建築家・ナイトウタカシさんのブログ「法規制はしっかりと押さえておく」

法規制はしっかりと押さえておく

2019/02/15 更新

昨日、とある家創りのため、確認検査機関へ

行ってきました。



このブログでもよくお目見えしますが、

こういった事前の確認は、とても重要なんです。



確認申請出してから、指摘を受けて、計画変更。

そういったことがないよう、細心の注意を払っています。





そうそう。



昨日打ち合わせしてきた中で、一番の話題は、

木造3階建ての住宅の階段について。



木造3階建ての場合、条件によっては、

準耐火建築物という、普通よりもr広がりにくい家に

する必要があります。



その場合。

避難経路になる階段って、結構大事です。



木製の階段の場合は、裏側に、結構すごい

ボードを張らないといけません。



燃えてしまうと大変ですから。





それ以外ですと、鉄骨製の階段であれば、

燃えにくいということで、スケスケでもOK。



ちなみに。

木製の場合、スケスケ階段にするには、

相当な条件をクリアさせないといけないので、

現実的ではありません。



今回の相談は、私が考えている階段が、

木製なのか、鉄骨製なのかという内容。



結構グレーな内容なんですが、考え方では

OKでも、NGでもあり得ます。



それを質問したのですが。。。





窓口で対応してくれた、御年輩の方。

詳しいのか。詳しくないのか。。



何を思ったのか、鉄骨の階段は、そもそも駄目ですよ!

と言ってしまいます。。。

何度聞いても、同じ。。



だから、そもそも木製でないといけないですって。。。





その場で、法律(告示)のどこに書いてあったのかが

ハッキリわからなかったので、後日また来ますとお伝えしました。





すると。

30分ほどしたら、電話があって、

「先ほどの件ですが、やはり鉄骨の階段とはみなせないです」



「?????そもそも鉄骨ダメなんですよね?」



「鉄骨階段は、告示〇〇号に記載があって、大丈夫です」



「?????????」



これ。

実は、結構大問題なんだと思いました。



勘違いで、記憶していたことを伝える。

窓口の方が放った言葉って、下手すると設計者の解釈を

変えてしまいます。



私は、たまたま鉄骨がOKだと知っていたからいいのですが、

知らなかったら、その設計者は鉄骨の階段を採用できなくなります。



怖いですよね。。





今回のことを通じて、法規制の限らず、

思い込みせず、フラットな目線で、しっかりと

確認しながら、家創りをすることが大事だと思いました。





そういったことを再認識させてもらえてよかったです。

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