建築家・ナイトウタカシさんのブログ「【防音】防音室ってどれくらいの広さが必要」

【防音】防音室ってどれくらいの広さが必要

2025/08/28 更新

お子さまの音楽教育を考えるときに、多くの親御さんが気になこと。



「防音室をつくるなら、どれくらいの広さが必要なの?」

ということです。



ピアノやヴァイオリン、管楽器など、楽器の種類や練習のスタイルによって最適な広さは変わってきます。



まず、知っていただきたいのは、「必要最低限の広さ」と「快適に使える広さ」が違うということ。

たとえば、アップライトピアノを置いて一人で練習するだけなら、3畳ほどのスペースでも設置は可能です。



しかし、狭すぎると音の響きがこもってしまい、演奏者が息苦しく感じたり、先生や家族が一緒に入ることが難しくなったりします。



目安としては、以下のように考えるとわかりやすいです。

ピアノ練習用(アップライトピアノ)
 最低限:3畳程度
 おすすめ:4.5〜6畳(レッスンや録音も可能)

グランドピアノ
 最低限:4.5畳
 おすすめ:6〜8畳(響きと余裕のある動線を確保)

ヴァイオリンやフルートなどの個人練習
 最低限:2畳程度
 おすすめ:3〜4.5畳(譜面台・椅子・収納スペースも考慮)

複数人でのアンサンブルや家族も一緒に聴きたい場合
 6〜8畳以上あると、快適に過ごせます。

それと、もう一つ大切なのは、「今の練習環境」だけでなく「将来どう使いたいか」を見据えることです。



小学生のうちは一人で十分でも、中高生になれば本格的に練習時間が増えたり、先生を呼んでレッスンを受けたり、録音や動画配信を始めたりするケースもあります。

そのときに狭い防音室しかないと、「もっと広くしておけばよかった…」と後悔につながりかねません。



また、防音室は単に「楽器が置ける」だけではなく、空気の流れや照明、収納なども含めた“快適さ”が重要です。

広さに余裕があると、演奏そのものが楽しくなり、子どもの集中力や表現力にも良い影響を与えると思います。



ナイトウタカシ建築設計事務所では、楽器やご家族の暮らし方に合わせて最適な広さをご提案しています。

「最低限でいい」ではなく、「子どもがのびのび音楽に向き合える空間」をどう実現するか。

そこにこそ、家づくりの価値があると考えています。



防音室のある暮らしを考えてみたい方は、こちらをご覧になってみてください。



子供の音楽と暮らしを応援する家防音も暮しやすさも。建築家と一緒に。

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