建築家・ナイトウタカシさんのブログ「玄関収納のお話し⑤」

玄関収納のお話し⑤

2024/04/14 更新

昨日までは、そもそも玄関周りにあると
便利なモノたちについてお話ししてきました。

広く考えていくと、結構たくさんありますね。

ただ。
全ての人が、全てを収納する必要ないので、
ご自身で適正なモノとか容量を考えて決めていく。

そのプロセスは必要かなと思います。

現状を把握して、今後を想像する。
そんな感じでいいと思いますよ。

ということで。
玄関周りのモノたちが把握できたら、
それを収納する方法が知りたいですよね。

シューズクロークでしょう?
なんて簡単な話でもないので、
順にお話ししていきます。



最初は。
御夫婦お二人の暮らしで、
アウトドアというよりインドア派。
靴もさほど持っていない。

そんな方であれば。。
もしかすると、賃貸物件にある下足入の幅で
床から天井まで収納になっているタイプで
十分かもしれません。

幅80cmで2mほどの収納でしょうか。

でも。。
外で履く靴だけではなくて、
自分たちの、来客用のスリッパを収納したり、
下足入をカウンター替わりに使えたりするよう、
上と下に分かれたセパレートタイプにして
幅を1.2mとか1.6mにするとよいかも。

少しゆとりあれば、傘をしまったりもできますし。
とはいいつつ、余裕見過ぎるとその分、
他のスペースに影響与えるので、バランスですね。

1.6m幅で、床から天井までのトールタイプに
すると、3-4人家族でもゆったり使える容量に
なったりしますから。

ここまでは。
玄関の中に、下足入という家具を設置する形は、
靴とか以外がない場合は、合理的です。

最小限のスペースにできるので、
その分玄関を広く取れたりもしますよ。

いやいや。
そんな下足入だけでは、子供たちの道具や
アウトドアグッズが入らない。

そんな方であれば、1.0.-1.5帖程度の
土間収納があってもよいですね。

容量を増やせることはもちろんですが、
下足入みたいに戸がないので、
短辺が40cmを超えるものがある場合は
収納しやすいですね。

戸がなければ、多少はみ出せますから。

ちなみに。
シューズクロークを設ける場合、
玄関土間からのみアクセスできる形と、
玄関土間+室内からアクセスできる場合が
あります。

後者の場合、シューズクローク側を
家族用玄関として使うことができるので、
来客用の玄関をスッキリさせておくことが
できますね。

といいつつ。
家族用玄関も、ルール付けをしないと、
足の踏み場がなくなって、結局
来客用の玄関にはみ出てくようです(笑)

いやいやいや。
家族で、気に入れたキャンプをやるから
それをしっかり収納したい!
という方であれば、専用の土間収納を
用意するとよいですね。

思い切って、靴等とは別で専用の収納に
すると、ごちゃまぜにならないですよ。

ということで。
いろんなつくり方ありますよね。

長くなったので明日へ続きます。

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