建築家・ナイトウタカシさんのブログ「キッチンは見た目だけじゃなくて。。」

キッチンは見た目だけじゃなくて。。

2021/03/03 更新

フルフラットの対面キッチン。(一枚目)

人気ありますね。



天板は、ステンレスで、バイブレーションという仕上げ。

とても質感がいいんですよ。



面材は、パインの無垢材です。

背面の収納も同じ仕様にしているので統一感あります。



こういった対面のキッチンは、調理してる時にも

家族と会話したり、様子を見たりできるのがよいところですね。



それと。

フラットにするのか、手元を隠すのかも、よく話題になります。



来客時に、手元が見えない方がよい方には、

手元隠しがあった方がよいのですが、

こちらのキッチンのお客様のように、

家族やご友人と一緒にキッチンを囲んで調理したい

という意向があれば、フラットがよいですよね。



もう一点。

左側に壁は、意図的に立てています。

構造的にはなくてもよかったんですけどね。



その理由は。。

左側に、和室があるのですが、そちらへ

油が行きにくくしたいのと、熱くなったりしたくないからです。



見た目がかっこいいからではなくて、

しっかりと意味があって、このフラット対面のキッチンにしています。





二枚目。少し色合いが違って見えていますが、

こちらも、実は、先ほどと同じく、ステンレスの天板に

パインの無垢材を組み合わせたキッチンになります。



先ほどに比べると、ずいぶん様子が違いますよね。



一目瞭然ですが。。

壁側にL字型のキッチンが設置されてますよね。



調理をしているとき、直接家族を見たりすることはできませんが、

逆に、調理に集中できるのかもしれません。



ちなみに。

コンロの周りは、キッチンパネルで囲まれていますし、

シンク前もキッチンパネルで仕上がってますので、

油跳ねや汚れを気にすることがないのはいいところです。



先ほどのキッチンでは、御家族やご友人と一緒に調理する

と書きましたが、こちらのキッチンもそれはしやすいです。



その役割を担っているのは、アイランドタイプの作業台。



この位置に作業台があれば、盛り付けのお手伝いはできますし、

調理途中で冷ましたりしないといけない場合に、

仮置きできるので、とても便利だそうです。



もう一つのキッチンは、いわゆるⅡ型になります。



シンク側をアイランドとして、対面させて、

コンロを壁側に設置してます。



三枚目。

先ほどご紹介した二つのキッチンのちょうど中間ですね。



洗い物や野菜を切ったりする際は、対面で、家族とコミュニケーションし、

調理する場合は、壁に向かって集中する。



確かに、コンロ側は汚れが目立つので、壁側にすると合理的です。



ただ、切った野菜をコンロへ移動するときに、

注意しないと、床に落ちてしまいますよ(笑)





いろんなキッチンのカタチがあります。



見た目も大事なのですが、どんな使い方をするのが

自分に一番合っているのかを、しっかり考えながら、

決めていただけるといいと思います。

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