建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家族が応援できる防音室のつくり方」

家族が応援できる防音室のつくり方

2025/08/21 更新

子どもが音楽を学ぶとき、練習の積み重ねが何より大切ですよね?



ただ、家庭の中で「音」の問題は避けて通れません。

ピアノやバイオリンの音は、家族の生活やご近所との関係に影響を与えることって結構ありますから。



そこで頼りになるのが「防音室」です。



けれども、防音室はただ“音を外に漏らさない空間”をつくればいいわけではありません。

大切なのは「家族が応援できる防音室」にすることです。



1. 子どもが安心して練習できる空間
防音室があれば、子どもは「音を気にせず思いきり練習できる」安心感を得られます。たとえば、夕方以降や休日の朝でも、家族に遠慮せずに弾ける。それが毎日の練習のリズムを支えていきます。



2. 家族がリビングでくつろげる距離感
練習を応援したい気持ちはあっても、「テレビの音が聞こえない」「電話の声が通じない」となると、楽器を習っていない家族にとっては小さなストレスに。



防音性能だけでなく、家族の生活空間との距離や配置も考えることで、暮らしの調和が生まれます。



3. 音の響きを整える工夫
実は、防音室は“音がこもって練習しづらい”という声があることも。。

壁や天井の仕上げ材を工夫することで、楽器の響きを自然に近づけることができます。

演奏の心地よさは、練習の質を大きく左右します。



4. 成長に合わせた柔軟性
小学生のうちは親と一緒に確認しながら練習する時間があると思いますが、中高生になると、一人で没頭する時間が増えますよね。



将来的に家族も一緒に入れる広さにするのか、それとも最小限の練習室にするのか。成長を見据えたつくり方が、長く役立つ防音室を生みます。



5. 家族も心地よく応援できる空間へ
最も大切なのは、「子どもの練習=家族の我慢」にならないことです。家族が快適に過ごしながら、子どもは全力で音楽に向き合える。その環境が整えば、家族みんなが自然と応援団になれます。



音楽は子どもの人生を彩り、家族に豊かな時間をもたらします。

だからこそ、防音室は“特別な小部屋”ではなく“家族の暮らしの一部”として考えることが大切です。



ナイトウタカシ建築設計事務所では、子どもの未来と家族の暮らしを両立させる「やさしい防音室づくり」をご提案しています。

家族が自然に応援できる空間を、一緒につくっていきませんか。



防音室のことを含めて、だれかに相談してみたい。

ということであれば、こちらをご覧になってみてください。



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