建築家・ナイトウタカシさんのブログ「「だいたい」いくらかかるの?⑦」

「だいたい」いくらかかるの?⑦

2025/06/19 更新

先日から家づくりのパートナーを探してる
ご夫婦をもとにしたお話をしています。

昨日は、最初の概算が坪単価を目安にしてると
概算と最終見積書で乖離がある場合に
その理由を追いきれないというお話でした。

今日はその続きです。

なんとなく、他人ごととして聞いていると
あとで大変なことになったりしますよ。。

そもそも。
設計のスタート時点で、全体予算とのバランスは
確認しているわけですよね。

その時点で、かなり余裕を見て、借入を少なく
設定しているといいんですけど。。

借入の事前審査で最大枠を確保するため、
上限設定で、予算組みをしているとしたら
どうでしょう。

そこからのアップって、厳しいので、
自己資金を用意する等が必要ですよね。

それが無理なら、減額しないといけません。

キッチン等をもとの仕様に戻してみたり、
窓を当初くらいの本数にしてみたり、
仕上げを標準にしてる仕様にしてみたり。

考えられる仕様を減額したとしても、
まだ予算オーバーしてることがあるみたいです。

そうなると、規模を縮小していくことになり、
欲しかった畳スペースがなくなったり、
20帖のLDKが16帖になったり。。

それでも当初予算に届かないことも。。

実際に、私に相談しに来られた方の中には、
そういった状況に陥ってしまい、どうにもならず、
一旦諦めたなんてこともありましたから。

冷静に考えてみると気が付きます。

そうなんです。
スタート時に設定した工事金額がネックですよね。
曖昧なままスタートしたからです。

では、どうしたらいいのか。

一番いいのは、最初の段階で概算ではなく
見積もりをしてもらうことです。

ただ、先日話をした通り、経費がかかるので、
積極的にはやってくれません。

なので。
ある程度絞り込んだ後に、お願いするといいかも。

ちなみに。
私は、工務店に協力してもらいながら、
私が仮で設定した仕様をもとに、詳細見積を
作成してもらっています。

なので。
究極、全てをスタート当初に戻してもらえば、
予算に合致した金額になり、予算内で建てることは
可能になりますから。

もちろん。
何が原因でいくら増減があったのかも説明できますし
普段、説明をしています。

もう一つ。
根本的なことですが、明日お話します。

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