えて、入院してしまった時にどれくらい経済的に困るのか?を考えることが大切です。
プラスαの機能や特約は何が必要か?
先進医療、女性疾病、通院、がん、生存給付金など、本当に必要なものは何か?
たくさん特約を付ければ保険料は高くなります。何でもあればよい訳ではありません。
保険期間はいつまで必要か?
年をとるほど病気にかかりやすいことを考えると、一般的には一生涯必要です。
保険料はいくらなら無理なく払えるか?
保障を厚くすれば、その分保険料は高くなります。自分の収入または家計の状況をふまえて、必要な保障と長期的に無理なく払っていける保険料のバランスをとることが大切です。
保険料の払込期間はいつまでにするか?
老後に収入が年金だけになってしまうなどの場合は、保険料の支払いが負担となることがあります。終身タイプの保険の場合、早めに保険料を払い終えるのか?終身で払い続けるのか?など、将来のことを考えて選択する必要があります。

このように保険に加入する時には、自分の現在の状況や将来のライフプランまでを考えて入る必要があります。特に女性の場合は、ライフスタイルが様々で、かつ結婚や出産などにより、就業形態や家計の状態なども大幅に変わってくる可能性があります。したがって保険加入後であっても、保険の見直しが必要となるケースが多くなります。自分にとって適切な保険が何であるかを十分に考えた保険選びが必要となります。

これまで見てきたように、正しく保険を選ぶためには専門的なライフプランニングの知識が不可欠です。FPなどの保険のプロにアドバイスしてもらうと安心ですよ。

プランナー
(コンテンツ監修:保険マンモス

◆保険マンモスとは?

FP(ファイナンシャル・プランナー)による無料保険相談サービスを提供している会社です。面談形式なので、利用者のライフプランに基づいた提案ができ、また、利用者の方から気軽にご質問いただくことも可能です。必ずしも提案する保険商品に加入する必要はなく、相談後のしつこい勧誘もありません。

上記の記事は、2014年2月13日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)および保険マンモス株式会社に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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