建築家・ナイトウタカシさんのブログ「「和」を感じる空間にもいろいろ③」

「和」を感じる空間にもいろいろ③

2024/12/19 更新

先日から、和を感じる空間について
お話しています。

昨日は、モダンな和の空間として、
柱が見えない大壁+縁なし畳について
お話しました。

なぜ、そういう空間が主流なのか?
についてもお話してますので、気になる方は
遡ってみてくださいね。

今日はその続き。
和な空間として、これまでと違う形について。

えぇ?他にある?
って思ったかもしれませんね。

例えば。黒塗りのゴツイ柱や梁を組み合わせた
無骨な感じってありませんか?
こんな感じ。

そう。
郊外にある古民家とかって、こういう感じですよね?

古民家でも、もちろんいいと思いますよ。
でも。
建物の性能を確保したいのであればそうもいかないので。

古民家風の場合であれば、真壁という意味では、
書院造りなんかと一緒ですが、見え方は違います。

ただ、骨組をゴツくしようにも、最近では、
古民家で見るような太くて立派な柱や梁がありません。

なので。
先日ご紹介した真壁の和室で、骨組に色をつける
という感じになるでしょうね。

古民家以外にあるのかというと、例えばこちら。



こちらも、古い家とかで見たことありませんか?
大正時代とか、昭和時代の初期によくみられた
大正ロマンな雰囲気。

何かっていうと。
和をベースにした空間ではあるのですが、
その中に、色ガラスとかレトロな意味での洋風の
要素を取り入れています。

いわゆる、和洋折衷なスタイルでしょうか。

洋風が、現代的なスタイルであれば、和モダン。
昔の洋館みたいであれば、和洋折衷な大正ロマン。

このスタイルだって、いわゆる和な空間の一つですから。


ということで。
いくつかご紹介してきましたが、和な空間という意味で
すべて、該当はしますよね。

どの雰囲気が好きなのか。
どういう空間にしたいのか。

しっかりと区別しながら、設計士さんに伝えれると
目指す空間を実現してくれますよ。

みなさんは、どんな和が好きですか?

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