建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家を建てる地盤の強さって大事です!」

家を建てる地盤の強さって大事です!

2021/01/29 更新

見えている機械。(一枚目)



ワンボックスのバンに載ってしまうほどの大きさですが、

とても大事な調査をしてくれます。



こちら。

地盤の強さを測定するため機械なんです。



ビルのような大きな建物には不向きですが、

木造の住宅のような建物では、一般的に、こちらで計測します。



昨日。

とある案件で、この地盤調査があって、それに立ち会ってきました。



ただ。

調査は、あっという間に終了してしまいました。



その理由は。。。

堅い地盤が、とても浅いところにいたからです。

すごく喜ばしいことなんですよね。



この調査結果を受けて、必要な耐力がない場合は、

地盤の補強が必要になります。



地盤の補強にも、いろいろ種類があるんですよ。





大きく分けて、この三つです。



表層改良は、強い地盤が比較的浅い時に採用します。

言葉の通りですが、堅い地盤までの表層の土を

堅い地盤に置き換えるというイメージです。



堅い地盤が、2mを超えるようになってくると、

表面の土を固めるのが難しくなりますよね。

そもそも、そんな深くまでを改良できませんし。



そうなったら、柱状改良になります。

こちらも、言葉の通りなのですが、

コンクリートの柱を固い地盤まで打ちこむ感じですね。



コンクリートの杭で、しっかりと支えてくれているわけです。



この方法で、すべてを賄えそうなもんですが。。

あまり深くなると、これまた、あまりよくありません。



10mもしくは、それ以上になると、コンクリートではなくて、

鋼管の杭を使って家を支えることになります。



どの工法を採用する必要があるのか。

それは、地盤の調査結果によります。



なので。

地盤の調査は、しっかりとしてもらわないといけませんね。





ちなみに。

補強工事にかかる費用ですが、



表層改良<柱状改良<鋼管杭



となっています。

(基礎の大きさによって変動はありますが)



40坪程度であれば、地盤補強で、数百万円もかかることは

ありませんが、家づくりをスタートする際の資金計画では、

地盤調査費用、地盤補強費用(予算取り)がなされているのかを

しっかりチェックしてくださいね。



工事の契約してから、その分アップになると。。

大変ですので。

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