建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(ウッドデッキとか②)㉝」

外構のお話し(ウッドデッキとか②)㉝

2024/03/01 更新

昨日は、家づくりのご要望として人気高い
ウッドデッキのお話しでした。

リビングから連続してつながるデッキ。
陽気のいい季節に、家族と友人と楽しむ。

そんなヴィジョンに魅力を感じる方って
多いかもしれませんね。

では。ウッドデッキをつくるときに
気にするといいポイントを話していて
今日はその続きです。

塗装は面倒だけど、天然木がいい!

そんな要望の方には、樹種をこだわって
セレクトすることがポイントです。

昨日ご紹介した杉ですと、劣化しやすいので、
塗装が必須でした。

ただ、樹種を変えると、状況が変わります。

杉は密度が高くないといいましたが、
南洋材(熱帯地方で取れる樹種)は、密度が高く、
無塗装でも、かなり長持ちします。
(もちろん塗装したら、なおいいですが)

色は経年で変化していきますが、
朽ちて割れてしまうようなことは少ないですよ。
(変色が気になる方は塗装してください)

天然木で、長持ちする。
って、すごく良さそうです。

とはいいつつ。気になる点はありますよ。

例えば。
密度が高くて硬いので、杉に比べると
サラッとした感じはないかなと思います。

裸足で歩きたいのであれば、
杉や米杉(レッドシダー)がいいでしょう。

それと。
硬いがゆえのことなんですけど。
工事がかなり大変なんですよね。

木材を加工するのにも一苦労。
デッキをくみ上げるときのビスを打つのも一苦労。

ドリルで穴をあけようとすると煙が出たり。
ビスを揉み込むときに、途中で折れてしまったり。。

依頼先によっては、施工性がよくないので、
工事を避けるため、別素材を提案したり、
工事費を加算したりすることもあるほどです。

それでも。
家づくりされる方の目線からすれば、
得られるメリットも大きいので、
検討してみてもよいかもしれませんね。

そうそう。
ここでいう硬い樹種の代表的なものは。

イペ、ウリン、セラカンバツくらいでしょうか。
もっといろいろありますが、ある程度実績のある
樹種にする方がよいでしょうから。


そもそも、経年での変色とか、劣化がいや!
という方には、別の素材がいいんです。

明日そのお話ししていきます。

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