建築家・清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品
NT.house

インナーテラスを通じて積極的に外部を取込み、光と風を感じられる居住スペース
- 依頼者の要望
- 既存建物は4階建てのビルで、数年前に行った4階のペントハウス部分の改修に続き、3階部分を居住スペースとして利用できるように改修を行った。
敷地の北側は、隣接する自宅の庭に面するため眺望が開け、敷地の南側は、緑が多い地域ではあるが、比較的交通量の多い道路に面するため、あまり積極的に開く環境ではない。これらの周辺環境に対応しながら、開放感を味わえる居住空間が求められた。
- 建築家のコメント
- 改修物件であるが、周辺環境に対応した大小2つのインナーテラスを設けることで自然を味わえる空間を提案している。
室内全体については、既存の梁を隠しながらも天井高さを確保するため、折り上げ天井と間接照明を全体にわたって採用している。各部屋の間仕切りには欄間が設けられており、空間が視覚的につながることで、広がりを感じさせるとともに、自然光が部屋の隅々まで届くようになっている。
素材と色彩に関しては、壁と天井には漆喰、床には大判タイルやカーペットを使用し、作り付けの家具を含め、全体を白系統の色彩で統一している。これにより自然光と間接照明によって。それぞれの素材感が際立つ空間となっている。
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この建築作品の基本データ
| 箇所情報 | - | 工事の種類 | リフォーム・リノベーション・増改築 |
|---|---|---|---|
| 建物の種類 | ビル一棟 | 構造 | RC造(鉄筋コンクリート造) |
| 施工面積 | - | 総工費(目安)※ | 5490万円 |
| 築年数 | 16年 | ロケーション | 郊外 |
| 施工前の間取り | 施工後の間取り | ||
| 設計・デザインのポイント | インナーテラスを通じて積極的に外部を取り込み、欄間や折り上げ天井などで空間を連続させることで、四季を通して安定した光と風を感じることのできる、半外部空間を持つ居住スペースが実現している。 | ||
| 所在地 | 東京都 | 沿線 | - |
| 工期 | - | 竣工 | - |
| メディア掲載 | - | ||
※この作品事例の登録日は、2025年08月12日です。
※総工費は設計監理料と土地代を除いた総工費の目安金額となります。
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清水裕子+清水貞博+松崎正寿 / 有限会社atelierA5建築設計事務所
東京都世田谷区経堂3-3-14
atelierA5は、清水裕子、清水貞博、松崎正寿の3人で共同設計を行っています。性別も考え方も異なる人間が意見を交わしながら、普遍的な価値、新しい価値を求めて設計を行っています。
住まい手がそ...
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