廊下のリフォーム
老朽化した廊下のリフォームにはどのような工事があり、費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。リフォームO-uccino加盟店がこれまで手がけた工事事例をもとに、工事費用の相場を確認してみましょう。その他、廊下のリフォームを行う際の注意点もあわせて紹介します。
廊下をリフォームする場合の費用について、事例をもとに見ていきましょう。
天井や壁などのクロス張り替えや、フローリングの張り替え工事が最小のリフォーム内容です。壁の一部にエコカラットを設置する工事も人気があり、いずれも10万円未満が予算の目安になります。床材をタイルや無垢材など高級感のあるものを使用した場合は20万円前後になるケースもあります。
廊下のリフォームでは、居室部分との段差解消や壁面を利用した収納スペースの設置などの工事があります。また、内装材にこだわりをもってリフォームする場合はその分費用がかかります。いずれも20万円ほど費用を用意すればこうしたこだわりが反映できるでしょう。
廊下は、玄関からLDK、寝室、子供部屋へといった具合に、通路の役目をするスペースですから安全面への配慮が重要。二世帯同居や子育て家族のリフォームでは、段差解消や滑らない床材への変更が多く見られます。
滑りにくい床材としては、カーペットやコルクが挙げられます。特にコルクは、やわらかくて弾力性があり、転んだとしてもケガをしにくいことから、子供部屋にも人気の床材。遮音性も高く、マンションなどで階下への音の配慮としても有効です。フローリングにする場合は、滑り止め加工がされたタイプを選びましょう。
狭くて暗いことが多い廊下。安全性を考えると、ライティングは重要なポイントです。廊下には人感センサーライトが重宝。暗い中、スイッチを探してつまずくこともなく、消し忘れの心配も無用なので節電対策にも一役買ってくれます。夜中に明るいライトが灯るのを避けたい場合は、フットライトにすると良いでしょう。
廊下のリフォームを行う人が、リフォーム前に疑問に思うことを集めました。知っているとリフォームがスムーズに進みます!
クロス張り替えだけなら最短で1日
施工する床や壁材の種類、施工方法、下地の状況によって日数は異なりますが、クロス張り替えだけなら1日〜2日、床は半日~2日を目安にしましょう。廊下にある階段を架け替えたり、吹抜けになっていて足場を組むような場合は、さらに日数が必要になります。
バリアフリー改修をした場合に利用できます
段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材を張るといった、バリアフリー改修を行った場合に利用できます。介護認定を受けていることが条件で、工事費の9割(上限20万円)が給付されます。申請手続きを代行してくれるリフォーム会社もあるようです。
素足に心地良いけれど、コストが割高
無垢のフローリングの利点は、冬でもヒヤッとする冷たさを感じにくく、やわらかいので足にもやさしいことです。欠点は、合板フローリングに比べ、素材の価格も張り替え費用も高めです。ただ、種類によっては比較的に安価で手に入るものも出回っています。
階段の下や、壁の厚みの隠れた空間
階段下は、トイレを設置することができるくらい、思ったよりも広いスペースがあるもの。クロゼットにすれば、背の高いものも仕舞えて重宝です。仕切りの壁内部は隠れたデッドスペース。上手く活用すれば、見せる収納などが楽しめます。
廊下のリフォームを依頼する会社を選ぶときは、こんなところをチェックすると安心度がアップします。
単純にクロスや床の張り替えで空間を整えるだけでなく、隣接する部屋とのつながりやイメージを共有するような、デザイン性にもこだわったリフォームを希望する場合、設計担当の建築士以外に、インテリアコーディネーターやインテリアプランナーといったインテリアのプロが在籍する会社を選ぶと、様々な提案が期待できます。
バリアフリー化が主な目的の場合、福祉住環境コーディネーターが在籍するリフォーム会社に相談すると良いでしょう。助成金制度も含め様々なアドバイスが受けられます。介護事業に参入している会社なら、介護に関わる問題も相談でき、ノウハウの蓄積も豊富で安心。会社の系列や実績を調べて選ぶ際の参考にしましょう。