建築家・ナイトウタカシさんのブログ「基礎工事のチェック。しっかりしたいです。」

基礎工事のチェック。しっかりしたいです。

2020/01/22 更新

一味目。

とある家づくりの現場ですね。



ちょうど、昨日、鉄筋の検査だったんです。



鉄筋って。

とっても大事な役割を担うんですよ。



昔の木造の家は、基礎にコンクリートは使っていても、

鉄筋が入っていなかったりしました。。



コンクリートは、とっても頑丈で、強そうなんだけど、

引っ張られる力に、あまり強くないんです。

(イメージ付かないと思いますが)



鉄筋は、引っ張る力に強い!



ということで、コンクリート+鉄筋を使うと、

いろんな力に耐えられる基礎になるわけです。



その鉄筋の量って、どうなってると思いますか?



木造2階までは、漠然とした基準のようなものがあって、

それを使えば、特に問題ありません。

(法的に、そこまで細かな基準がないので)



でも。根拠ないと不安です。




二枚目見て何か気が付きました?



手前と奥で床の鉄筋の量が全然違います。

奥は、手前の2倍鉄筋が入ってるんですよ。



適当に??

いやいや。構造計算すると、こうなるんです。

基礎にかかる力に応じて、鉄筋の量って、変わるんですよね。



先ほどお伝えした基準の場合は、この床面は、

すべて手前の鉄筋でOKとなります。



大きな力が加わると。。。。



やはり、しっかりと構造計算してもらうことをお勧めします。



そうそう。

三枚目の現場は、先ほどより少し進んでますね。



ここでも、チェックするのに、大事なポイントがいくつかあります。



ピョコピョコ飛び出してる棒。

わざと出してるんですからね。



この棒の位置や本数、配置が大事です。



間違うと。。。

後で大変なことになります。



なので。

昨日、私も含めて、複数の目でチェック検査しました。





こういった細かなチェック。

しっかりとできる会社って、意外に少ないかもしれませんよ。



やっぱり、第三者的にしっかりとチェックしてくれる

工事監理者(建築家)にお願いするのがオススメです。

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