建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家の当たり前を考え直してみる㉕洗面脱衣2」

家の当たり前を考え直してみる㉕洗面脱衣2

2025/03/11 更新

先日から続いてる、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日は、洗面脱衣についてお話しました。
洗面台の横に洗濯機があって浴室につながる。
超合理的なカタチなのですが、それを少し
考え直してみると、違う暮らし方ができますよ。

そんなお話でした。
今日はその続きです。

洗面と脱衣の間に扉をつけることで
分けて使えるようにすると、別々で同時に
使えて便利ですとお伝えしました。

ただ、よくある2帖の洗面脱衣を扉で
分割してしまうと広さが気になりそうです。

仮に分割したとすると、洗面と脱衣の広さは
1帖になります。
ただ。1帖だからって、ピンと来ないかも。

では。
少し想像してみてください。

トイレの中で、服を脱いだり着たりする。
実際に着替えてみていいですよ(笑)

住まわれる方の体形によって違いますが
多くの方は、服を脱いだり着たりすること自体
できないことはないと思います。

ただ、両手を広げたりすると場合によっては
壁に当たるので、ストレスかもしれませんね。

しかも。
その部屋の一角に、洗濯機があるとします。

ドラム式の洗濯乾燥機って、縦型に比べて
奥行がかなり深くなっています。

洗濯パンからは、前に出っ張っていますよね。

つまり。
分割した脱衣の幅が狭い上に、洗濯乾燥機が
出っ張ってくると、さらに窮屈になるため
脱衣することが、大変に感じるかもしれません。

それと。
そもそもなんですけど、ランドリーカゴを
置く余裕はありませんよね。

なので、脱衣した服をランドリーカゴでなく
直接洗濯機に入れるという暮らし方であれば
よいかもしれません。

でも。子供が部活で着たユニフォームみたいに
分けて洗いたいものもあるはず。

脱衣を広くすればいいんじゃない?
って思ったかもしれませんね。

確かに、着替えやすさを考えて、
脱衣を分けるのであれば、広くすることは
大事な方法です。

でも。
もう一つ、不思議な当たり前がありますよね。

明日に続きます。

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