建築家・ナイトウタカシさんのブログ「とある現場監督の家。建て方でした!」

とある現場監督の家。建て方でした!

2020/11/13 更新

昨日、とある家づくりの建て方でした!



以前からご紹介してきていますが、とある現場監督の家です。



建て方は、大工たちが、段取りよく進めていました。



規模が大きいこともあって、たくさんの大工さんがいましたが、

結構時間がタイトになっているようでした。

(最近、日が暮れるのが早いですしね)



私は終日見ていることはできませんでしたが、

15:00頃から1時間ほど立ち会わせていただきました。



さすがに、こだわりにこだわっただけあって、

フレームを見ただけでも、いろいろ工夫が見て取れます。



といっても、かなり玄人目線の話になりますので、

それは、割愛しましょう(笑)



わかりやすいところでは。。

軒の薄さですね。



軒を深く出していることと、部材を細くさせていることで、

かなりシャープに見えますね。



それを実現するために、骨組自体にいろいろこだわってるんですよ。



それと。

たった1本だけ強度上、集成材を採用していますが、

それ以外は、全て無垢材で構成しています。



それもこだわりの一つなんですよ。



監督と一緒に現場をみて、多いに盛り上がりました!



そうそう。

こちらの家。構造見学会を開催予定みたいなので、

興味ある方は、こちらのブログをお見逃しなく(笑)





午後、とある家づくりのため、二つの敷地を視察してきました。

といっても、土地探しの方ではなくて建てる前提の敷地となります。



いつも思うことなんですが、実際に現地を見ることが

大事だなって。



周辺環境の把握ができますよね。

それって、なかなかストリートビューではわかりませんから。



そうそう。二枚目の写真の敷地。

どう思われましたか??



そうなんです。ずいぶんと高低差がありますよね。

計測してみたら、最大4mほど。。



これこそ、ストリートビューでは、わからないですね。



こういった高低差がある場合は、役所への確認が必要だったりするので、

状況を知らないと、その確認がもれてしまいますから。。



気が付いてよかったです。



こういったプロセスは、とっても大事にしています。



三枚目は、別の家づくりの現場。



キレイに、木材が並んでますよね。

これ。結構大事な役割を担う部材です。



なにかというと。。

外壁の内側に空気を通すための通気層なんですよね。



外壁に通気したら、寒いんじゃない?



いやいや。そんなことはありません。

断熱材は、その内側にありますから。



この通気。

昔の家には、一切ありませんでした。



何のためにあるのかというと。。。



蒸気を含んだ室内の空気があるとして、それが、壁の中へ入った場合、

外側へ逃げ道がなければ、壁内に残ってしまいます。



これ。結露の原因になったりするんです。



なので。

外壁側へ抜けていくようにすることで、壁内の蒸気を

外へ排出するんです。



その排出するため、この通気層が大活躍するわけです。



だから、通気層って大事なんですよ。

しかも、漠然とあってもダメなんです。



空気の流れをしっかり考えて設置することが重要ですので。



いろいろチェックしないといけませんね。

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