建築家・ナイトウタカシさんのブログ「玄関ポーチからゆとりを感じる!」

玄関ポーチからゆとりを感じる!

2021/07/17 更新

縦格子が創り出す、和の雰囲気。(一枚目)

何だか落ち着きますね。



こんな格子のある玄関ポーチって、素敵じゃないですか?



こういった格子は、見た目をよくするために採用するのではなく、

目隠しとして使うケースがほとんどです。



こちらの家の場合は、向かって右側が、駐車場、そして道路です。

歩道もある道路なので、人通りも結構あります。



玄関から出たときに、その姿が道路から丸見えというのもどうか

ということで、この格子を採用しています。



こういった格子のいいところは、閉じすぎないこと。



格子のところに、壁を立ててしまうと、結構な圧迫感になりますが

格子であれば、さりげなく遮りつつ、風通しも確保できます。

もちろん光も。



そういった目的であれば、玄関ドア部分だけでいいんじゃない?

と思われるかもしれませんが、それだと取ってつけた感じに。。



目隠しという機能的な側面は、しっかりと押さえつつ、

外観デザインのバランスもよくしておきたいですよね。





玄関のところだけだと、この格子の幅は、1/3になってしまいます。(二枚目)



なかなかイメージしにくいと思いますが。。

かなり中途半端でな見え方になりますよ。



こちらの家では、和をベースにした外観だったこともあって、

この縦格子が、とてもいいアクセントにもなってます。



この辺のバランスは、家づくりのパートナーにしっかり相談しながら、

きめてくださいね。



ちょっとした違いで、見た目が大きく違ってきますから。



ちなみに。

この格子。とても繊細で華奢に見えるかもしれませんが、

思っているより、太い材料を採用しています。



この格子がアルミでしたら、もっと細くてもいいのですが、

無垢の木材の場合、反りが出ると大変になるので、

できるだけ、ゴツイ部材がオススメ。



ゴツい素材を使っても、繊細に見せることもできますから。





三枚目の家では、玄関ドア正面の壁を格子とせず、

壁にしています。



格子にしなかった理由として。



外観のテーマが、和を感じさせるデザインではなかったことと、

こちらの場合は、ポーチの広さを確保できたことにあります。



先ほどの事例に比べて、こちらのポーチは、45cm広くなっています。

ゆったりとしたスペースなので、壁にしても圧迫感につながりません。



また、壁を立てた分、それ以外の部分については、

しっかりと開放していることも、効いてます。



これだけ広くできると、その一部を自転車置き場とか

屋外のちょっとした遊びスペースとしても使えそうです。



玄関kポーチから、多目的スペースとしての土間に変身します。





効率的な間取りというのも魅力的ですが、

無駄に見えるけど、ゆとりを感じさせる、こういったスペースも

考えてみてはいかがでしょうか?

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