建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家の当たり前を考え直してみる㊴(家具⑧)」

家の当たり前を考え直してみる㊴(家具⑧)

2025/03/25 更新

先日から続いてる、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日は、移動できる家具の一つとして、移動する
クローゼットをご紹介しました。

毎日動かすわけじゃないにしても。。
子供の成長に合わせて、部屋を変化させたり、
子供が自立した後のことを考えると、なかなかいい。
そんなお話でしたよね。

今日はその続きです。

移動する家具を考え出すと、どんどん広がります。

給排水や電気等が接続しているキッチンとかトイレ
という住宅設備は難しいとしても、それ以外は
もしかすると、どれも対応できてしまうかも。

そうなれば、家族構成の変化に合わせて、
空間をアジャストさせていける家が実現できますよね。

将来リノベーションすればいいんじゃない?
って思うかもしれませんが、可変性があれば、
リノベーションしなくても模様替え気分で、
家を変化させていけますよ。

壁やドアで空間を仕切るのではなく、家具で仕切る。
音は遮れませんが、視覚的なプライバシーは十分
確保できますから。

そうそう、話は変わるのですが。。

造作家具のコストについて、どんなイメージを
持っていますか?

つくったことがない方はわからないかもしれません。

ただ、大量生産品と一品生産品という側面からして、
造作家具の方が高くなりそうなのは想像できますよね。

とはいっても。
実は、全てがそうだとも言い切れないんですよ。

例えば。
有名な家具ブランドで製作された家具があるとして
それと同じ仕様で製作するとしたら、場合によっては
価格が逆転することも。。

だって、「有名な」ブランドなわけですから。
そのブランドとしての価値が価格に反映されている。
そんなことだってあり得ますよね?

ブランド分の費用はなくなるので、
同じクオリティでも、よりハイグレードな製作家具を
手に入れることだってできますよ。

なので、造作家具は高い。
それって、意外にも先入観なんだと思いますよ。

つくり方次第、比較する対象次第で、
その当たり前って、崩れ去りますよ。

だったら、ぜひ造作家具で!って思いました?
設計士さんと相談しながら進めてくださいね。

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